*《&ruby(とうぞく){盗賊};の&ruby(なな){七};つ&ruby(どうぐ){道具};/Seven Tools of the Bandit》 [#h17ed41c]
 カウンター罠
 罠カードが発動した時、1000ライフポイントを払って発動できる。
 その罠カードの発動を無効にし破壊する。

 [[Vol.6]]で登場した[[カウンター罠]]。~
 あらゆる[[罠カード]]の[[カードの発動]]を[[無効]]にする。

 このカードが[[セット]]された状態で[[自分]]の[[ターン]]に回ってくれば、[[相手]]の[[セット]][[カード]]を大概気にせず行動できる点で非常に心強い。~
 確かに[[汎用性]]では[[《神の宣告》]]に及ばないが、[[ライフ]]が2000より大きい場面ではより軽い[[コスト]]で[[発動]]できる。~

 [[カウンター罠]]なので、[[チェーン]]されることが少なく、[[《豊穣のアルテミス》]]などと[[コンボ]]できることが利点。~
 [[《トラップ・スタン》]]と違い厄介な[[カウンター罠]]にも[[チェーン]]できる。~
 [[《神の宣告》]]や[[《天罰》]]の他、現[[環境]]では[[《神の警告》]]の採用率が高くなっているため、この[[カード]]の利点が生きるようになった。~

-[[環境]]において―~
[[罠カード]]の採用率は[[《ハーピィの羽根帚》]]や[[《サイクロン》]]、[[《大嵐》]]といった[[汎用性]]の高い[[魔法・罠除去]]の規制状況に左右されやすい。~
一度[[セット]]する必要のある[[罠カード]]は、[[魔法カード]]よりもそれらに[[破壊]]される確率が高いためである。~
そのため、[[罠カード]]への[[カウンター]]であり、自身も[[罠カード]]であるこの[[カード]]も、それらの規制状況によって評価が大きく分かれる。~
似た役割のできる[[《王宮のお触れ》]]や[[《トラップ・スタン》]]、[[《魔宮の賄賂》]]等が登場してからは、なおさらである。~

--[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]には[[《大嵐》]]が始めて[[禁止カード]]に指定され、[[罠カード]]の[[破壊]]される可能性が下がった。~
この結果、[[自分]]の[[デッキ]]構築が限定されやすい[[《王宮のお触れ》]]や[[《トラップ・スタン》]]よりも、この[[カード]]に注目が集まる。~
[[《ゴッドバードアタック》]]や[[《スターライト・ロード》]]、[[《六尺瓊勾玉》]]等、[[カウンター]][[対象]]となる強力な[[罠カード]]が増えているのも大きい。~
[[環境]]が高速化しているため、[[ハンド・アドバンテージ]]を与えてしまう[[《魔宮の賄賂》]]より優先される事も増える。~

--[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]には[[《大嵐》]]が[[制限復帰]]、さらに[[《サイクロン》]]が[[無制限カード]]となる。~
これによりこの[[カード]]の採用率も元に戻るような形で激減し、再びあまり見かけなくなった。

//制限改訂が行われたので、記述整理
//
//--[[《大嵐》]][[禁止カード]]化後の[[罠カード]]採用率上昇もあり、[[自分]]の[[罠カード]]を活かしつつ、[[1:1交換]]を行える性能が評価されている。~
//[[カウンター罠]]には対応できず[[魔法・罠除去]]に弱い[[《王宮のお触れ》]]や、[[自分]]の[[罠カード]]を阻害する[[《トラップ・スタン》]]にはできない働きである。~
//[[《ゴッドバードアタック》]]や[[《スターライト・ロード》]]、[[《六尺瓊勾玉》]]等、[[カウンター]][[対象]]となる強力な[[罠カード]]が増えているのも大きい。~
//必然的に[[罠カード]]を減らす必要のある[[《王宮のお触れ》]]よりも、この[[カード]]と[[《トラップ・スタン》]]、そして他の[[罠カード]]を採用する事もある。~
//
//--高速化しているため、[[ハンド・アドバンテージ]]を与えてしまう[[《魔宮の賄賂》]]より優先される事が増えた。~
//以前は[[《大嵐》]]等の強力な[[魔法カード]]の存在から、この[[カード]]の方が劣っていると見られていた。~
//しかし[[《大嵐》]]が制限復帰し、また状況は変わるかもしれない。
//
//-上記のような理由で、[[《ゴッドバードアタック》]]を[[カウンター]]する[[《スターライト・ロード》]]の対策として、[[【BF】]]において使用される事がある。~
//しかし現環境では[[《サイクロン》]]が[[無制限カード]]ということもあり、この[[カード]]を無理に採用する必要もなくなってきた。~

//-[[Vol.6]]で収録されたこの[[カード]]は、[[通常罠]]表記になっている。~
//↑当時はまだアイコンの制度がなかっただけだから、こうした書き方は語弊がある

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版「バトルシティ編」のバトルロイヤル戦において闇遊戯が使用。~
OCGとのルールの辻褄合わせのために使用され、マリクの[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]を[[無効]]にし[[破壊]]した。~
しかし[[ライフ>ライフポイント]]を1000払う[[コスト]]により海馬の思惑が少し狂うことになる。~

--アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において遊星の[[デッキ]]に投入されているのが確認できる。~

//-「タッグフォース」シリーズでは、このカードの上位互換と言える《ギャクタン》が登場している。~
//ノーコストで罠を無効にでき、さらにその罠カードを[[《寄生虫パラサイド》]]のように表側表示で相手のデッキに戻し、それをドローするまで相手に同名カードを発動できなくする。~

-Vジャンプ2007年2月号付録DVD、DUELIST VALUABLE DISCのデュエルアカデミー遊☆戯☆王OCGルール映像における千丈目vsカイザー海馬の[[デュエル]]で千丈目が使用。~
[[《アームド・ドラゴン LV10》]]の[[攻撃]]に対してカイザー海馬の使用した[[《炸裂装甲》]]を[[カウンター]]し見事[[ダイレクトアタック]]に貢献した。

**関連カード [#tc0dfdda]
-[[《トラップ・ジャマー》]]
-[[《王宮の陥落》]]
-[[《誤作動》]]
-[[《カウンター・カウンター》]]

**収録パック等 [#h26f760a]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP075 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP059 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-058 &size(10){[[Super]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-68 &size(10){[[Super]]};
-[[Vol.6]] &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP034
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP035
-[[STARTER DECK(2012)]] ST12-JP038

**FAQ [#t42b5661]
Q:既に[[表側表示]]となっている[[《血の代償》]]の[[効果]]を発動したタイミングで、[[《血の代償》]]に対しこのカードを使えますか?~
A:すでに[[発動]]され[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在している状態の[[永続罠]]の[[効果の発動]]に対し《盗賊の七つ道具》を[[発動]]する事はできません。~
  これらを[[無効]]化するには、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]同様「[[セット]]から[[表側表示]]となった時点」で[[カウンター]]する必要があります。

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