*《&ruby(ちょうまどうけんし){超魔導剣士};−ブラック・パラディン/Dark Paladin》 [#u3bd1963]
 融合・効果モンスター
 星8/闇属性/魔法使い族/攻2900/守2400
 「ブラック・マジシャン」+「バスター・ブレイダー」
 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 手札を1枚捨てる事で、魔法カードの発動を無効にし破壊する。
 このカードの攻撃力は、フィールド上及びお互いの墓地に存在する
 ドラゴン族モンスター1体につき500ポイントアップする。

 [[黒魔導の覇者]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[融合素材]]は[[《ブラック・マジシャン》]]と[[《バスター・ブレイダー》]]。~
 [[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できない[[召喚ルール効果]]と、[[魔法カード]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[誘発即時効果]]を持つ。~
 また、[[墓地]]及び[[フィールド]]上の[[ドラゴン族]][[モンスター]]の数に比例して自身の[[攻撃力]]を上昇させる[[永続効果]]も併せ持つ。

 [[魔法カード]]を[[無効]]化する[[効果]]は、[[手札コスト]]を要するため、[[手札]]が切れるまで[[魔法>魔法カード]]を連発されると防ぎ切れない。~
 類似[[効果]]を持つ[[モンスター]]には[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]と[[《ナチュル・ビースト》]]が存在するが、前者はノー[[コスト]]、後者も[[デッキトップ]]を2枚[[墓地に送る]]だけである。~
 [[融合召喚]]は[[手札]]の消費が激しく、[[効果]][[発動]]の際にも[[手札コスト]]を要求するこの[[カード]]の制圧力は劣る。~
 [[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]と比べても、[[罠カード]]を[[無効]]化することができない点で劣っている。~

 それでも[[魔法カード]]への[[耐性]]は十二分に強力で、[[融合モンスター]]の中でも比較的場持ちは良い。~
 [[《王宮のお触れ》]]の併用も十分検討できるが[[【お触れホルス】]]よりも[[ロック]]は弱いため、[[ロック]]を固めるよりも[[攻撃力]]上昇[[効果]]を活かして速攻で決着を付けたい。~
 また、[[《メカニカル・ハウンド》]]との併用で[[相手]]の[[魔法カード]]を封殺できるが、[[最上級モンスター]]のため[[デッキ]]に組み込むのは難しい。~

 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]や[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]にはない長所として、互いの[[フィールド]]と[[墓地]]の[[ドラゴン族]]の数だけ[[攻撃力]]を上昇する[[永続効果]]を持つ。~
 [[《バスター・ブレイダー》]]とは違い、[[自分]]の[[フィールド]]上と[[墓地]]の[[ドラゴン族]]もカウントされるため、能動的に使うことができる。~
 だが、この[[カード]]の[[融合素材]]は2体とも[[ドラゴン族]]ではなく、特に[[ドラゴン族]]と[[シナジー]]する[[効果]]を持っているわけでもない。~
 さらには[[最上級モンスター]]であるため、むやみに[[【ドラゴン族】]]に組み込むのは難しい。~
 [[ドラゴン族]]の[[融合モンスター]]と[[《融合》]]などを共有できることを活かした専用[[デッキ]]での活用が望ましいと言える。~

 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《F・G・D》]]を指定することで、即座に[[攻撃力]]を2500上昇させることができる。~
 この[[モンスター]]自身も[[特殊召喚]]できるため、腐ることは少ない。~
 [[効果]]の性質上[[墓地]]に送りやすい[[《仮面竜》]]・[[《軍隊竜》]]等は[[攻撃力]]の[[強化]]に利用できる。~
 [[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]できる[[《ボマー・ドラゴン》]]も使用後に[[攻撃力]][[強化]]に利用できるため、有力候補となる。~
 [[《凡骨の意地》]]と[[ドラゴン族]]の[[通常モンスター]]を複数枚[[デッキ]]に投入するという手もある。~
 [[《凡骨の意地》]]で[[ドロー]]した[[ドラゴン族]][[通常モンスター]]を[[手札コスト]]に使えば[[魔法>魔法カード]]を繰り返し[[無効]]化し、[[攻撃力]]も[[強化]]できる。~
 [[攻撃力]]が[[強化]]された状態で[[召喚]]し[[《拡散する波動》]]で[[全体攻撃]]すれば、[[相手]]ライフに大[[ダメージ]]を与えることができる。~
 [[墓地]]に[[ドラゴン族]][[モンスター]]が溜まった後は、[[《龍の鏡》]]で[[《F・G・D》]]も[[召喚]]できる。~
 だが、《超魔導剣士−ブラック・パラディン》の[[攻撃力]]が大幅に下がることを頭に入れておこう。~

 [[融合素材代用モンスター]]を使用すれば比較的簡単に[[手札融合]]できる。~
 [[《融合呪印生物−闇》]]の[[起動効果]]による[[特殊召喚]]は[[融合召喚]]ではないので、このカードには使えない。~
 同じ[[融合素材代用モンスター]]でも、[[デッキ]]内の[[《融合》]]の[[サーチ]]もできる[[《沼地の魔神王》]]の方が優先される。~
 また、[[融合素材]]が共に[[最上級モンスター]]なので[[《融合解除》]]を用いて[[連続攻撃]]を決めれば2900+2500+2600=8000で、丁度[[1ターンキル]]も可能である。~
 そのため、[[融合素材代用モンスター]]を使わず[[正規>正規融合]]の[[融合素材]]を揃えて[[融合]]するのも一つの手である。~

