*《&ruby(ちょうまじん){超魔神};イド/Ido the Supreme Magical Force》 [#ja296641]
 効果モンスター
 星6/闇属性/悪魔族/攻2200/守 800
 このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
 次のターンのスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚し、
 このカード以外の自分フィールドに存在するモンスターを全て破壊する。
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分はモンスターを通常召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができない。
 「超魔神イド」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック11 付属カード>書籍付属カード#f2292945]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[コントローラー]]に対し強力な[[召喚制限]]を課す[[永続効果]]と、[[自分]]の[[フィールド]]に1枚しか存在できない[[ルール効果]]。~
 さらに[[カードの効果]]で[[破壊]]された際に[[自己再生]]し、[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[破壊]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[《ネフティスの鳳凰神》]]が「次の[[自分]]の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]」に[[特殊召喚]]されるのに対し、この[[カード]]は「次の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]時」に[[特殊召喚]]される。~
 よって、[[自分]]の[[ターン]]にこの[[カード]]が[[カードの効果]]で[[破壊]]された場合、次の[[相手]]の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]に[[特殊召喚]]されることになる。~
 これにより、[[攻撃]]の際に[[《炸裂装甲》]]などで[[破壊]]されても、次の[[相手]]の[[ターン]]には復活し[[壁]]となってくれる。~
 ただし、この[[カードの効果]]により[[壁]]となる[[モンスター]]はこの[[カード]]1体だけになってしまうので過信はできない。~
 場持ちがいい分、護りが1体ではノーガードになり易く、この[[カード]]より[[フィールド]]上の[[相手]]の方が[[攻撃力]]が高い場合は、いくら復活したところで沈黙するしかない。~
 また、この[[カード]]の[[自己再生]][[効果]]は[[カードの効果]]による[[破壊]]でなければ[[発動]]せず、[[バウンス]]や[[除外]]はもちろん、この[[カード]]の[[攻撃力]]は2200しかないので、「[[帝]]」をはじめとする多くの[[上級モンスター]]には、簡単に[[戦闘破壊]]されてしまう。~
 以上のように、運用には悩まされる点が多く、この[[カード]]を有効に使うための工夫無しに[[デッキ]]に組み込むのはかなり難しい。~

 使用する場合は専用の[[デッキ]]を組み、大量の[[除去]][[効果]]や、[[自分]]や[[相手]]の能力値を増減させる[[効果]]をもった[[魔法・罠カード]]を投入するのが有効だろう。~
 [[相手]]がこの[[カード]]を[[戦闘]]で[[破壊]]する手立てがなく、その場凌ぎで[[除去]][[効果]]をもった[[カード]]を連発するような状況に持っていければしめたものである。~
 そのためにも、この[[カード]]より[[攻撃力]]が高い[[モンスター]]は徹底的に[[除去]]していく必要がある。~
 [[相手]]の[[召喚]]に対し[[《激流葬》]]を[[発動]]させるのが非常に有効だが、こちらは[[制限カード]]なので[[《闇の仮面》]]などを投入しない限りは何度も使うことは出来ない。

 この[[カード]]は[[悪魔族]]なので[[《魔族召喚師》]]の採用も考えられる。~
 その[[モンスター効果]]を使えば、この[[カード]]が[[戦闘破壊]]されてしまった場合でもすぐに立ち直ることが出来る。~
 さらに[[《魔族召喚師》]]が[[フィールド]]を離れても、その[[効果]]により[[破壊]]されるので、自身は次の[[ターン]]には復活することが可能である。~
 また[[悪魔族]]専用の[[罠カード]]である[[《ヘイト・バスター》]]との相性はなかなかのもの。~
 [[相手]]の[[ライフ]]に大きな[[ダメージ]]を与えつつ、実質[[相手]][[モンスター]]だけを[[除去]]することができる。~

 また、この[[カード]]を[[相手]]に[[送りつけ]]ることで[[召喚]][[ロック]]が可能。~
 この[[カード]]の[[デメリット]]を利用することで、[[相手]]の攻め手を一気に遅らせることが出来る。~
 また、この[[カード]]は[[闇属性]]なので[[《終末の騎士》]]から墓地に送ることが出来ることを利用し[[《ギブ&テイク》]]を使うことでかなり容易に[[ロック]]をかけることができる。~
 [[シンクロ召喚]]の素材、[[アドバンス召喚]]のための[[リリース]]に使われることもないので、比較的有効な戦術ではある。~
 さらに、[[ロック]][[カード]]で[[送りつけ]]たこの[[カード]]の[[攻撃]]を封じ、[[バーン]]や[[直接攻撃]]で[[相手]]の[[ライフポイント]]を0にするという戦略も考えられる。~
 [[《呪魂の仮面》]]を装備することができれば[[ロック]]でき毎[[ターン]]何もせずに500の[[ダメージ]]を与えることができる。~
 [[相手]]の[[デッキ]]の構成によっては、つまり自身の[[カード]]を[[破壊]]したり[[送りつけ]]たりする[[カード]]が[[相手]]の[[デッキ]]に入っていない場合、何も出来ないまま[[ターン]]が経過するのを待たざるを得ない状況にすることも出来るだろう。~
 対抗手段がある場合でも、[[《収縮》]]からの[[自爆特攻]]や[[《サンダー・ブレイク》]]などの、この[[カード]]を場から取り除くための[[カード]]を[[相手]]に使わせると考えれば中々お得。~
 ただし、[[相手]]の場で[[カードの効果]]で[[破壊]]された場合は、また[[自分]]の場に戻ってきてしまう点には注意。~
 不用意に[[モンスター]]を[[召喚]]すると、漏れなく[[《激流葬》]]を受けることになるだろう。

