*《&ruby(つばき){椿姫};ティタニアル》 [#z8afbe0c]
*《&ruby(つばき){椿姫};ティタニアル/Tytannial, Princess of Camellias》 [#top]
 効果モンスター
 星８/風属性/植物族/攻2800/守2600
 自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター１体をリリースして発動する。
 フィールド上に存在するカードを対象にする魔法・罠・効果モンスターの発動を
 無効にし破壊する。
//英語名未表記カード　英語名を表記したらこの部分は削除
//VJ7月号
//http://tw.f3.page.bid.yahoo.com/tw/auction/c37567112
 (1)：フィールドのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
 自分フィールドの表側表示の植物族モンスター１体をリリースして発動できる。
 その発動を無効にし破壊する。

　[[CROSSROADS OF CHAOS]]で登場した[[風属性]]・[[植物族]]の[[最上級モンスター]]。~
　[[植物族]][[モンスター]]を[[リリースする]]事で、[[フィールド上のカード]]を[[対象に取る効果>対象をとる（指定する）効果]]の[[カードの発動]]を[[無効]]にして[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~
　[[植物族]][[モンスター]]を[[リリース]]することで、[[対象をとる>対象をとる（指定する）効果]][[カードの発動]]を[[無効]]にし[[破壊]]する[[誘発即時効果]]を持つ。~

　[[【植物族】]]待望の切り札となってくれる[[最上級]]である。~
　この手の[[カード]]にありがちな「この[[カード]]を[[対象]]にする」「[[植物族]]を[[対象]]にする」「１体を[[対象]]にする」などの縛りが一切ない。~
　さらに[[対象]]にさえなれば、[[破壊]]する[[効果]]以外のものも[[無効]]にすることが出来るので、多くの[[モンスター]]が苦手とする[[除外]]や[[バウンス]]、[[表示形式]]を変更する[[効果]]にも強い。~
　そのため、[[《次元幽閉》]]などはもちろん、[[《炎帝テスタロス》]]以外の全ての[[帝]]や[[《サイクロン》]]も[[無効]]にできる。~
　[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の[[効果]]を[[無効]]にできる上に[[戦闘]]では相打ちであるため、[[【ダムドビート】]]に対して相性がよいだろう。~
　[[《ダンディライオン》]][[《ブラック・ガーデン》]]と共に運用すれば[[リリースする]][[モンスター]]には困らない。~
　[[召喚制限]]もないので、[[手札コスト]]などで[[墓地]]に送ってから[[《ロードポイズン》]][[《増草剤》]]で[[蘇生]]させるのもいいだろう。~
　[[召喚制限]]や[[デメリット]][[効果]]は一切なく、[[ステータス]]も高いため、[[【植物族】]]で切り札として活躍できる[[最上級モンスター]]。~
　[[《ローンファイア・ブロッサム》]]による[[リクルート]]、[[《ギガプラント》]]や[[《ロードポイズン》]]などによる[[蘇生]]が可能である。~
　[[植物族]]なので、[[除去]]されても各種[[特殊召喚]][[カード]]ですぐに[[フィールド]]に復帰できるのもこの[[カード]]の大きな利点と言えるだろう。~

　似たような[[効果]]を持つ[[《超古深海王シーラカンス》]]と比べた場合、[[無効]]化の範囲が[[フィールド]]上の全てのカードに及ぶ点と[[《トレード・イン》]]に対応する点で優り、[[自分]]から[[リリース]]する[[モンスター]]を引っ張って来れない点で劣る。~
　もっともあちらは[[《伝説の都 アトランティス》]]の元では[[リリース]]一体で[[召喚]]できるため、どちらが優れているとも言い難い。~
　さらに[[自分]]の[[植物族]]１体を[[リリース]]することで、[[フィールドのカード]]を[[対象とする>対象をとる（指定する）効果]]あらゆる[[効果]]を[[無効]]にすることができる。~
　[[対象さえとる>対象をとる（指定する）効果]]ならば、その[[カード]]の種類、複数の[[カード]]を[[対象とする場合>対象をとる（指定する）効果]]を問わず、[[バウンス]]や[[表示形式]]の変更も捉えられる。~
　非常に多くの[[カードの効果]]に対して有効であり、[[リリース]]には[[綿毛トークン]]などの[[植物族]][[トークン]]を利用できる点も優秀である。~

　また、この[[効果]]はこの[[カード]]自身も[[コスト]]にできるので、いざとなったら自身を[[リリース]]することも重要になってくるだろう。~
　特に[[墓地]]からの[[特殊召喚]]を得意とする[[【植物族】]]にとって、[[《次元幽閉》]]・[[《因果切断》]]等の[[除外]]に関する[[カード]]は危険であり、自身を[[リリース]]しても[[無効]]にする必要があるだろう。~

