天罰(てんばつ)/Divine Wrath》

カウンター罠
手札を1枚捨てて発動する。
効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

 RISE OF DESTINYで登場したカウンター罠
 手札1枚をコストに、モンスター効果の発動無効にする効果を持つ。

 一部の例外を除き、チェーンブロックを作るモンスター効果の発動ほぼ全てに対してカウンターが可能。
 つまりルール効果召喚ルール効果も含む)と永続効果を除いて全て潰せるため、かなりの汎用性を誇る。
 しかし、手札コストが必要であるため必ずしも1:1交換にはならず、投入の際には注意が必要なカードである。
 などの上級モンスター手札リリースなどのコストを要する効果ならば2:2以上の交換に持ち込める。
 それ以外にも、《E・HERO エアーマン》等のサーチ効果《ダーク・アームド・ドラゴン》等の除去効果を持つモンスター効果に対して発動できれば、実質的な2:2以上の交換だと考えることもできる。
 《サンダー・ブレイク》を上手く採用できるようなデッキなら、好みや環境に合わせて使い分けてもよいだろう。

 第6期までは《ダーク・アームド・ドラゴン》《剣闘獣ガイザレス》《裁きの龍》など強力な除去効果を持つモンスターが増えたため【メタビート】以外でも採用される事も多かった。
 しかし、第7期以降では、《神の警告》《エフェクト・ヴェーラー》《ブレイクスルー・スキル》《神の通告》といった比較的少ない消費効果モンスター召喚効果発動無効にするカードが登場。
 また《サイクロン》などで何も出来ないまま伏せ除去されるケースが増えた為、現在では特別相性の良いデッキ以外では採用を見送られるケースが多い。

 スペルスピードの関係で、このカードチェーンできるのがカウンター罠に限られるのも地味に強力である。
 例えば、通常除去チェーンして発動してくる《亜空間物質転送装置》や、サクリファイス・エスケープを仕掛けてくる《ゴッドバードアタック》なども発動させず、《スターダスト・ドラゴン》《神光の宣告者》にも妨害されることはない。
 上級モンスターを守って運用するのならば、是非とも採用したい防御カードと言える。

 また、《ネフティスの鳳凰神》《ヴァンパイア・ロード》自己再生効果も潰す事が可能。
 その効果無効となるが、墓地発動しているため破壊はしておらず、これらが再び自己再生する事は無い。
 これでわかるように「カード破壊」できなくても「効果無効」にすることができる。
 ただし、自己再生破壊される事を条件としない《黄泉ガエル》《不死武士》には意味がなく、再び自己再生効果発動されてしまう。
 もっとも、《冥王竜ヴァンダルギオン》《裁きを下す者−ボルテニス》などの効果発動させたいのならばこの限りではない。

 ロックデッキでは、永続カードを守るために採用される。
 《氷帝メビウス》等と2:2交換できるためである。
 性質上、【ヴァンダルギオン】をはじめとした《冥王竜ヴァンダルギオン》を搭載したデッキでは必須カードである。
 手札コストに使えるカードは少なくなったがパーミッション系統デッキサポートし易い《豊穣のアルテミス》《デス・ラクーダ》《ワーム・リンクス》で補うことが可能。
 また最近では《カードカー・D》《増殖するG》手札コストを容易に調達できるカードが登場している。

これ以外の効果は基本的に全て無効にできる。

関連カード

イラスト関連

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:このカードはどんな効果モンスター効果に対して発動できますか?
A:チェーンブロックを作る効果に対して発動できます。ただし《ナーガ》には使えません。

Q:このカードダメージステップでも発動できますか?
A:はい、発動できます。
  このカードは、攻撃を受けてリバースしたリバース効果モンスター効果や、戦闘破壊したおよび戦闘ダメージが発生した時の誘発効果にも発動できます。

Q:このカードの効果対象を取る効果ですか?
A:いいえ、対象を取らない効果です。

Q:このカードフィールド外の効果に対しても有効ですか?
A:はい、《クリボー》《異次元の偵察機》などフィールド以外で発動する効果に対しても発動できます。ただし《ナーガ》には使えません。

Q:《光の護封剣》発動したところ、《聖なる魔術師》《闇の仮面》が同時にリバースしました。
  相手が「1:《聖なる魔術師》」「2:《闇の仮面》」とチェーン積んだ場合、自分《聖なる魔術師》効果に対しこのカード発動できますか?
A:いいえ、発動できません。この場合は、直前である《闇の仮面》効果発動に対してのみ《天罰》を使用できます。
  なお、同様の理由で「モンスター効果の次に速攻魔法などのチェーンが積まれた場合」もこのカード発動できません。

Q:《強化支援メカ・ヘビーウェポン》を装備した《リボルバー・ドラゴン》効果を使用した際、《天罰》を発動されました。
  この場合《リボルバー・ドラゴン》破壊されませんが、この《リボルバー・ドラゴン》は同一ターンにもう一度「1ターンに1度」の効果を使えますか?
A:「発動した」という事実は残るので、もう1度の発動は不可能です。
  通常召喚《昇天の角笛》無効にした場合、そのターンはもう通常召喚を行えないのと同様です。(07/03/26)

Q:《ユベル−Das Abscheulich Ritter》反射ダメージを与える誘発効果フィールド一掃の誘発効果発動した際、チェーンして《天罰》で無効にして破壊しました。
  チェーン1:《ユベル−Das Abscheulich Ritter》誘発効果
  チェーン2:《天罰》
  これを逆順処理します。
  この際、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》特殊召喚は出来ますか?
A:《ユベル−Das Abscheulich Ritter》のこの誘発効果チェーンをして《天罰》を発動した場合、発動無効になるため、効果処理は行われず、《天罰》の効果処理にて一連のチェーンブロックの効果処理が終了した扱いになります。
  ゆえにこの際、《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》特殊召喚出来ます。(09/02/13)

Q:相手《E・HERO アブソルートZero》エクストラデッキに戻り、誘発効果発動しました。
  それに対してこのカードチェーン《E・HERO アブソルートZero》誘発効果無効にしました。
  エクストラデッキ《E・HERO アブソルートZero》破壊して墓地へ送れますか?
A:エクストラデッキに戻り効果発動した《E・HERO アブソルートZero》に対して《天罰》を発動した場合、《天罰》の効果によって《E・HERO アブソルートZero》効果無効にし破壊する事ができます。(10/05/17)

Q:相手《ナーガ》デッキに戻り、その効果チェーンブロックを作る)を発動しました。
  それに対してこのカードチェーン《ナーガ》効果無効にできますか?
  また、デッキ《ナーガ》破壊して墓地へ送れますか?
A:デッキの中で効果発動した《ナーガ》に対し、《天罰》を発動する事はできません。(10/05/15)

Q:剣闘獣の「自身をコストデッキに戻して別の剣闘獣特殊召喚する効果」に対して発動できますか?
A:発動して無効にする事ができます。しかし、デッキに戻った剣闘獣破壊する事はできません。(10/06/11)

Q:《魔導法皇 ハイロン》が、《トーラの魔導書》罠カード効果を受けなくなっています。
  この《魔導法皇 ハイロン》起動効果に対し《天罰》を発動できますか?
A:できますが、効果無効にならず破壊もできません。(12/08/03)

Q:《スキルドレイン》適用中に、フィールドモンスター効果(コストとしてフィールドを離れるのではない)を発動した場合、それに対し《天罰》を発動できますか?
A:はい、発動できます。(15/10/10)


Tag: 《天罰》 カウンター罠