-[[召喚]]ではなく[[通常召喚]]が不可能になる。~
つまり[[モンスター]]を[[セット]]することも[[デュアル]][[モンスター]]の[[再度召喚]]も出来なくなる。~

-「[[自己再生]]し[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[破壊]]する[[誘発効果]]」は一つの[[誘発効果]]であり、[[特殊召喚]]と[[破壊]]は同時なのでタイミングを逃さずに[[《生還の宝札》]]などの[[効果]]を[[発動]]させる事も可能である。

-[[《ネオス・ワイズマン》]]等の[[効果]][[破壊]][[耐性]]持ち[[モンスター]]ならば、[[自己再生]]時の掃除に巻き込まれずに済む。

-Vジャンプの付録で、この[[カード]]と[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]、[[《薔薇の刻印》]]の3枚を使った[[コンボ]]が紹介されている。~
しかし、これでは[[《薔薇の刻印》]]で奪う[[モンスター]]が居なくなってしまうので、《超魔神イド》の[[召喚]]ができない。


-「魔神」という名前を持つ[[モンスター]]は多数いるが、「ま''じ''ん」と読む[[カード]]と「ま''し''ん」と読む[[カード]]が混在している。~
前者はこの[[カード]]や[[《炎の魔神》]]など。~
後者は[[天魔神]]、[[三魔神]]など。

-「イド」とは精神分析の構造論における無意識的衝動の源泉のこと。~
意識の外にある「それ」という意味で、Es(エス)とも呼ばれる。(エスはドイツ語、イドはラテン語)~
多くの精神分析治療を通し、人間の心の世界は「イド(エス)」「自我(エゴ)」「超自我」の3つで構造化されると考えられている。~
他にもフランクの使用した[[カード]]は精神分析に由来したものが多い。
他にもフランクの使用した[[カード]]は《不死のホメオスタシス》・《悪意の波動》・《精神汚染》・《深層へと導く光》・《ゲシュタルト・トラップ》等精神分析に由来したものが多い。

-また、この[[モンスター]]のデザインは映画『禁断の惑星』に登場するイドの怪物をモデルにしたものと思われる。~
劇中では不可視のエネルギー体であるイドの怪物だが、宇宙船を襲う際にバリアに遮られて空中に浮かび上がる姿が酷似しているのだ。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「龍可vsフランク」戦においてフランクが使用。~
《&ruby(シンメトリー){L⇔R}; ロールシャッハー》を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]された。~
アニメでの[[モンスター効果]]は以下のようになっていた。
 このカードが自分フィールド上に存在する限り、
 それ以外の自分フィールド上のモンスターは全て破壊される。
 このカードは破壊されたターンのエンドフェイズに
 自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
[[戦闘破壊]]時でも[[効果]]が[[発動]]可能であるうえ、復活も[[エンドフェイズ]]と早く、OCGよりも明らかに強力だった。~
フランクはこの[[効果]]により[[《古の森》]]の[[効果]]や[[《サンライト・ユニコーン》]]の[[攻撃]]により[[破壊]]されたこの[[カード]]を何度も蘇らせた。~
さらにこの[[カード]]を[[自爆特攻]]させることで、[[魔法カード]]《悪意の波動》・《精神汚染》の[[効果]]を[[発動]]し龍可を追い詰めた。~
[[攻撃]]名は「バイオレント・エゴイズム」。

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#a7ad39d0]
-[[《ネフティスの鳳凰神》]]

-[[《異星の最終戦士》]]

//―《超魔神イド》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#l78e1a4c]

**収録パック等 [#h7a10697]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック11 付属カード>書籍付属カード#f2292945]] VB11-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#ua00cde5]
Q:この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]された時に[[破壊]]する[[効果]]は、[[特殊召喚]]を行う処理と一連の[[効果]]処理になりますか?~
  それとも[[特殊召喚]]された後に新たに[[破壊]]する効果が[[発動]]しますか?~
A:[[特殊召喚]]を行う処理と[[破壊]]する処理は一連の[[効果]]処理になります。また、[[特殊召喚]]を行う処理と[[破壊]]する処理は同時に行う扱いになります。(08/08/21) 

Q:[[自分]]の[[ターン]]に[[破壊]]された場合、[[自己再生]]は次の「[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]」ですか?~
A:はい、次の「[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]」に[[特殊召喚]]されます。(08/08/21) 

Q:[[《ソロモンの律法書》]]で[[スタンバイフェイズ]]が[[スキップ]]されたり、[[《ギャンブル》]]で[[ターン]]自体が丸ごと[[スキップ]]された場合、[[特殊召喚]]はどうなりますか?~
A:その場合、次の[[スタンバイフェイズ]]というタイミングが過ぎてしまい、その次の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]になっても[[特殊召喚]]されません。(08/08/21) 

Q:このカードが[[表側表示]]で存在する時にこの[[カード]]を[[リリース]]し[[アドバンス召喚]]、あるいは[[融合素材]]とし[[融合召喚]]、[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]できますか?~
A:いいえ、この[[カード]]を[[墓地へ送り>墓地に送る]][[アドバンス召喚]]、[[融合召喚]]、[[シンクロ召喚]]を行う事自体できなくなります。(08/08/21) 

Q:[[《砂漠の光》]]などで複数枚が同時に[[リバース]]した場合、最後の[[効果]]はどうなりますか?~
A:[[自分]]で[[破壊]]する《超魔神イド》を選択して、残り1体になるように[[破壊]]します。(08/08/21) 

Q:[[《スキルドレイン》]][[発動]]中に[[特殊召喚]]された場合、処理はどうなりますか?~
A:[[墓地]]から[[特殊召喚]]はされますが、全体[[破壊]]は処理されません。(08/08/25)~

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//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。