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 フィールド魔法
 (1):フィールドのドラゴン族モンスターの守備力は300アップする。
 (2):お互いに、フィールドのリンクモンスターより
 リンクマーカーの数が少ないリンクモンスターをリンク召喚できず、
 リンクモンスター以外のモンスターは攻撃できない。
 (3):フィールドにサイバース族リンクモンスターが2体以上存在する場合、以下の効果を適用する。
 ●サイバース族モンスターが発動した効果は無効化される。
 ●フィールドのサイバース族モンスターは攻撃できず、攻撃対象にならず、効果の対象にもならない。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//http://yu-gi-oh.jp/news_2017081402.php

 [[EXTREME FORCE]]で登場する[[フィールド魔法]]。~
 [[ドラゴン族]]を[[強化]]する[[効果]]、[[リンク召喚]]の制限と[[リンクモンスター]]以外の[[攻撃]]を封じる[[効果]]、特定条件下で[[フィールド]]の[[サイバース族]]を無力化する[[効果]]を持つ。~

 (1)で[[ドラゴン族]]を[[強化]]できるが、数値は少なく[[守備力]]だけしか[[強化]]できないのでオマケに近い。~
 ただ、後述の(2)とも相性の良い[[《弾帯城壁龍》]]と合わせれば[[戦闘]]にもある程度強くなる。~

 (2)は[[フィールド]]の[[リンクモンスター]]の[[リンクマーカー]]より少ない[[リンク召喚]]と[[リンクモンスター]]以外の[[攻撃]]を封じる[[効果]]。~
 現状、使用可能な[[リンクモンスター]]は[[リンク]]4までなのでこちらが先に[[リンク]]4を出せば[[相手]]の行動に大きな制限をかけられる。~
 [[攻撃]]制限により[[相手]]も[[リンク]]4を狙いたいところだが、[[リンク]]1〜3が行えないため真っ当に[[モンスター]]4体を揃える必要がある。~
 中でも[[耐性]]と打点を備える[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]は[[除去]]もされにくい。~
 [[リンクモンスター]]以外では似た[[効果]]を備える[[《弾帯城壁龍》]]と併用してより確実に[[ロック]]しても良いだろう。~

 (3)は[[サイバース族]][[リンクモンスター]]が2体以上存在する場合に[[適用]]される[[サイバース族]][[メタ]][[効果]]。~
// 殆どの行動を封じられる上に[[壁]]にもならないので、こちらが[[【サイバース族】]]を使用している場合は行動が難しくなる。~
 どちらの[[フィールド]]に[[サイバース族]][[リンクモンスター]]が存在していても[[適用]]され、殆どの行動を封じられるので、[[サイバース族]]との併用は難しい。~
 [[サイバース族]][[リンクモンスター]]が1体だけなら[[適用]]されないため、[[自分]][[フィールド]]のみに存在する場合は適当な[[リンク素材]]にして数を減らせば突破はできる。~
 [[相手]][[フィールド]]にも[[サイバース族]][[リンクモンスター]]が存在する場合は対応が難しくなり、[[リンクモンスター]]を出せば(3)の、[[リンクモンスター]]を出さなければ(2)の[[ロック]]に引っかかる羽目になる。~
 [[エクストラデッキ]]に[[サイバース族]]以外で高[[リンク]]の[[リンクモンスター]]を採用しておき、そちらで対処するのが無難な解決策といったところか。~
 もっとも、その場合[[相手]]の[[サイバース族]]も[[ロック]]に掛かっている状況なので、こちらが[[ロック]]を解除すると[[相手]]も動ける様になってしまう。~

 なお3つの[[効果]]は全て[[お互い]]に関わる[[効果]]なので逆利用されないように注意したい。~
 折角出した[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]を[[コントロール奪取]]でもされようものなら一転して邪魔な[[カード]]になりかねない。~

-(3)の[[効果]]の[[適用]]条件は[[サイバース族]][[リンクモンスター]]だが、[[適用]]対象は[[サイバース族]]である。~
[[適用]]された場合、[[メインデッキ]]に入る[[サイバース族]]も[[発動]]した[[効果]]が[[無効]]になり、[[攻撃]]できなくなる。~

-[[発動]]した[[効果]]を[[無効]]にするのみであり、[[発動]]を伴わない[[永続効果]]などは[[無効]]にならない。~

//-「''[[攻撃対象]]にならず''」とあるので、通例ならば[[攻撃対象]]がいない場合''[[直接攻撃]]できなくなる。''~
//アニメ版のように[[攻撃対象]]がいない時に[[直接攻撃]]できる場合、従来の[[テキスト]]に則れば「''[[攻撃対象]]にされず''」となる。~
//昔のルールであり、今は関係ない。攻撃対象のページ参照
//9期以降の直接攻撃できるカードは全て攻撃対象にされずに統一されてますけど
//明記されてるんだから、普通はそっち書いときゃ十分でしょ。どっちにしろ攻撃対象のページでする話

