遊戯王カードWiki - 《伝説の騎士ヘルモス》のバックアップ(No.16)

《伝説(でんせつ)の騎士(きし) ヘルモス/Legendary Knight Hermos》 †

特殊召喚・効果モンスター
星８/光属性/戦士族/攻2800/守1800
このカードは通常召喚できない。
「レジェンド・オブ・ハート」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1)：このカードが特殊召喚に成功した時、
フィールドの表側表示の魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。
その表側表示の魔法・罠カードを除外する。
(2)：１ターンに１度、このカードが攻撃対象に選択された時、
自分の墓地の効果モンスター１体を対象として発動できる。
このカードは次の自分のターンのエンドフェイズまで、
その墓地のモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。

　コレクターズパック－運命の決闘者編－で登場した光属性・戦士族の特殊召喚モンスター。
　《レジェンド・オブ・ハート》の効果でのみ特殊召喚でき、特殊召喚に成功した時魔法・罠カードを除外する誘発効果、攻撃対象になった時に墓地の効果モンスターのカード名と効果をコピーする誘発効果を持つ。

　(1)の効果はアドバンテージを稼げる除去であり、破壊されない効果を持つフィールド魔法なども除去が可能。
　破壊された時の効果を持つフィールド魔法やペンデュラムゾーンのカードを除去し、再利用を封じられる場面でなら使用する機会もあるか。

　(2)の効果はモンスターカードの再利用が見込める効果。
　他の伝説の騎士とは違いアドバンテージを直接獲得するわけではなく、加えて１ターンに１度しか使えないため攻撃を無効にするカード等とコンボを組むのも難しい。
　そもそも墓地のモンスターを再利用するだけならば《リビングデッドの呼び声》などで蘇生した方が手っ取り早く、起動効果などをコピーしてもこのカード自体が生き残らない限りは無意味となる。
　強力な効果を持つが蘇生できない《天魔神ノーレラス》や、戦闘に関係する効果を持つ《Ａ・Ｏ・Ｊカタストル》等が墓地にいれば、相手の攻撃をある程度牽制することはできる。
　《合神竜ティマイオス》が墓地に存在すれば、そちらをコピーすることで殆どのモンスターと相打ちに持ち込めるので、相手からすれば攻撃を躊躇せざるを得なくなる。
　いずれにせよ他の伝説の騎士に比べて少々癖の強い効果ではあるため、採用するモンスターの種類をよく考えて使用したい。

　効果の発動条件を考えると、基本的に戦闘破壊耐性などのあるモンスターをコピーして相手の攻撃を耐えることになる。
　もしくはコンバットトリック効果をコピーし返り討ちにすることもできる。
　《Ｘ－セイバーパシウル》なら《レジェンド・オブ・ハート》のコストや上述の《Ａ・Ｏ・Ｊカタストル》のシンクロ素材にできる。
　戦闘時に効果による除去を行うカードへの対策として、《ゼンマイラビット》などをコピーする手もある。
　また、《ティマイオスの眼》で特殊召喚できる《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》はフリーチェーンの除去効果を持つので、狙うのは少し難しいがコピー対象としては強力である。

(2)の効果は、伝説の騎士の中で唯一発動回数に制限が設けられている。

原作・アニメにおいて―
アニメDM「ドーマ編」の「遊戯＆海馬vsダーツ」戦で遊戯が使用。
《レジェンド・オブ・ハート》により、《伝説の騎士ティマイオス》・《伝説の騎士クリティウス》と共に特殊召喚される。
他の伝説の騎士と共にオレイカルコスの三重結界を破壊し、《オレイカルコス・アリステロス》を攻撃してライフと引き換えに《オレイカルコス・シュノロス》の攻撃力を下げた。
その後《ブラック・マジシャン・ガール》に対する《蛇神ゲー》の攻撃時に自身の効果を発動し、墓地の《翻弄するエルフの剣士》の能力を吸収して《ブラック・マジシャン・ガール》を破壊から守った。
最終的には通常罠《攻撃誘導バリア》の能力を得た《伝説の騎士クリティウス》の攻撃に対し、自身の２つ目の効果を使用することで２体の間で無限ループを起こして攻撃力を無限大まで引き上げた後に、《合神竜ティマイオス》へと合体した。
攻撃名、及び効果名は、｢フリーダム・ソード｣。

アニメでは自身以外が攻撃対象に選ばれても効果を使用でき、加えて《ブラック・マジシャン・ガール》への攻撃をこのカードで受け止めている描写がある。
《翻弄するエルフの剣士》には攻撃を誘導する効果はないため、このカード自身に攻撃を誘導する効果があるのか、あるいは他のモンスターにも墓地のモンスター効果を付与することができたものと思われる。
OCGにない２つ目の効果については、作中で「デッキからモンスター３体を吸収し、受けた攻撃力を３倍にして跳ね返す」という曖昧な説明で済まされている。