*《&ruby(じらい){地雷};&ruby(グモ){蜘蛛};/Jirai Gumo》 [#wba5c10e]
 効果モンスター
 星4/地属性/昆虫族/攻2200/守 100
 このカードの攻撃宣言時、コイントスで裏表を当てる。
 当たりの場合はそのまま攻撃する。
 ハズレの場合は自分のライフポイントを半分失い攻撃する。

 [[BOOSTER7]]で登場した[[地属性]]・[[昆虫族]]の[[下級モンスター]]。~
 強大な[[デメリット]][[永続効果]]付きの[[アタッカー]]である。~

 [[攻撃]]時に[[コイントス]]が外れると[[ライフポイント]]を半分失うという[[地雷]]はやはり痛過ぎる。~
 それでも維持[[コスト]]があるわけではないので、[[攻撃表示]]の[[壁]]として場を固めることは出来る。~
 その点では「強力な[[アタッカー]]への対策」という生み出された役割を果たしたといえる。~
 普通に[[アタッカー]]として使う場合、[[【スキルドレイン】]]では投入の余地がある。

 [[アタッカー]]を[[壁]]にすることの危険性は、[[相手]]に奪われた時に[[攻撃]]に利用されてしまう事である。~
 [[《洗脳−ブレインコントロール》]]の存在から、[[守備表示]]の[[壁]][[モンスター]]より危険性は高い。~

 [[攻撃力]]2300の[[デメリット]][[アタッカー]]である[[《ゴブリン突撃部隊》]]の登場により、出番が激減した。~
 だが、一度[[攻撃]]させた後も場を固めることができ、[[《サイバー・ドラゴン》]]を一方的に倒せるのは侮れない。~

 [[《セカンド・チャンス》]]で[[コイントス]]の成功率を上昇させていれば、ある程度は安心して[[攻撃]]することができる。~
 [[自分]]のライフを極限まで削って、[[《大逆転クイズ》]]で勝負を決める[[【大逆転クイズ】]]では、このデメリットの方が生かされることになる。~

 したがって、上手く活用することが出来れば、[[デッキ]]にもよるが中々の活躍が出来る…かも知れない。

-誤解しがちだが、[[コイントス]]に失敗しても[[攻撃]]は出来る。~
[[エラッタ]]が出される前のテキスト(下記参照)では、さらに間違えやすいため要注意。~

-ちなみに、蜘蛛は昆虫ではない。~
確かに「虫」ではあるのだが、足が八本あるものを昆虫とは呼ばない。~
しかし、遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメアトラバドールを見ると、足は六本しかないのがわかる。~
これは本当に蜘蛛なのであろうか?~

-原作出身のカードではあるが、その[[効果]]は原作と全く関連性は無い。~
この[[効果]]では原作に反して、[[プレイヤー]]に[[地雷]]が仕掛けられているようである。~

-当時のエキスパートルールでは[[《ヂェミナイ・エルフ》]]が[[アタッカー]]として横行しており、これに対する[[モンスター]]がいろいろ試されていた。~
この[[モンスター]]も、その際に目をつけられた一体であった。~

-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]]、[[DUELIST LEGACY Volume.4]]収録時に二度[[エラッタ]]されている。~
[[エラッタ]]前のテキストは以下のようであり、一度目の[[エラッタ]]時にはハズレの場合にも[[攻撃]]できることが明確にされている。~
二度目の[[エラッタ]]時には[[発動]]タイミングが明確にされている。~

--[[BOOSTER7]]収録時
 このカードで攻撃する時に投げたコインの裏表を当てる。
 当たりならそのまま攻撃できる。ハズレは半分のライフを失う。

--[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]]収録時
 このカードで攻撃する時、投げたコインの裏表を当てる。
 当たりならそのまま攻撃する。ハズレは半分のライフを失い、攻撃する。

-原作・アニメにおいて―~
「決闘王国編」における初のタッグデュエルが行われた「闇遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦において登場。~
元々は迷宮に足を踏み入れた(移動・攻撃してきた)[[モンスター]]に対する罠であり、強制戦闘の後は[[モンスター]]として扱われた。~
まさに「地雷(踏み込んだ者を殺傷する)」+「蜘蛛(巣に入った者を捕食する)」と言えよう。~
その点では遊戯王初の[[罠モンスター]]ともいえる。~
もっとも当時はそのような概念はなく、OCGでは[[効果モンスター]]に([[攻撃力]]100上昇をあわせ)変更となった。~
さらに、相手の[[装備カード]]を無効化する効果を持ち合わせていて、[[《鎖付きブーメラン》]]を装備した[[《アックス・レイダー》]]を撃破した。~
その直後、[[《死のマジック・ボックス》]]で串刺しになった。~

--アニメGXでも迷宮兄弟が使用し、「十代&翔vs迷宮兄弟」戦でOCGと同じ[[効果]]・ステータスで登場している。

--アニメ5D'sでは「遊星vs氷室」戦で氷室が使用。~
先攻1[[ターン]]目に[[召喚]]され、次の氷室の[[ターン]]で[[《牛鬼》]]を[[アドバンス召喚]]する際に[[リリース]]された。~
余談だが、製作会社のHPのあらすじでは、「[[攻撃力]]2000の《地獄蜘蛛》」と誤植されていた。~
また、氷室の地下デュエルの回想シーンでも登場している。~

--原作のカード[[イラスト]]では「マインスイーパー」をモチーフにして書かれているのが分かる。

-コナミのゲーム作品において―~
プレイステーションソフト「真デュエルモンスターズ」において、なんと[[《メタル化・魔法反射装甲》]]を装備することで進化できる。~
変異後の[[モンスター]]は[[《TM−1ランチャースパイダー》]] 。~
非常に納得がいく組み合わせではあるが、[[攻撃力]]は変化しないし、[[フィールド魔法]]で強化できなくなる。~
また、DM3,7では[[攻撃力]]2200の効果なしなので、最強の[[下級モンスター]]として大活躍した。~
特にDM3の通信対戦では、[[デッキ]]内の[[下級モンスター]]のほぼ全てが[[攻撃力]]・[[守備力]]が共に2000ポイントある「コンストラクションモンスター」と呼ばれる化物揃いだったので、それらを単独で処理することの出来る唯一の[[モンスター]]でもある。~
ちなみにテキストは、「地中に潜むクモ。上を通りかかった敵は餌食となる。」

**関連カード [#h70617d8]
-[[《迷宮壁−ラビリンス・ウォール−》]]
-[[《シャドウ・グール》]]
-[[《ウォール・シャドウ》]]
-[[《迷宮の魔戦車》]]

―[[コンボ]]関連
-[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]

-[[《スキルドレイン》]]

―似たタイプのカード
-[[《電動刃虫》]]

**収録パック等 [#x6840268]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP054
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-026
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-29
-[[BOOSTER7]]

**FAQ [#x123fd41]
Q:[[コイントス]]に失敗した場合、このカードは[[攻撃]]できないのですか?~
A:いいえ、[[コイントス]]は[[ライフポイント]]を失うかの判定だけであり、このカードの[[攻撃]]の成否を決定するものではありません。~
  [[ライフポイント]]を失いますが、そのまま[[攻撃]]します。~