*《&ruby(でんせつ){伝説};の&ruby(みやこ){都}; アトランティス/A Legendary Ocean》 [#top] フィールド魔法 このカード名はルール上「海」として扱う。 (1):フィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。 (2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルは1つ下がる。 [[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した[[フィールド魔法]]。~ [[《海》]]として扱う[[効果外テキスト]]、[[フィールド]]の[[水属性]]を[[全体強化]]する[[効果]]、[[手札]]・[[フィールド]]の[[水属性]]の[[レベル]]を1つ下げる[[効果]]を持つ。~ [[カード名]]を[[《海》]]として扱うことに関する注意点は[[《海》]]を参照。~ 特筆すべき点として、この[[カード]]は[[《アトランティスの戦士》]]で[[サーチ]]が可能である。~ [[手札]]の[[水属性]][[モンスター]]の[[レベル]]を下げる[[効果]]は、多方面で[[メリット]]として活用できる。~ [[レベル]]5の[[モンスター]]は[[下級モンスター]]として扱え、[[レベル]]7の[[モンスター]]は[[リリース]]1体で[[アドバンス召喚]]できる[[上級モンスター]]として扱える。~ [[レベル]]5なら[[相手]]の展開を制限する[[《海竜神−リバイアサン》]]、[[レベル]]7では第一の[[効果]]との相性も良い[[《海竜−ダイダロス》]]や[[《超古深海王シーラカンス》]]が強力だろう。~ 他にも[[影霊衣]]には、元々の[[レベル]]と同[[レベル]]の[[モンスター]]1体では[[儀式召喚]]できないのものもいるので、その補助をすることができる。~ それ以外では[[レベル]]が下がることを利用した[[【フィフティ・フィフティ】]]や[[【伝説の都 アトランティス】]]の戦術も参照したい。~ 一方で、[[レベル]]が下がることで高[[レベル]]、高[[ランク]]の[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]を出しにくくなるといった[[デメリット]]がある。~ 特に[[《深海のディーヴァ》]]は最大で[[レベル]]3までの[[シンクロ召喚]]しかできなくなってしまう。~ そのため[[レベル]]が下がることを織り込んだ[[エクストラデッキ]]にして[[デメリット]]を回避する必要があるだろう。~ [[【バハムート・シャーク】]]ならば[[ランク]]3・4のどちらも元から活用できる構築にでき、[[レベル]]4中心に組んでもある程度の融通を利かせやすい。~ また、逆に[[相手]]が[[水属性]][[モンスター]]を[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]にしようとする場合に[[相手]]の思惑を崩せる事もある。~ [[水属性]]以外の[[デッキ]]であっても[[相手]]の[[属性]]を[[水属性]]に変更する[[カード]]との併用で戦術を狂わせることができる。~ [[《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》]]は[[【水属性】]]では扱いやすい[[属性]]変更手段であるため、狙いやすい。~ [[属性]]変更は[[手札]]に影響を及ぼさず、[[相手]]の[[レベル]]5[[モンスター]]を[[リリース]]なしで[[召喚]]できるようになることはないため、この恩恵は[[自分]]だけが受けることができる。~ [[相手]]の[[水属性]][[モンスター]]の[[攻>攻撃力]][[守>守備力]]も200ポイントアップしてしまうが、些細な数値であるため気にする必要はないだろう。~ -[[OCG]]初の「[[レベル]]を操作する[[カード]]」である。~ [[シンクロ召喚]]の概念が生まれた第6期以降[[レベル]]操作[[カード]]の数はだいぶ増えたが、第5期終了までは[[レベル]]を操作する[[カード]]は数えるほどしかなかった。~ -この[[カード]]の存在から、[[水属性]][[モンスター]]に限り、[[上級>上級モンスター]]・[[最上級モンスター]]の中で[[レベル]]5と[[レベル]]7が別格に扱われることがある。~ 例えば、[[《ギガ・ガガギゴ》]]や[[《ジェノサイドキングサーモン》]]は[[攻撃力]]で上回る[[《フロストザウルス》]]よりも[[【水属性】]]での採用率が高い。~ -[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]]に3枚収録されていたため、かつては非常に入手しやすかった。~ それが[[絶版]]となってしまった後は、膨大な収録数の[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]に[[レア>Rare]]でしか収録されていないため入手しづらくなったが、後に[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]]に2枚収録された。~ -この[[カード]]は「[[カード名]]を[[《海》]]として扱う」ことになっている。~ [[テキスト]]に忠実に従えば、[[《アトランティスの戦士》]]の[[効果]]ではこの[[カード]]は[[サーチ]]できなくなってしまうため、[[サーチ]]できるという[[特殊裁定]]が出ている。~ -この[[カード]]が登場した当初は[[水属性]]の[[上級モンスター]]にはめぼしいものが少なく、[[通常モンスター]]が多かった。