《地雷蜘蛛/Jirai Gumo》 †
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻2200/守 100
このカードの攻撃宣言時、コイントスで裏表を当てる。
当たりの場合はそのまま攻撃する。
ハズレの場合は自分のライフポイントを半分失い攻撃する。
BOOSTER7で登場した地属性・昆虫族の下級モンスター。
強大なデメリット永続効果付きのアタッカーである。
攻撃時にコイントスが外れるとライフポイントを半分失うという地雷はやはり痛過ぎる。
それでも維持コストがあるわけではないので、攻撃表示の壁として場を固めることは出来る。
その点では「強力なアタッカーへの対策」という生み出された役割を果たしたといえる。
普通にアタッカーとして使う場合、【スキルドレイン】では投入の余地がある。
アタッカーを壁にすることの危険性は、相手に奪われた時に攻撃に利用されてしまう事である。
《洗脳−ブレインコントロール》の存在から、守備表示の壁モンスターより危険性は高い。
攻撃力2300のデメリットアタッカーである《ゴブリン突撃部隊》の登場により、出番が激減した。
だが、一度攻撃させた後も場を固めることができ、《サイバー・ドラゴン》を一方的に倒せるのは侮れない。
《セカンド・チャンス》でコイントスの成功率を上昇させていれば、ある程度は安心して攻撃することができる。
自分のライフを極限まで削って、《大逆転クイズ》で勝負を決める【大逆転クイズ】では、このデメリットの方が生かされることになる。
したがって、上手く活用することが出来れば、デッキにもよるが中々の活躍が出来るかも知れない。
- 誤解しがちだが、コイントスに失敗しても攻撃は出来る。
エラッタが出される前のテキスト(下記参照)では、さらに間違えやすいため要注意。
- ちなみに、蜘蛛は昆虫ではない。
確かに「虫」ではあるのだが、足が八本あるものを昆虫とは呼ばない。
しかし、遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメアトラバドールを見ると、足は六本しかないのがわかる。
これは本当に蜘蛛なのであろうか?
- 原作出身のカードではあるが、その効果は原作と全く関連性は無い。
この効果では原作に反して、プレイヤーに地雷が仕掛けられているようである。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘王国編」における初のタッグデュエルが行われた「闇遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦において登場。
元々は迷宮に足を踏み入れた(移動・攻撃してきた)モンスターに対する罠であり、強制戦闘の後はモンスターとして扱われた。
まさに「地雷(踏み込んだ者を殺傷する)」+「蜘蛛(巣に入った者を捕食する)」と言えよう。
その点では遊戯王初の罠モンスターともいえる。
もっとも当時はそのような概念はなく、OCGでは効果モンスターに(攻撃力100上昇をあわせ)変更となった。
さらに、相手の装備カードを無効化する効果を持ち合わせていて、《鎖付きブーメラン》を装備した《アックス・レイダー》を撃破した。
その直後、《死のマジック・ボックス》で串刺しになった。
- アニメGXでも迷宮兄弟が使用し、「十代&翔vs迷宮兄弟」戦でOCGと同じ効果・ステータスで登場している。
- アニメ5D'sでは「遊星vs氷室」戦で氷室が使用。
先攻1ターン目に召喚され、次の氷室のターンで《牛鬼》をアドバンス召喚する際にリリースされた。
余談だが、製作会社のHPのあらすじでは、「攻撃力2000の《地獄蜘蛛》」と誤植されていた。
また、氷室の地下デュエルの回想シーンでも登場している。
- 原作のカードイラストでは「マインスイーパー」をモチーフにして書かれているのが分かる。
- コナミのゲーム作品において―
GBのDMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「地中に潜みその場所に踏み入ったものはクモの餌食となる」と書かれている。
DM3,7では攻撃力2200の効果なしなので、最強の下級モンスターとして大活躍した。
特にDM3の通信対戦では、デッキ内の下級モンスターのほぼ全てが攻撃力・守備力が共に2000ポイントある「コンストラクションモンスター」と呼ばれる化物揃いだったので、それらを単独で処理することの出来る唯一のモンスターでもある。
関連カード †
―コンボ関連
―似たタイプのカード
収録パック等 †
FAQ †
Q:コイントスに失敗した場合、このカードは攻撃できないのですか?
A:いいえ、コイントスはライフポイントを失うかの判定だけであり、このカードの攻撃の成否を決定するものではありません。
ライフポイントを失いますが、そのまま攻撃します。