シンクロ・効果モンスター 星6/闇属性/獣戦士族/攻2400/守1500 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターの攻撃力は2400ポイントダウンする。
Vジャンプ(2011年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した闇属性・獣戦士族のシンクロモンスター。
破壊され墓地へ送られた時に相手モンスターを弱体化させる効果を持つ。
シンクロ素材に縛りのないレベル6シンクロモンスターであり、シンクロ召喚しやすいモンスター。
条件自体は比較的緩く、自爆特攻でも適用されるが、基本的に受身の効果である。
同レベルの《氷結界の龍 ブリューナク》や《大地の騎士ガイアナイト》の存在から、後出しでの対処に向かないものの、そこそこの攻撃力を持つので先出しから戦闘によってアドバンテージを稼ぐ分には扱いやすい。
効果は破壊の手段は問わず、永続的に相手モンスター1体の攻撃力をこのカードの攻撃力分ダウンできる。
戦闘破壊された場合、何らかの効果が使われていない限りこのカード以上の攻撃力の相手がいるため、活かしやすい。
シンクロ素材やエクシーズ素材とされる等の対処をとられる恐れがあるが、戦闘に限ればこのカードの攻撃力を超えるモンスターの殆どが高レベルモンスターやエクシーズモンスターなので、エクストラデッキの構成によってはそういった選択も許さない。
リリースなどのコストに利用するデッキも限られているため、その汎用性はあなどれないものがある。
効果破壊の場合も、直接攻撃などのリスクを大きく軽減でき、《ダーク・アームド・ドラゴン》や《マスター・ヒュペリオン》、《裁きの龍》といった除去を備えるモンスターに対してもある程度抑止力として働く。
しかしバウンスや除外などには対応していない点に注意が必要であり、相手にアタッカーが存在しない状況で《激流葬》等で除去されてしまっては効果を活かせない。
《地砕き》や《甲虫装機 ホーネット》などモンスターの展開と除去が別個に行われるデッキに関しては、ただのアタッカーで終わってしまう。
また攻撃力が下がるとはいえ、その時点ではディスアドバンテージが回避できているわけではない。
返しの戦闘破壊に失敗して守備表示で居座られた挙句、効果を利用されてしまうといった状況も十分に起こりうる。
このカードを破壊する時点で相手がそのカバーを考えて動いてくる可能性も高く、抑止力としては隙も大きい。
しかし前述のようにシンクロ召喚における難易度の低さも相まって汎用性自体は低くなく、《クリッター》等を墓地へ送る、墓地のモンスター数を調整するなどの目的でシンクロ召喚を行う場合には優先する価値が十分にある。
レベル6では、シンクロ素材に縛りのない唯一の闇属性シンクロモンスターであり、 《A・ジェネクス・バードマン》を採用している場合、このカードを採用する事で《レアル・ジェネクス・クロキシアン》のシンクロ召喚できる状況が広がる点も、小さいながらにメリットと呼べる。
対応する種族サポートカードは少ないが、《幻獣の角》を利用するデッキでは先出しによる戦闘という役割と合致し、無理なく利用できる。
また効果こそ活かせなくなるものの、《魔のデッキ破壊ウイルス》に対応する点は見逃せない。
このカードが存在している状況では、相手は高攻撃力モンスターを展開し辛いため、当然、他のカードによる除去を狙ってくる。
そこに《魔のデッキ破壊ウイルス》をあわせる事で、控えているモンスター展開の土台を崩し、計算を狂わせる事ができる。
エクストラデッキにおける必須カードと呼べるほどのパワーカードではないにせよ、独自の立ち回りができる点に間違いはなく、レベル6シンクロ召喚の条件を整えやすいデッキならば、採用する価値は十分にある。