速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分の墓地・除外状態の炎属性モンスター3体を対象として発動できる。 その3体の内の2体をデッキに戻し、残りの1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、攻撃できない。 ●元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ、炎属性の儀式・融合・S・X・Lモンスターが自分フィールドに存在する場合、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
デュエリストパック−爆炎のデュエリスト編−で登場する速攻魔法。
「墓地・除外状態の炎属性3体の内2体をデッキに戻し、残り1体を特殊召喚する効果」または「自分フィールドに元々の攻撃力と異なる炎属性の儀式・融合・S・X・Lがいる場合にフィールドのカード1枚を破壊する効果」のいずれか1つを選ぶ効果を持つ。
1つ目は選んだ3体の炎属性の内1体を蘇生・帰還させ、残り2体をデッキに戻す効果。
特殊召喚したモンスターにはそのターンの間効果無効・攻撃不可のデメリットが付くので、自分ターンで用いた場合は専ら素材目的での運用となる。
速攻魔法である事を活かし、相手ターンで使えば制約の影響も軽減でき、エンドフェイズならば事実上無視できる。
【サラマングレイト】で墓地リソースはあまり消費したくないので、デッキに戻すものに関してはなるべく除外状態のものを選びたい。
2つ目の効果はフィールドのカードの破壊。
発動条件を満たすには少々意識した動きが求められるが、カードの種類を問わないフリーチェーンでの破壊自体は便利。
サラマングレイトでは《転生炎獣ヒートライオ》が発動条件と攻撃力の変動を1枚でこなせるため、非常に相性が良い。
汎用カードの《ドリトル・キメラ》や《フレイム・アドミニスター》ならより手軽に条件を満たせる。
その他、《転生炎獣スピニー》の(1)で自分のサラマングレイトを強化して発動条件を満たす手もあるが、消費が大きいので積極的に狙うべきかはよく考えたい。
サラマングレイトカードだが、どちらも炎属性のサポート効果であり、特に1つ目は【炎属性】全般で使用可能な優秀な効果と言える。
場合によっては特殊召喚よりもデッキに戻す方が重要になる事もあり、例えば【ヴォルカニック】では同名カードをサーチする《ヴォルカニック・バレット》のサポートにも役立つ。
【ヴォルカニック】にはカテゴリサポートも受けられる《ヴォルカニック・インフェルノ》もあるが、どちらも一長一短であるためこのカードとの併用も検討できる。
―イラスト関連