フィールド魔法 このカードのカード名は「海」として扱う。 このカードがフィールド上に存在する限り、 フィールド上に表側表示で存在する全ての 水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。 また、手札及びフィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。
Mythological Age −蘇りし魂−で登場したフィールド魔法。
《海》として扱い、水属性モンスターのレベルを1つ下げ、フィールド上の水属性モンスターを強化してくれる。
【伝説の都 アトランティス】のキーカードである。
カード名を《海》として扱うため、このカードが発動していれば《海》に関連するカードの効果を使える。
たとえば、《水陸両用バグロス Mk−3》や《マーメイド・ナイト》の効果を使ったり、《海竜−ダイダロス》や《コダロス》のコストにできる。
ただし、カード名自体が《海》として扱われるため、《伝説の都 アトランティス》と《海》は合計で3枚までしか投入できない点に注意。
手札の水属性モンスターのレベルが少なくなる効果は、多方面でメリットとして活用できる。
まず、アドバンス召喚を行う場合はリリースに必要なモンスターの数が少なくなる。
レベル5のモンスターは下級モンスターとして扱え、レベル7のモンスターは上級モンスターとして扱える。
第一の効果との相性もいい《海竜−ダイダロス》の他、《ギガ・ガガギゴ》や《超古深海王シーラカンス》が強力だろう。
また、レベル4の主力アタッカーがレベル3となることで、【フィフティ・フィフティ】の戦術を採用できる。
《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》や《レベル制限B地区》の影から安全に攻撃宣言が可能。
《海竜神の加護》・《ハイドロプレッシャーカノン》の適用も可能になる。
他方環境の変化に伴いレベルを下げる効果はデメリットも大きくなっている。
それはレベルが下がるために高レベルのシンクロモンスターや高ランクのエクシーズモンスターを呼びにくいこと。
水属性の素材1体につき1レベル下がるため、例えば前者の場合は《氷結界の龍 トリシューラ》を水属性モンスターだけでシンクロ召喚しようとした場合、合計レベル12以上の膨大なシンクロ素材が必要になってしまう。
このために【伝説の都 アトランティス】型の水属性では高レベルのシンクロモンスターが非常に召喚しにくく、その点でシンクロ召喚をフルに活用する現環境の最前線のデッキからは立ち遅れている感が否めない。
しかし、アドバンテージを稼ぎつつこのカードを除去できる下級モンスター《コダロス》が登場した。
【伝説の都 アトランティス】にシンクロ召喚を取り入れる場合、この《コダロス》をどう活用するかが鍵になると言っていい。
逆に、相手が水属性モンスターをシンクロ素材にしようとする場合に相手の思惑を崩せる事もあるが、水属性デッキ以外での水属性モンスターの採用率は低く、これがメリットになることはあまりない。
【水属性】以外で狙えるとすれば《氷結界の龍 グングニール》用に用意されている水属性モンスター程度だろう。
もうひとつのデメリットとして、儀式召喚でもこのレベルを下げる効果が悪く働くということがある。
儀式魔法でリリースするモンスターのレベルは、降臨させる儀式モンスターの元々のレベルを参照する、という裁定が出ている。
儀式モンスターが水属性であっても儀式魔法に必要なリリースは減らず、逆にリリースするモンスターのレベルは下がるため、儀式モンスターとの折り合いもすこぶる悪いのである。
Q:《マジック・キャンセラー》が存在する時にフィールド上のこのカードのカード名はどうなりますか?
A:その場合でもカード名は《海》として扱います。(08/12/29)
Q:《禁止令》や《マインドクラッシュ》等の効果で《伝説の都 アトランティス》を宣言できますか?
A:《伝説の都 アトランティス》のカード名は《海》として扱われるため、《伝説の都 アトランティス》を宣言する事ができません。(08/06/08)
Q:《マジック・ガードナー》のカウンターが乗っている状態で新しいフィールド魔法が発動されるとどうなりますか?
A:別のフィールド魔法カードが発動されることによる破壊は「ルールによる破壊」なので防ぐことはできません。
Q:このカードの発動中、元々の攻撃力が1000未満のモンスターが召喚され、このカードの効果で攻撃力が1000を上回りました。
このモンスターに対し《落とし穴》を発動できますか?
A:発動できます。フィールド魔法など永続のステータス変化効果は、召喚された時点で適用されるためです。
Q:このカードの発動中、水属性・レベル1のモンスターは、レベル0になりますか?
A:0というレベルは存在しません。よってレベル1のままです。