遊戯王カードWiki - 《遅すぎたオーク》のバックアップ(No.4)

《遅(おそ)すぎたオーク/Tardy Orc》 †

効果モンスター
星４/闇属性/悪魔族/攻2200/守   0
このカードは召喚したターンには攻撃できない。

　デメリットアタッカーの１体であり、いわゆる「召喚酔い」を内蔵している。
　ただでさえ除去カードが溢れる環境においては、一度も攻撃できずに除去されてしまうのがことが多いだろう。
　特殊召喚すればデメリットを回避できるが、悪魔族なので特殊召喚手段が少なく、そもそも特殊召喚で出すなら上級モンスターでもいい話である。

　相手のターンに《血の代償》で召喚すれば、返しのターンで攻撃可能になる。
　同じ悪魔族の《軍神ガープ》の永続効果が適用されているなら、通常召喚でセットした後にリバースする。
　この場合召喚には該当しないため、そのターンに攻撃が可能になる。
　《悪夢再び》と《軍神ガープ》の相性もいいため、狙ってみても面白い。

　【スキルドレイン】では、「《魔のデッキ破壊ウイルス》が撃てる」「《スキルドレイン》がなくても最低限攻撃表示の壁にはできる」辺りが強みとなる。
　ただ、ウイルスとの相性では《可変機獣ガンナードラゴン》が非常に強力なライバルとなるため、あまり優先順位は高くない。

「Tardy」とは、「のろい、遅い、遅刻した」といった意味。
イラストも踏まえると、バスに乗り遅れたということだろう。
召喚ターンに攻撃できないのもそのせいなのだろうか。

名前や見た目、及びバスの後部座席から覗いているのが《セコンド・ゴブリン》である事から、バスに乗り遅れているのは《ジャイアント・オーク》の様だ。
属性・種族・ステータスも一致するので、一種のリメイクだと言える。
- 《ジャイアント・オーク》は基本的に使い捨てのアタッカーとして運用されるが、こちらはフィールドに長く留まることによって有効に働く。
  利用法は根本的に異なるので、どちらを使うかはデッキや環境と相談しよう。

元になった《ジャイアント・オーク》は筋骨隆々のゴツい見た目のモンスターだが、このカードはかわいらしいデザインのリュックやバスに乗り遅れて涙目になっている様子など、妙に愛嬌がある。
もっとも《セコンド・ゴブリン》のイラストで目を回して倒れている様子もあるので、見た目より可愛げのあるモンスターなのかもしれない。