*《鉄の騎士 ギア・フリード/Gearfried the Iron Knight》 [#i7ce91bd]
*《&ruby(てつ){鉄};の&ruby(きし){騎士}; ギア・フリード/Gearfried the Iron Knight》 [#top]
 効果モンスター
 星4/地属性/戦士族/攻1800/守1600
 このカードに装備カードが装備された時、その装備カードを破壊する。
 (1):このカードに装備カードが装備された場合に発動する。
 その装備カードを破壊する。

 そこそこの[[攻撃力]]を持つ[[戦士族]]の[[下級]][[アタッカー]]。~
 [[装備カード]]を[[破壊]]するその[[効果]]は、[[《強奪》]]されない利点を持つ反面、[[装備カード]]を使った攻守の増強や[[《早すぎた埋葬》]]などによる[[蘇生]]ができないという欠点も持つ。~
 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[地属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身に[[装備カード]]が[[装備]]された場合、その[[装備カード]]を[[破壊]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 しかし、この[[モンスター]]の脅威はその[[装備カード]]を[[破壊]]することを利用した[[コンボ]]にある。~
 [[《蝶の短剣−エルマ》]]や[[《盗人の煙玉》]]など、[[破壊]]された時に[[効果]]が発動する[[装備カード]]にはうってつけなのである。~
 特に前者は永続的に[[破壊]]と回収を行う[[無限ループ]]を悪用され[[1ターンキル]]などで使用された故に、[[禁止カード]]になった。~
 また、後者は[[ライフコスト]]なしの[[《押収》]]として、同じく[[《鎖付き爆弾》]]は[[手札コスト]]なし[[《サンダー・ブレイク》]]として機能する。~
 自身に[[装備]]された[[装備カード]]を[[破壊]]する[[効果]]は、[[メリット]]にも[[デメリット]]にもなりうる。~
 [[メリット]]は[[相手]]の[[《薔薇の刻印》]]や[[《自律行動ユニット》]]で[[コントロール奪取]]されない事。~
 [[デメリット]]は[[自分]]の[[装備カード]]を使った[[強化]]や、[[《継承の印》]]などによる[[蘇生]]ができない事である。~
 いずれにせよ[[装備魔法]]による[[コントロール奪取]]や[[強化]]、[[蘇生]]は今日の[[カード]]プールではあまり行われておらず、影響力は小さい。~

-これらの[[コンボ]]を使った[[デッキ]]は[[【ギア・フリード】]]を見るといいだろう。~
 この[[モンスター]]の真価は、[[装備カード]]を[[破壊]]することを利用した[[コンボ]]にある。~
 [[破壊された]]・[[墓地へ送られた]]場合に[[発動]]する[[カード]]の[[発動条件]]を素早く満たす事ができる。~
 これらの[[コンボ]]を使った[[デッキ]]は[[【ギア・フリード】]]を参照。~

-[[ダメージステップ]]時に[[《鎖付き爆弾》]]を装備した場合、一端[[攻撃力]]が上昇したあと[[破壊]]される。~
とはいっても[[ダメージ計算]]を行う前に[[破壊]]されてしまう上、[[ダメージステップ]]中なので[[《鎖付き爆弾》]]の[[効果]]も適用できない。~
よって[[ダメージステップ]]で使う意味はない。~
相手の[[攻撃宣言]]時に発動して、[[《鎖付き爆弾》]]の[[効果]]で相手[[モンスター]]を[[破壊]]するのが正しい使い方だ。
-ほとんどの[[装備魔法]]を受け付けないこの[[カード]]だが、[[《愚鈍の斧》]]と[[《融合武器ムラサメブレード》]]は[[装備]]できる。~
[[効果]]が[[無効]]になってしまう前者は特に意味がないが、後者はこの[[カード]]にも[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]にも使用できる貴重な[[装備魔法]]となる。~
[[【ギア・フリード】]]そのものを丸ごと収録した[[デュエルロワイヤル デッキセットEX]]にも[[キーカード]]“として選ばれている。~

-何かと[[禁止カード]]との関連性が深い[[モンスター]]である。~

--[[効果破壊]]されると[[手札]]に回収できる[[効果]]を持つ[[《蝶の短剣−エルマ》]]をこの[[カード]]に[[装備]]すると、[[破壊]]と回収を繰り返し無限に[[魔法カード]]の[[発動]]を繰り返す[[無限ループ]]を形成できる。~
これが[[《王立魔法図書館》]]と併用した無限[[ドロー]]などに使用されたため、[[《蝶の短剣−エルマ》]]は[[禁止カード]]になった。~

--かつては[[《強奪》]]で[[相手]]に[[コントロール]]を奪われないことが[[メリット]]、[[《早すぎた埋葬》]]で[[蘇生]]できないことが[[デメリット]]だった。~
両方とも[[必須カード]]だったのでもちろんこの[[効果]]の響く機会も今より多く、この[[カード]]がどの[[デュエル]]に登場しても両方のシチュエーションが自然に起こりえた。~

--時は流れ第12期では相性のいい[[《盗人の煙玉》]]が[[禁止カード]]に指定された。~
すでにこの[[カード]]は一線を退いていたが、また一つ[[禁止カード]]に縁ができてしまった。~

-[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]をこの[[カード]]に[[装備]]することで[[無限ループ]]を発生させられる。~
[[《蝶の短剣−エルマ》]]の再現はできないが、[[《士気高揚》]]と[[《ビッグバンガール》]]と併用すれば[[1ターンキル]]になる。~

-[[装備カード]]を[[破壊]]する[[効果]]は[[誘発効果]]。~
つまり、[[《継承の印》]]で[[蘇生]]させ、[[発動]]する[[誘発効果]]に[[チェーン]]して[[《非常食》]]等を使用すれば[[蘇生]]が可能となる。

-原作・アニメにおいて―~
城之内が[[アタッカー]]として使用。羽蛾のインセクト[[ロック]][[コンボ]]に対抗できる唯一の切り札として[[召喚]]した。~
その後も何度も主力として登場したが、やはり印象的なのは闇マリク戦であろう。詳細は劇中を参照されたい。~
攻撃名は「鋼鉄の手刀」。
「バトルシティ編」における「城之内vsインセクター羽蛾」戦にて城之内が使用。~
鉄の塊のために[[《寄生虫パラサイド》]]の[[効果]]による寄生と[[種族]]変更を受け付けず、これによって[[《虫除けバリアー》]]による[[ロック]]をすり抜けて「[[インセクト・ラーバ>インセクトモンスタートークン]]」を[[戦闘破壊]]した。~
さらに次の[[ターン]]には[[フィールド]]ががら空きとなった羽蛾に[[直接攻撃]]を決めて(アニメは[[攻撃表示]]で残った[[インセクトモンスタートークン]]を[[戦闘破壊]]することで)[[フィニッシャー]]となった。~
その後も数々の[[デュエル]]で主力[[アタッカー]]として活躍。~
「城之内vs闇マリク」戦では、[[《ラーの翼神竜》]]の[[ゴッド・フェニックス>《ラーの翼神竜−不死鳥》]]の[[効果]]を受けた返しの[[ターン]]に[[召喚]]される。~
[[直接攻撃]]できれば勝利できる状況だったが、闇のゲームによる影響で城之内が先に意識を失い倒れた事で[[デュエル]]が終了してしまった。~
[[攻撃]]名は「鋼鉄の手刀」、アニメでは一度「アイアン・スラッシュ」と呼んでいた。~

--その後アニメオリジナルで[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]なる中の人の存在が判明。~
//鉄の塊ではないのに、[[《寄生虫パラサイド》]]は何故寄生できなかったのだろうか?~
//それは、[[《寄生虫パラサイド》]]は[[装備カード]]扱いとなっていたから…なんだか腑に落ちない。
--アニメオリジナル「ドーマ編」の「城之内vsダイナソー竜崎」戦では、[[《拘束解除》]]により[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]へと進化した。~
城之内によれば、この[[カード]]は「[[ソードマスター>《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]が強大すぎる己の力を抑制するため、[[剣>装備魔法]]を封印した状態」とのこと。~
//↑アニメにおいて、「ソードマスター=ネイキッド・ギア・フリードが鎧を着込んだ姿」と説明されているので

