*《&ruby(とうぞく){盗賊};の&ruby(なな){七};つ&ruby(どうぐ){道具};/Seven Tools of the Bandit》 [#h17ed41c]
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 カウンター罠
 罠カードが発動した時、1000ライフポイントを払って発動できる。
 その罠カードの発動を無効にし破壊する。
 (1):罠カードが発動した時、1000LPを払って発動できる。
 その発動を無効にし破壊する。

 [[Vol.6]]で登場した[[カウンター罠]]。~
 [[ライフコスト]]を払い、[[罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[効果]]を持つ。~

 似た役割を持つ[[カード]]に[[《トラップ・スタン》]]がある。~
 [[ライフコスト]]を必要とする点や制圧力では劣るが、こちらは[[カウンター罠]]であるため、[[《神の宣告》]]・[[《神の警告》]]などの[[カウンター罠]]にも[[チェーン]]でき、同時に[[チェーン]]されにくい利点がある。~
 [[《豊穣のアルテミス》]]などとの[[コンボ]]もできる。~
 同じく[[罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にできる[[カウンター罠]]に、[[無効]]にした後に[[デッキに戻す]][[《ギャクタン》]]が存在している。~
 この[[カード]]は[[無効]]にした後[[破壊]]してしまうため、[[破壊]]すると[[効果]]を[[発動]]されてしまう[[《アーティファクトの神智》]]や、[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を持つ[[《ブレイクスルー・スキル》]]等、一部の[[罠カード]]に対して弱い。~
 また、[[《ギャクタン》]]は[[ノーコスト]]であり、こちらは[[ライフコスト]]が必要となる点でも劣っている。~
 この[[カード]]自身は使いにくいという訳でもないのだが、ほぼ完全[[上位互換]]となる[[《ギャクタン》]]を差し置いて敢えて採用する理由がないのが現状である。~


-[[環境]]において―~
[[罠カード]]の採用率は[[《ハーピィの羽根帚》]]や[[《サイクロン》]]、[[《大嵐》]]といった[[汎用性]]の高い[[魔法・罠除去]]の規制状況に左右されやすい。~
一度[[セット]]する必要のある[[罠カード]]は、[[魔法カード]]よりもそれらに[[破壊]]される確率が高いためである。~
そのため、[[罠カード]]への[[カウンター]]であり、自身も[[罠カード]]であるこの[[カード]]も、それらの規制状況によって評価が大きく分かれる。~
似た役割のできる[[《王宮のお触れ》]]や[[《トラップ・スタン》]]、[[《魔宮の賄賂》]]などが登場してからは、なおさらである。~
[[《王宮のお触れ》]]と並んで最初期から存在する[[罠カード]]対策であり、思い出深い[[プレイヤー]]も多いだろう。~
[[罠カード]]の採用率は[[環境]]によって変動するため、これらの[[カード]]も[[環境]]に応じて異なった評価を受けていた。~
[[罠カード]]対策の中では、どちらかというと1枚で完封できる[[《王宮のお触れ》]]の方を見かけることが多く、この[[カード]]にお呼びがかかることは少なめであった。~
こちらは[[自分]]も[[罠カード]]を使用する[[デッキ]]で採用されていたが、第6期で[[《トラップ・スタン》]]が登場してからはそちらに採用率を抜かれてしまう。~
それでも、[[カウンター罠]]であることはこの[[カード]]固有の[[メリット]]であり、優先して採用されたこともあった。~
例えば、第7期に[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]で[[《大嵐》]]が初めて[[禁止カード]]に指定された[[環境]]では、[[自分]]の[[デッキ]]構築が限定されやすい[[《王宮のお触れ》]]や[[《トラップ・スタン》]]よりも、この[[カード]]に注目が集まった。~
[[《六尺瓊勾玉》]]等の流行りの[[カウンター罠]]を後出しで[[無効]]にしたり、[[《ゴッドバードアタック》]]に対して[[発動]]された[[《スターライト・ロード》]]を[[無効]]にできる点が評価されたのである。~
しかし、その後の[[環境]]では[[罠カード]]の採用率の減少、第8期の[[《アーティファクトの神智》]]の流行などもあり再び採用されなくなる。~
そして第9期にほぼ完全[[上位互換]]となる[[《ギャクタン》]]が登場したことにより事実上その役割を終えた。~

--[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]には[[《大嵐》]]が始めて[[禁止カード]]に指定され、[[罠カード]]の[[破壊]]される可能性が下がった。~
この結果、[[自分]]の[[デッキ]]構築が限定されやすい[[《王宮のお触れ》]]や[[《トラップ・スタン》]]よりも、この[[カード]]に注目が集まる。~
[[《ゴッドバードアタック》]]・[[《スターライト・ロード》]]・[[《六尺瓊勾玉》]]など、[[カウンター]][[対象]]となる強力な[[罠カード]]が増えているのも大きい。~
[[環境]]が高速化しているため、[[ハンド・アドバンテージ]]を与えてしまう[[《魔宮の賄賂》]]より優先される事も増える。~
-七つ道具とは一緒に携行する複数の道具の事を言う。~
文字通り7種の道具を指す言葉として使われるが、[[イラスト]]に描かれているツールナイフの様に一つで様々な機能を持つ道具を指す事もある。~

