永続魔法 (1):以下の効果から1つを選択して発動できる (このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。 ●EXデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、 そのモンスターにカード名が記された融合素材モンスター1体をデッキから墓地へ送る。 このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったモンスター及びその同名モンスターを特殊召喚できず、 そのモンスター効果を発動できない。 ●自分の墓地のモンスターを融合素材として除外し、機械族・闇属性の融合モンスター1体を融合召喚する。
Vジャンプ(2023年8月号) 付属カードで登場する永続魔法。
「エクストラデッキから公開した融合モンスターにカード名が記された融合素材1体をデッキから墓地へ送る効果」または「機械族・闇属性を墓地融合する効果」のいずれかを選択して発動する効果を持つ。
同名カードの制約は同一ターンに同じ効果を選択できないのみにかかっており、(テキスト通りに解釈すれば)同一ターンに2つの効果を1度ずつ発動することができる。
1つ目の効果は、サーチではなく墓地送りとなった《融合徴兵》のようなものである。
墓地へ送られたモンスター(及びその同名カード)はこのターンは特殊召喚も効果の発動も封じられるので、活用手段は限られる。
墓地融合の融合素材や墓地コストに用いるのが真っ当な手段だろう。
やや回りくどいが、召喚は制限されていないので、サルベージとコンボすれば実質サーチとなる。
返しのターン以降は制約も解けるため、相手ターンで使用可能な墓地効果を持つものを選ぶのも良い。
「カード名が記された融合素材モンスターを墓地へ送る」点では《E・HERO プリズマー》が競合相手となる。
あちらはサポートの多いモンスター且つコストで墓地へ送る点が優位点だが、一方で召喚権を必要とする点や召喚反応型罠カードにも弱いので、一長一短と言える。
2つ目に関しては《オーバーロード・フュージョン》を参照。
この効果だけで見ると、永続魔法故に除去に弱い、サーチ手段が少ない、発動回数制限がある、フィールドのモンスターを融合素材にできない等、あちらに劣る部分が多い。
とは言え、1つ目の効果で墓地肥やしを行った後にこの効果にスムーズに移れるのはこちらの大きな利点である。