 [[《ブラック・マジシャン》]]は[[《召喚師のスキル》]]、[[《バスター・ブレイダー》]]は[[《竜破壊の証》]]で[[手札]]に呼び込む事ができ、[[手札融合]]に繋げやすい。~
 また、[[《熟練の黒魔術師》]]・[[《熟練の白魔導師》]]は[[魔力カウンター]]が3つ乗れば[[効果]]によって[[融合素材]]となる[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
 [[《熟練の黒魔術師》]]・[[《熟練の白魔導師》]]は高い攻守を誇るものの、[[《サイバー・ドラゴン》]]の[[攻撃]]に耐えられない。~
 [[《召喚師のスキル》]]・[[《竜破壊の証》]]・[[《融合賢者》]]、[[《テラ・フォーミング》]]+[[《フュージョン・ゲート》]]等を使い、高速で[[魔力カウンター]]を乗せたい。~
 特に、[[《収縮》]]・[[《突進》]]等で[[戦闘]]を補助すれば、[[攻撃]]してきた[[《サイバー・ドラゴン》]]を迎撃しつつ[[魔力カウンター]]を乗せることができる。~
 [[融合素材]]を[[特殊召喚]]する[[モンスター]]と[[《トゥーンのもくじ》]]・[[《召喚師のスキル》]]・[[《竜破壊の証》]]・[[《融合賢者》]]等が揃えば、1[[ターン]]で[[融合]]できる。~
 [[融合素材]]が共に強力な[[最上級モンスター]]であるため、[[《フュージョン・ゲート》]]で[[除外]]した[[融合素材]]を[[《異次元からの帰還》]]で[[帰還]]させても良い。

-「パラディン(paladin)」とは、かつてヨーロッパの多くの国で見られた、一定の高位にある騎士である。~
日本では「聖騎士」「聖堂騎士」「聖戦士」と訳される傾向にある。~
[[カード名]]には「剣士」とあるが、[[戦士族]]ではなく[[魔法使い族]]である。~
[[魔法剣士>《魔法剣士ネオ》]]と[[魔導戦士>《魔導戦士 ブレイカー》]]は[[魔法使い族]]なのだが、[[聖戦士>《アマゾネスの聖戦士》]]と[[聖導騎士>《聖導騎士イシュザーク》]]は[[戦士族]]だったりする。~
また、同じ「魔導騎士」でも[[《魔導騎士 ディフェンダー》]]は[[魔法使い族]]なのだが、[[《魔導騎士ギルティア》]]は[[戦士族]]である。~
[[英語名]]では[[《天空勇士ネオパーシアス》]]・[[《白竜の聖騎士》]]・[[《闇竜の黒騎士》]]が「パラディン」の名前を持っている。

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs海馬」戦にて闇遊戯が使用。~
[[《二重魔法》]]によって[[発動]]された[[《融合》]]により[[融合召喚]]された。~
闇遊戯が対[[《青眼の白龍》]]として投入していた[[《バスター・ブレイダー》]]の能力を[[融合]]で最大限にまで引き出し、[[《拡散する波動》]]との[[コンボ]]で[[オーバーキル]]を行った。~
原作では魔法無効化[[効果]]が備わっておらず、[[攻撃力]]上昇に[[墓地]]の[[ドラゴン族]]をカウントしなかったため、OCG化の際に大きく強化されている。~
アニメオリジナルでは「闇遊戯vsヴィヴィアン」戦にて再登場。~
そちらではOCG同様の[[効果]]にて登場し、ほのぼのとした決闘をカッコよく終わらせるというニクい演出をしてくれた。~
[[《拡散する波動》]]を使用しての[[攻撃]]名は「&ruby(ちょうまどうれっぱざん){超・魔・導・烈・波・斬};」。~
//但し、アニメでは区切ることなく続けて発音している。~
ヴィヴィアン戦では「超魔導無影斬」となっていたが、これが通常の[[攻撃]]名なのだろう。~
~
「バトルシティ編」の結末において、遊戯が城之内との決闘のために[[デッキ]]を組んでいた際、テーブルに置いてあった[[カード]]の一枚。

--原作では、[[融合モンスター]]カードは存在せず、素材[[モンスター]]がカードゾーンに存在する。~
にもかかわらず、「バトルシティ編」では[[《青眼の究極竜》]]を[[ドラゴン族]]1体として扱っていた。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]のスピードデュエルではこの[[カード]]と[[《ブラック・マジシャン》]]、[[《バスター・ブレイダー》]]をスキャンする事で隠し[[デッキ]]「魔導剣士の降誕」が使用できる。~

**関連カード [#g05a6cc2]
-[[《ブラック・マジシャン》]]
-[[《バスター・ブレイダー》]]

-[[《マジック・キャンセラー》]]
-[[《サイレント・ソードマン LV7》]]

-[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]

-[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]

-[[《ナチュル・ビースト》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#ha1bb9d6]
-[[【ブラック・パラディン】]]

**収録パック等 [#oe717297]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP160 &size(10){[[Ultra]]};
-[[黒魔導の覇者]] 303-051 &size(10){[[Secret]],[[Ultimate]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[LIMITED EDITION 5>LIMITED EDITION#n3f3fa61]] LE5-001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP034 &size(10){[[Rare]]};

//**FAQ [#h9549ced]
//Q:~
//A: