*《&ruby(てん){天};よりの&ruby(ほうさつ){宝札};/Card of Sanctity》 [#edbb4bb5]
 通常魔法
 自分の手札と自分フィールド上に存在する全てのカードをゲームから除外する。
 自分の手札が2枚になるようにカードをドローする。

 [[THE LOST MILLENNIUM]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[発動]]したこの[[カード]]以外に、[[コスト]]として[[自分]]の[[手札]]と[[フィールド上のカード]]を全て[[除外]]し、[[効果解決時]]に2枚[[ドロー]]する。~

 普通に[[発動]]しては、最高でも[[3:2交換>1:1交換]]にしかならず[[ディスアドバンテージ]]を負う。~
 [[《異次元の偵察機》]]や[[《異次元の生還者》]]等の[[除外]]する意味のある[[カード]]との[[コンボ]]でようやく[[ディスアドバンテージ]]がなくなるが、それらが無理なく入る[[デッキ]]でも他の[[コンボ]]パーツまで[[除外]]してしまう可能性があり、損失を抑えることは非常に困難である。~
 戦線を維持しつつ[[ドロー]]を行うには、[[手札]]と[[フィールド]]以外の場所に全て戦力を除けておかなければならない。~
 現状では何らかの工夫をするのも厳しい。~

-[[【トランス】]]対策として使える。~
[[除外]]は[[効果]]ではなく[[コスト]]のため、[[無効]]化されないためである。~
しかし[[ロック]]を打破できるとはいえ、[[リソース]]喪失が甚だしいので対策としては心細い。

-[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]を利用して[[効果の発動]]すれば、前半の[[コスト]]を無視できる。~
しかしその場合でも[[手札]]が0〜1枚でないと意味が無く、2枚以上[[手札]]がある場合は[[発動]]すらできない。(11/09/19)~
同じ条件で確実に[[ドロー]]を行える上に、単体で[[シナジー]]まである[[《デステニー・ドロー》]]や[[《終わりの始まり》]]の方が優先される。~

-[[《精霊の鏡》]]を使われると、[[コスト]]は[[自分]]が払い、[[効果]]は[[相手]]に移る事になる。~

-ザ・ヴァリュアブルブック8には「[[手札]]と場になにもないときに使おう」と書いてある。~
もちろんその状況では[[コスト]]が支払えないため、[[発動]]不可である。

--かつては、[[手札]]か[[フィールド]]のどちらかに[[カード]]があればそれを[[コスト]]として[[発動]]が可能だった。~
後の[[裁定変更]]で両方に[[カード]]が必要になってしまい、ただでさえ少ない使いどころがほとんどなくなってしまった。

-原作・アニメにおいて―~
原作での[[効果]]は「''互いの[[プレイヤー]]は[[手札]]が6枚になるように[[カード]]を引く''」という、海馬の「最強の[[手札]]増強[[カード]]」との評に違わない凄まじい[[カード]]だった。~
アニメDMでは「この[[カード]]は[[メインフェイズ]]のはじめにしか使用できない」という[[デメリット]]効果が付けられたが、[[ドロー]]枚数に変化がないことを鑑みると些細なものと言える。~
相手にも[[ドロー]]させることが[[デメリット]]と言えなくもないが、この[[カード]]が発動した時点で、[[相手]]に[[ターン]]が移るかどうかは疑わしい。~
「このままではただの[[壊れカード>パワーカード]]だ」との呼び声はかねてより高かったが、果たしてどれだけの者がここまで[[弱体化]]することを予想できたであろうか。~
~
初出は「バトル・シティ」編の「バクラvs闇マリク」戦。~
闇マリクが[[《ラーの翼神竜》]]を[[ドロー]]するために使用した。~
「闇遊戯vs闇マリク」戦でも闇マリクが使用している。~
「遊戯vsアテム」戦においても遊戯が使用し、[[《サイレント・マジシャン》>サイレント・マジシャン]]の[[効果]]と合わせて決闘に終止符を打つ[[キーカード]]となった。 ~
アニメDMではアテムも使用し、オリジナルエピソードの「乃亜編」ではビッグ5が、「ドーマ編」では舞やグリモ、劇場版ではペガサスがそれぞれ使用しており、作品世界でも多用されている[[ドロー]][[カード]]となっている。~
特に「闇遊戯vs乃亜」戦では[[《青眼の究極竜》]]での[[大逆転>1ターンキル]]のための[[切り札>ディスティニードロー]]となった。~

--原作では「[[手札]]から[[発動]]できる[[魔法カード]]は1[[ターン]]に1枚まで、[[魔法カード]]と[[罠カード]]は1[[ターン]]に1枚ずつしか[[セット]]できない」というルールがある。~
つまりこの[[カード]]を[[手札]]から[[発動]]する場合、[[ドロー]]前も[[ドロー]]後も他の[[魔法カード]]は使用できず、[[セット]]し切って[[発動]]ということもできないため、OCGルールで考えた場合ほど壊れた性能を持っているわけではない(それでも十分だが)。~
アニメ版ではほんの少しだけ弱体化しているが、こちらはOCGルールに従っているため、正真正銘の壊れ[[カード]]だった。

--遊戯王Rでも闇遊戯が使用している。~
原作の世界観を継承しているので、もちろん原作[[効果]]での登場である。~

--GXにおいても「十代vs神楽坂」戦で神楽坂がアニメ[[効果]]で使用。~
ラストデュエル「十代vs遊戯」戦でも遊戯がアニメ[[効果]]で使用した。~

**関連カード [#vc5b231c]
-[[《強欲な壺》]]

-[[《黒羽の宝札》]]
-[[《捨て身の宝札》]]
-[[《生還の宝札》]]
-[[《閃光の宝札》]]
-[[《調和の宝札》]]
//-[[《天よりの宝札》]]
-[[《冥界の宝札》]]
-[[《天空の宝札》]]

**収録パック等 [#yfee118e]
-[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP037 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP217 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP026

**FAQ [#u1fef26a]
Q:このカードに[[《連続魔法》]]を[[チェーン]]するとどうなりますか?~
A:この場合、[[《連続魔法》]]の[[発動]]自体できません。~
  《天よりの宝札》の[[発動]][[コスト]]で[[《連続魔法》]]が[[除外]]されているためです。~

Q:[[手札]]及び[[フィールド]]上に他の[[カード]]が存在しない場合、この[[カード]]を[[発動]]する事はできますか?~
A:この[[カード]]の他に[[手札]]と[[フィールド]]上に[[カード]]が存在しなければ、この[[カード]]を[[発動]]する事はできません。~
  つまり、[[手札]]に1枚以上、[[フィールド]]上に1枚以上、この[[カード]]を除いて合計2枚以上の[[カード]]が[[発動]]のために必要です。~
  また、[[発動]]されたこの[[カード]]自身が[[効果発動時]]に[[除外]]される事はありません。(09/11/02)~

Q:[[自分]]の[[手札]]に[[カード]]が存在し、[[自分]][[フィールド]]上に[[モンスタートークン]]が存在する場合、この[[カード]]を[[発動]]する事はできますか?~
A:それらの[[カード]]を[[コスト]]として[[除外]]して[[発動]]する事が可能です。(09/11/02)~

Q:[[自分]][[フィールド]]上に存在する[[カード]]が、[[表側表示]]の[[《奇跡のジュラシック・エッグ》]]1体のみです。~
  この時、この[[カード]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(12/03/18)

Q:[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]で[[デッキの一番上]]を[[確認]]したところ、この[[カード]]でした。~
  次の[[自分]]の[[メインフェイズ]]に[[手札]]が2枚以上ある場合、この[[カードの効果]]を[[発動]]できますか?~
  できる場合、どのように処理しますか?~
A:この場合、この[[カードの効果]]を[[発動]]し、[[ドロー]]する事はできません。(11/09/18)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSへ。~