~ [[《半魚獣・フィッシャービースト》]]はそこそこ強かったものの[[レベル]]6のため使いづらく、[[レベル]]5で最大の[[攻撃力]]を持つのは[[《伝説のフィッシャーマン》]]だった。~ しかし、この[[カード]]の登場は他の[[属性]]に差をつけ[[【水属性】]]の特性を位置付けるには十分だったと言える。~ その後、[[暗黒の侵略者]]に強力な[[レベル]]5・7域[[モンスター]]や[[《海》]]関連の[[カード]]が多数収録され[[【伝説の都 アトランティス】]]が生まれることになった。~ --その後は概ね[[【水属性】]]と言えば[[【伝説の都 アトランティス】]]と[[プレイヤー]]に認識されていたが、第6期に入り[[シンクロ召喚]]が登場すると状況が変化。~ [[レベル]]が下がる事で[[シンクロ召喚]]が行いにくくなる[[デメリット]]が無視できなくなり、この[[カード]]の性能は相対的に下がっていった。~ しばらくはそれらの[[召喚]]方法の隆盛などにより目立った活躍はなかったが、その後[[《海竜神−リバイアサン》]]を始めとした[[《海》]]に関連する[[効果]]を持つ[[カード]]の登場により再度状況が一変。~ 上述の通り[[《アトランティスの戦士》]]で[[手札]]に[[加える]]ことが容易なこの[[カード]]の需要が一気に高まることとなった。~ 現在では[[【海】]](当wikiでは[[【伝説の都 アトランティス】]]に該当)における主要[[カード]]でもあり、この[[カード]]をフル投入した構築が入賞も果たしている。~ //[[【フィフティ・フィフティ】]]戦術を取るか、特定の[[レベル]]5・7[[水属性]]を使用する際に起用される程度となっている。~ --一応[[相手]]の[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]を妨害する手段として使うこともできる。~ しかし、[[レベル]]に関する[[召喚]]ルールを持たない[[融合モンスター]]・[[リンクモンスター]]の存在や、[[モンスター]]を[[リリース]]する以外にも[[特殊召喚]]の方法がある[[儀式モンスター]]中心の[[デッキ]][[相手]]では、例え[[【水属性】]]であっても無力である。~ わざわざこのためだけの[[メタ]]を狙って[[サイドデッキ]]に採用されることは無い。~ //例えば【マリンセス】・《リチュアの写魂鏡》 ---ただし、第11期に[[環境]]で活躍した[[【ガエルスプライト】>【スプライト】#variation1]]に対しては、[[水属性]]の[[ガエル]]の[[レベル]]変更が[[メタ]]として機能するようになった。~ [[スプライト]]は一部[[カード]]の制約により[[レベル]]・[[ランク]]・[[リンク]]2以外の展開が制限されているため、この[[カード]]の[[レベル]]低下が通常の[[水属性]]より[[刺さる]]。~ //2022年の[[環境]]で上記の様な大会での活躍が見られる様になったのは、関連[[カード]]の増加に加えてこの点も影響している。~ //スプライト登場以前から入賞するデッキはあったよ -「アトランティス(Atlantis)」とは、ギリシアの哲学者プラトンが書き残した2冊の本『[[ティマイオス>《ティマイオスの眼》]]』と『[[クリティアス>《クリティウスの牙》]]』に登場する陸地の名前。~ 「オリハルコン([[オレイカルコス>《オレイカルコス・シュノロス》]])」という金属の精製技術を持ち、[[ポセイドン>《ポセイドンの力》]]を守護神とする国家が栄えていたが、今からおよそ1万2000年前に洪水によって滅亡した、と記されている。~ 大西洋に存在したと言われており、ムー大陸と並び幻の大陸として人気が高い。~ 現在では[[オーパーツ>先史遺産]]の科学考証や海底調査から実在しなかったとする説が強いが、この島や類似する文明の存在を語る伝承等は多い。~ --[[英語名]]には「アトランティス」に該当する部分が無いため元ネタが分かりにくくなっている。~ 後発の[[「○○の都 ××」シリーズ>《海》#aname]]は日本名と同じような[[カード名]]になっており、結果としてこの[[カード]]のみ浮いてしまっている。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメオリジナルの「乃亜編」の「闇遊戯&城之内vsビッグ5」戦においてビッグ5が使用。~ [[《伝説のフィッシャーマン》]]と[[《カタパルト・タートル》]]を[[生け贄]]なしで[[召喚]]した。~ その後城之内の[[《ハーピィの羽根帚》]]で[[破壊]]されるも[[《聖なる魔術師》]]で[[サルベージ]]し再[[発動]]を狙うが、遊戯の[[《手札抹殺》]]で[[墓地へ送られた]]。~ 同じくアニメオリジナルの「ドーマ編」では、「闇遊戯vsダーツ」戦後に海から本物のアトランティスが出現している。~ --アニメGXでは「十代vsアナシス」戦でアナシスが使用。~ [[《暗黒大要塞鯱》]]・[[《海竜−ダイダロス》]]の[[レベル]]を下げる事で必要な[[生け贄]]を減らして[[召喚]]に繋げた。~ また、[[手札]]から[[レベル]]合計が3になるように[[通常召喚]]する[[通常罠]]《魔の海域レベル3》で[[《魚雷魚》]]と[[《砲弾ヤリ貝》]]を一度に[[召喚]]する[[コンボ]]も披露している。~ 最終的に[[《海竜−ダイダロス》]]の[[効果]]で[[墓地へ送られた]]。~ --アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「凌牙&&ruby(フォー){IV};vsクラゲ先輩」戦で凌牙が使用した[[通常魔法]]《アトランティスの威光》に同じ背景が描かれている。