--Rの「城之内VS北森玲子」では[[《魔導騎士ギルティア》]]と[[融合]]し《ギルティギア・フリード》となった。~
--「ファラオの記憶編」では、城之内が[[《炎の剣士》]]と共に[[召喚]]し、死霊たちに挑んだ。~

**関連カード [#q7b54090]
--遊戯王Rの「城之内vsクラマス・オースラー」戦ではクラマスの《アリジゴク》に[[攻撃]]するも、《アリジゴク》の[[弱体化]][[効果]]によって[[攻撃力]]を下げられ、返り討ちにされてしまう。~
「城之内vs北森玲子」戦では[[《魔導騎士ギルティア》]]と[[融合>融合召喚]]し、[[《鋼鉄の魔導騎士−ギルティギア・フリード》]]となった。~
「城之内vsキース」戦では、[[《悪魔のサイコロ》]]で[[弱体化]]していた[[《デモニック・モーター・Ω》]]を[[戦闘破壊]]し、闇マリク戦とは対照的に[[フィニッシャー]]となった。~

--劇場版『光のピラミッド』でも、遊戯の[[三幻神]]を狙う一般デュエリスト達の相手を務めた城之内が使用。~
[[《フェンリル》]]と[[《大木人18》]]を[[生け贄]]に[[生け贄召喚]]された[[《合成魔獣 ガーゼット》]]に[[戦闘破壊]]された。

--アニメGX第7話の回想シーンでは、翔と[[デュエル]]するゴリ介が使用していた。~

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[効果]]を持たない[[モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「全身が鋼鉄で覆われている戦士 何も貫くことは出来ない」と書かれている。~
後半部分の主語が不明瞭なせいで「手刀で貫けるものがない」という意味にも思えてしまう。~

--一部の作品では、この[[カード]]を[[《早すぎた埋葬》]]で[[蘇生]]しようとするCPUキャラがいる。~
これは、一部の[[カード]]を除き、CPUが数値でしか[[カード]]を選択しないためだと思われる。~
同じ問題点が[[《E・HERO キャプテン・ゴールド》]]にもある。

--デュエルリンクスでは城之内及び城之内(DSOD)に専用ボイスが存在する。~
[[攻撃]]名は前者はアニメの「アイアンスラッシュ」、後者は原作通り「鋼鉄の手刀」が採用されている。~

--クロスデュエルにおいては以下のオリジナルの[[フレイバー・テキスト]]が存在する。~
 鋼鉄の鎧に身を包んだ騎士。
 その鎧は外部からの攻撃を防ぐためではなく、己を封印するためのものだという。

**関連カード [#card]
-[[ギア・フリード>シリーズカード#gfreed]]

-[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]
-[[《拘束解除》]]

-[[《盗人の煙玉》]]
-[[《鎖付き爆弾》]]
―[[リメイク]][[モンスター]]
-[[《真紅眼の鉄騎士−ギア・フリード》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#mee5fa04]
―《鉄の騎士 ギア・フリード》の姿が見られる[[カード]]
-[[《次元誘爆》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ギア・フリード】]]

**収録パック等 [#o28ff7f5]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP204 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-039 &size(10){[[Rare]]};
**収録パック等 [#pack]
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-51 &size(10){[[Super]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-14
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-039 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-012
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP204 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP005
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP175
-[[デュエリストパック−決闘都市編−]] DP16-JP021
-[[デュエルロワイヤル デッキセットEX]] DR01-JPC04

**FAQ [#v960b8e0]
Q:[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[蘇生]]できますか?~
A:出来ます。~
  まず[[蘇生]]はできます。その後この罠は[[装備カード]]にはならないので[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[破壊]]することもありません。~
  ただし、この状態で[[《リビングデッドの呼び声》]]がフィールドからいなくなれば、《鉄の騎士 ギア・フリード》は破壊されます。
//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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