-この効果によって、[[フィールド]]に[[攻撃対象]]にできる[[モンスター]]がいない時、''[[攻撃]]ができなくなる。''~
アニメでは、[[直接攻撃]]を行っていたので違いに注意。~
[[OCG]]では基本的に、[[直接攻撃]]できる場合は、そのように明記されている。~
詳しくは[[攻撃対象]]のページを参照。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vsリボルバー」(2戦目)においてリボルバーが使用。~
(2)で自身の[[モンスター]]を[[強化]]しつつ、(3)と[[《弾帯城壁龍》]]の併用によりPlaymakerの[[リンク召喚]]を制限した。~
その後、Playmakerの[[フィールド]]に[[《デコード・トーカー》]]と[[《エンコード・トーカー》]]が揃った事で(4)が[[適用]]されて2体を無力化し、[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]の[[直接攻撃]]につなげた。~
しかし、返しの[[ターン]]において2体の[[リンクモンスター]]が[[《ファイアウォール・ドラゴン》]]の[[リンク素材]]となって[[フィールド]]を離れたことにより、(5)によって[[自壊]]した。~

//違いが多いのでテキスト書いた方がわかりやすい
--アニメ版の[[テキスト]]は以下の通り。~
 フィールド魔法
 (1):このカードはこのカード以外の効果では破壊されない。
 (2):自分フィールドのドラゴン族モンスターの守備力は300アップする。
 (3):お互いのプレイヤーは、お互いのフィールドのリンクモンスターの中で
 リンクマーカーの数が一番多いモンスターよりもリンクマーカーの数が少ないモンスターのリンク召喚ができず、
 リンクモンスター以外のモンスターで攻撃宣言できない。
 (4):フィールドにサイバース族リンクモンスターが2体以上存在する場合にこの効果を発動できる。
 このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
 お互いの手札・フィールド・墓地のサイバース族モンスターは攻撃できず、
 攻撃対象及び効果の対象にならず、その効果は無効になる。
 この時、自身のフィールドのモンスターがサイバース族モンスターのみのプレイヤーへの攻撃は直接攻撃になる。
 (5):このカードの(4)の効果の適用時にフィールドに存在したサイバース族モンスターが、
 全てフィールドから離れた場合に発動する。このカードを破壊する。
[[OCG]]では[[効果]][[破壊]][[耐性]]は無くなっているものの[[自壊]][[デメリット]]も無くなっているので場保ちの良さで言えば一長一短だろう。~
なお、アニメでの[[レアリティ]]は[[ウルトラレア>Ultra]]だった。~

---[[OCG]][[効果]]はアニメ版と大筋は同じだが削除された点や異なる点も多く[[テキスト]]も簡略化されている。~
アニメVRAINSに登場する[[カード]]は[[OCG]]と完全にあるいはほぼ同じ[[効果]]なのだが、[[効果]]に大きな違いが出た[[カード]]はこの[[カード]]が初めてである。~
因みにアニメ版の[[テキスト]]量は422文字と[[OCG]]最長の[[《涅槃の超魔導剣士》]]を超えているので、変更が大きいのはその辺りも関係しているのかもしれない。~

--(4)は[[フィールド魔法]]で「[[発動]]する」と記述されているため[[自分]][[ターン]]でのみ[[発動]]可能の[[効果]]のように見える。~
しかし、作中ではPlaymakerの2体目の[[リンク召喚]]直後に[[発動]]しているため実際には[[相手]][[ターン]]でも[[発動]]可能な[[効果]]だったようだ。~

---この[[効果]]の[[適用]]中は[[フィールド]]の[[サイバース族]][[リンクモンスター]]のソリッドビジョンは消えており、更にAiも意識を失っていた。~
その後この[[カード]]が[[自壊]]すると同時にAiも意識を取り戻している。~

---作中の使用者のリボルバー曰くAiは「イグニス=意思を持つAI(人工知能)」であり、リボルバーはAiおよびそれに関係する[[サイバース族]]を憎悪している。~
また[[イグニス>《炎の魔精イグニス》]]はラテン語で「篝火・炎」を意味することからか、イグニスを「[[神>《闇王プロメティス》]]が人類に与えた火」と例えており、[[カード名]]の「天火」はこれが由来と思われる。

--アニメVRAINSに移行してからは[[フィールド魔法]]のソリッドビジョンが原則的に出現しなくなったが、この[[カード]]は例外でソリッドビジョンが現れている。~
//--アニメVRAINSに移行してから行われる[[スピードデュエル]]上では[[フィールド魔法]]の演出が原則的に出現しなくなったが、マスターデュエルで使われたこの[[カード]]の演出は例外で出現している。
//このデュエルで使われたサイバネット・ユニバースとリボルブート・セクターも出現してないからマスターデュエルとか関係ない
//それは私の確認不足でした、申し訳ない

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《山》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[EXTREME FORCE]] EXFO-JP052

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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