~ --アニメARC-Vでは3話においてアクションフィールドの選択画面にあった1枚。~ また大漁旗鉄平がほぼ同じ[[効果]]を持つ[[永続魔法]]《内海》を使用した。~ アクションデュエルでは専用の「アクションフィールド」が適用されている事から、[[フィールド魔法]]の上書きの処理が面倒なためこのような形になったのだろう。~ --漫画OCGストラクチャーズの特別番外編では、尚磨が海に行くのを「[[海>《海》]]がお題の[[デッキ]]で[[デュエル]]する」と勘違いして[[発動]]した。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルのミニゲーム「[[サルベージ>《サルベージ》]]」において、背景にこの[[カード]]の[[イラスト]]が使用されている。~ また、TAG FORCE SPECIALでは、梶木漁太がこの[[カード]]を[[発動]]するとき、[[《忘却の都 レミューリア》]]のセリフを言うバグがある。~ 同じ[[《海》]]として扱う[[カード]]だからだろうか。~ **関連カード [#card] -[[《海》]] ―類似[[カード]] -[[カード名を《海》として扱うカード>《海》#aname]] ―[[サポートカード]] -[[《アトランティスの戦士》]] ―類似[[効果]] -[[手札のモンスターのレベルを変更できるカード>《スター・ブラスト》#list]] ―モチーフ関連 -[[《No.6 先史遺産アトランタル》]] ―《伝説の都 アトランティス》が見られる[[カード]] -[[《アイスバーン》]] ***[[通常召喚]]可能な[[レベル]]5・[[水属性]]の[[モンスター]] [#list] ―[[通常モンスター]] #taglist(水属性^通常モンスター^星5); ―[[効果モンスター]] #taglist(水属性^効果モンスター^星5-特殊召喚モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター); ***[[通常召喚]]可能な[[レベル]]7・[[水属性]]の[[モンスター]] [#list2] ―[[通常モンスター]] #taglist(水属性^通常モンスター^星7-《Shelga,the Tri−Warlord》); ―[[効果モンスター]] #taglist(水属性^効果モンスター^星7-特殊召喚モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター); **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【伝説の都 アトランティス】]] **収録パック等 [#pack] -[[Mythological Age −蘇りし魂−]] MA-30 -[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-069 -[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP187 -[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]] SD4-JP020 -[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP153 &size(10){[[Rare]]}; -[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]] SD23-JP023 -[[デュエリストパック−レジェンドデュエリスト編−]] DP18-JP021 -[[デュエルロワイヤル デッキセットEX ROUND2]] DR02-JPB20 &size(10){([[Super]])}; **FAQ [#faq] Q:[[《マジック・キャンセラー》]]が存在する時に[[フィールド]]のこの[[カード]]の[[カード名]]はどうなりますか?~ A:その場合でも[[カード名]]は[[《海》]]として扱います。(08/12/29) Q:[[《禁止令》]]や[[《マインドクラッシュ》]]等の[[効果]]で《伝説の都 アトランティス》を[[宣言]]できますか?~ A:《伝説の都 アトランティス》の[[カード名]]は[[《海》]]として扱われるため、《伝説の都 アトランティス》を[[宣言]]する事ができません。(08/06/08) Q:この[[カード]]の[[適用]]中、[[元々の攻撃力]]が1000未満の[[モンスター]]が[[召喚]]され、この[[カードの効果]]で[[攻撃力]]が1000を上回りました。~ この[[モンスター]]に対し[[《落とし穴》]]を[[発動]]できますか?~ A:[[発動]]できます。~ [[フィールド魔法]]等、永続の[[ステータス]]変化[[効果]]は、[[召喚]]された時点で[[適用]]されるためです。 Q:この[[カード]]の[[適用]]中、[[水属性]]・[[レベル]]1の[[モンスター]]は、[[レベル]]0になりますか?~ A:0という[[レベル]]は存在しません。~ よって[[レベル]]1のままです。 Q:この[[カード]]の[[適用]]中、元々の[[ステータス]]が[[水属性]]・[[レベル]]1の[[モンスター]]に対して[[《スター・チェンジャー》]]の[[効果]]で[[レベル]]を1つ上げる場合、その[[モンスター]]の[[レベル]]はいくつになりますか?~ A:その場合、再計算(1−1+1)を行い、[[レベル]]は1のままです。(14/12/08) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《伝説の都 アトランティス》,魔法,フィールド魔法,《海》);