-[[植物族]]で初めての[[レベル]]８[[モンスター]]（初の[[最上級モンスター]]は[[レベル]]７の[[《スプリット・Ｄ・ローズ》]]）。~
[[《ロードポイズン》]]の存在もあり、長い間控えられていた高い[[攻撃力]]を持った[[植物族]]の[[最上級モンスター]]がようやく登場した。~
[[モンスター効果]]もさることながら、何よりも[[植物族]]で[[召喚制限]]がなく2800の[[攻撃力]]というのがこの[[カード]]の魅力である。
-容易に出せる[[攻撃力]]2800であり、登場当初は高い評価を得た。~
特に[[【レスキューシンクロ】]]に[[《ローンファイア・ブロッサム》]]とセットで投入したタイプはこの[[カード]]の名前を意識した[[【猫姫】>【レスキューシンクロ】#variation1]]と呼ばれた。~
ただし、万能だったわけではなく[[攻撃力]]3000の[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]や[[《古代の機械巨竜》]]に[[《裁きの龍》]]などは苦手とする相手だった。~

//-原作・アニメにおいて―~
-[[効果]]について
--[[無効]]にした[[カード]]は[[破壊]]できるので、[[モンスター効果]]を[[無効]]にする場合は、その[[モンスター]]本体を[[破壊]]できる。~

//-コナミのゲーム作品において―~
--[[自分]][[フィールドのカード]]だけではなく、[[相手]][[フィールドのカード]]を[[対象]]とした[[カード]]も[[無効]]にできる。~

--「[[カードの発動]]」だけでなく、[[《ブレイズ・キャノン》]]等の既に[[表側表示]]で存在する[[カード]]の「[[効果の発動]]」に対しても無効にできる。~
//↑公式ＨＰ FAQ http://yugioh.faq.konami.jp/EokpControl?&tid=44962&event=FE0006
なお、[[リリース]]できるのは[[テキスト]]通り「[[表側表示]]の[[植物族]]」のみであり、[[セット]]状態のものは[[リリース]]できないので注意。

-神話・伝承において―~
元ネタはかの有名なシェイクスピアの歌劇「真夏の夜の夢」に登場する妖精の女王「ティタニア」（タイタニア、ティターニアとも）だろう。~
--[[無効]]にできる[[カード]]にどんなものがあるのかは、「[[対象をとる効果>対象をとる（指定する）効果]]」の項を参照するとよくわかる。~
[[ダメージステップ]]でも使用できる[[効果]]なので、[[《収縮》]]や[[《ミニチュアライズ》]]等も[[無効]]にすることができる。~

-[[植物族]]では初めての[[レベル]]８[[モンスター]]である。~

-モデルは、シェイクスピアの歌劇『真夏の夜の夢』に登場する妖精の女王「ティタニア（タイタニア、ティターニア）」だろう。~
ティタニアは[[妖精王オベロン>《妖精王オベロン》]]の妻、妖精の女王として登場している。~
伴侶たる[[オベロン>《妖精王オベロン》]]も辟易するほどに気位の高い性格をしていたようである。~
ちなみに、このティタニアの原型は、ローマの[[月の女神>《月の女神 エルザェム》]]ダイアナ（Diana）とされている。~
~
また、「椿姫」の元ネタは、アレクサンドル・デュマ・フィス（通称「小デュマ」）の恋愛小説「椿姫」だろうか。~
幾度も舞台化・映画化された、有名な海外小説。~
ちなみにこちらの読み方は「つばきひめ」である。~
そもそも普通は「椿」だけで「つばき」と読むことに注意。
ちなみに、この「ティタニア（Titania）」は、ローマの詩人オウィディウスが月の女神「[[ディアーナ（Diana）>《光の精霊 ディアーナ》]]」への呼称として[[ティタン（Titan）>《岩の精霊 タイタン》]]の女性形を使ったことが語源とされている。~

**関連カード [#w8c3e903]
-[[《超古深海王シーラカンス》]]
--「椿（つばき／camellia）」はツバキ科の常緑高木数種の総称である。~
照葉樹林の代表的な樹木で光沢のある葉を持ち、冬から春にかけて赤色大輪の五弁花を開く。~

//―《カード名》の姿の見られるカード
--「&ruby(つばき){椿姫};」となっているのは、アレクサンドル・デュマ・フィス（通称「小デュマ」）の恋愛小説『&ruby(つばきひめ){椿姫};』が由来だろうか。~

-[[JUDGMENT OF THE LIGHT]]の[[《桜姫タレイア》]]以降、[[「姫」と名のつくレベル８の植物族モンスター群>シリーズカード#Princess]]が登場している。~
現在[[《紅姫チルビメ》]]までで４体存在し、[[攻撃力]]と[[守備力]]のいずれかが2800になっている他、[[属性]]もいわゆる[[四属性>属性]]でばらけている。~
またモチーフの面でも、四季を代表する花の名前と、様々な神話の女神の名前を持つという共通点がある。~
これらは冬の花である椿から始まり[[春の桜>《桜姫タレイア》]]・[[夏の向日葵>《姫葵マリーナ》]]・[[秋の椛>《紅姫チルビメ》]]と季節順にリリースされている。~
[[LEGACY OF THE VALIANT]]ブースターパックガイドでは、この４体を指して「[[植物姫>シリーズカード#Princess]]」と称している。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]ではEXステージのアキが使用する。~
アニメでは使用されていないが、[[第10弾>DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略！！−]]からは専用ボイスが用意されている。~
また、[[《夜薔薇の騎士》]]と[[《薔薇の刻印》]]をスキャンすると出現する隠し[[デッキ]]「&ruby(おちつばき){落椿};」にこの[[カード]]が入っており、アイコンにも使用されている。~
（ちなみに「落椿」とは、がくの部分から花が丸ごと落ちる椿の特徴的な散り方を指す言葉で、春の季語でもある）~

**関連カード [#card]
-[[植物姫>シリーズカード#Princess]]

―類似[[効果]]
//フィールドのカードを対象とする効果の発動を無効（対象が自身のみのものは除く）
-[[《星杯の守護竜》]]
-[[《チューニングガム》]]
-[[《月光紅狐》]]

-[[《古聖戴サウラヴィス》]]

-[[《超魔導騎士−ブラック・キャバルリー》]]
-[[《ナチュル・ガイアストライオ》]]
-[[《真青眼の究極竜》]]

-[[《聖刻天龍−エネアード》]]

//―《椿姫ティタニアル》の姿の見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**収録パック等 [#dc591744]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【植物族】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[CROSSROADS OF CHAOS]] CSOC-JP029 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP043 &size(10){[[Super]]};
-[[デッキビルドパック シークレット・スレイヤーズ]] DBSS-JP041 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};

**FAQ [#qdf2a4db]
Ｑ：[[耐性]][[効果]]は、[[チェーンブロック]]を作る[[効果]]ですか？分類は何ですか？~
Ａ：[[チェーンブロック]]を作り、[[誘発即時効果]]になります。(08/07/19)
**FAQ [#faq]
Ｑ：[[効果]]分類は何ですか？~
Ａ：[[チェーンブロック]]を作る[[誘発即時効果]]です。(08/07/19)

Ｑ：[[耐性]][[効果]]は、[[ダメージステップ]]時に[[発動]]できますか？~
Ａ：[[調整中]](08/07/21)
Ｑ：同一[[チェーン]]上で[[効果]]を複数回[[発動]]できますか？~
Ａ：はい、複数回[[発動]]できます。(08/08/27)

Ｑ：このカード自身を[[リリース]]できますか？~
Ａ：[[調整中]](08/07/21)
Ｑ：[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]や[[《剣闘獣ガイザレス》]]のような複数の[[カード]]を[[対象にとる効果>対象をとる（指定する）効果]]をこの[[カードの効果]]で[[無効]]にできますか？~
Ａ：はい、できます。(08/07/19)

Ｑ：[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]のような複数枚のカードを[[対象にとる効果>対象をとる（指定する）効果]]も自身の[[効果]]で[[無効]]にできますか？~
Ａ：はい、その場合でも効果を発動できます。(08/07/19)
Ｑ：この[[カード]]自身を[[リリース]]して[[効果]]を[[発動]]できますか？~
Ａ：はい、できます。(08/08/04)

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(Ａ：発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
Ｑ：[[ダメージステップ]]で[[効果]]を[[発動]]することは可能ですか？~
Ａ：はい、[[発動]]でき、[[ダメージ計算時]]にも[[発動]]可能です。~
　　また、この[[カード]]自身が[[戦闘]]を行う[[ダメージ計算時]]でも自身を[[リリース]]することができます。(09/01/10)

Ｑ：[[ダメージステップ]]で[[戦闘破壊]]が確定した[[モンスター]]を[[リリース]]して[[効果]]を[[発動]]できますか？~
Ａ：いいえ、[[発動]]できません。(13/11/01)

//質問だけの投稿は禁止。ここは｢質問と、それに対する事務局の回答｣の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『Ａ：（発売をお待ちください）』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《椿姫ティタニアル》,効果モンスター,モンスター,星8/風属性/植物族/攻2800/守2600,);