--[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]には[[《大嵐》]]が[[制限復帰]]、更に[[《サイクロン》]]が[[無制限カード]]となる。~
これによりこの[[カード]]の採用率も元に戻るような形で激減し、再びあまり見かけなくなった。~
その後、[[伏せカード]]を[[発動]]させないまま[[破壊]]する[[《ナイト・ショット》]]の登場により、あらかじめ[[セット]]の手間が必要であり[[相手]]に[[破壊]]されるリスクまで伴うこちらの立場が更に危うくなった。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメ版「バトルシティ編」のバトルロイヤル戦において闇遊戯が使用。~
マリクの[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]を[[無効]]にし[[破壊]]した。~
しかし[[ライフポイント]]を1000払う[[コスト]]により、海馬の思惑が少し狂うことになる。~
なお、原作の同じシーンでは[[《罠はずし》]]が使用されている。~
闇マリクの[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]に対して[[発動]]し、[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]を[[破壊]]から守りつつ[[攻撃]]を無事に通す役割を担った。~
演出の都合か[[ライフコスト]]を支払うタイミングが[[OCG]]と異なっており、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]を[[無効]]にし、直後の[[戦闘]]が終了してから支払われている。~

--原作の同シーンでは[[《罠はずし》]]が使用されているが、アニメでは[[OCG]]のルールに合わせ、この[[カード]]が代わりに採用されたようだ。~
これによって闇遊戯には原作にない[[ライフロス]]が生じており、海馬がこの[[ライフロス]]を城之内との準決勝を望んだ負け抜けの意図によるものと見て憤るという、アニメ独自の描写が追加されている。~
実際に闇遊戯がそのような意図で[[発動]]したのかは明らかでないが、彼にとっては[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]の[[発動]]を見過ごした方が明らかに不利になる状況であり、単なる言いがかりのようにも取れる。~

--アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において遊星の[[デッキ]]に投入されているのが確認できる。~

--漫画ZEXALでは「凌牙vs瑠那」において凌牙が使用。~
--漫画ZEXALでは「凌牙vs瑠那」戦において凌牙が使用。~
瑠那の《ランク抹殺》を[[無効]]にし[[破壊]]した。~

//-「タッグフォース」シリーズでは、このカードの上位互換と言える《ギャクタン》が登場している。~
//ノーコストで罠を無効にでき、さらにその罠カードを[[《寄生虫パラサイド》]]のように表側表示で相手のデッキに戻し、それをドローするまで相手に同名カードを発動できなくする。~
//-Vジャンプ2007年2月号付録DVD、DUELIST VALUABLE DISCのデュエルアカデミー遊☆戯☆王OCGルール映像における千丈目vsカイザー海馬の[[デュエル]]で千丈目が使用。~
//[[《アームド・ドラゴン LV10》]]の[[攻撃]]に対してカイザー海馬の使用した[[《炸裂装甲》]]を[[カウンター]]し見事[[直接攻撃]]に貢献した。~

-Vジャンプ2007年2月号付録DVD、DUELIST VALUABLE DISCのデュエルアカデミー遊☆戯☆王OCGルール映像における千丈目vsカイザー海馬の[[デュエル]]で千丈目が使用。~
[[《アームド・ドラゴン LV10》]]の[[攻撃]]に対してカイザー海馬の使用した[[《炸裂装甲》]]を[[カウンター]]し見事[[ダイレクトアタック]]に貢献した。~
**関連カード [#card]
-[[罠カードの発動に対応するカウンター罠>カウンター罠#trap]]

**関連カード [#tc0dfdda]
-[[《トラップ・ジャマー》]]
-[[《王宮の陥落》]]
-[[《誤作動》]]
-[[《カウンター・カウンター》]]
-[[《王宮のお触れ》]]
-[[《トラップ・スタン》]]

**収録パック等 [#h26f760a]
―[[Vol.6]]で登場した[[カウンター罠]]
-[[《神の宣告》]]
-[[《昇天の角笛》]]
-[[《マジック・ジャマー》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vol.6]] &size(10){[[Ultra]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-68 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-058 &size(10){[[Super]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP075 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP034
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP035
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP059 &size(10){[[Super]]};
-[[STARTER DECK(2012)]] ST12-JP038
-[[スターターデッキ(2012)]] ST12-JP038
-[[スターターデッキ(2014)]] ST14-JP040

**FAQ [#t42b5661]
Q:既に[[表側表示]]となっている[[《血の代償》]]の[[効果の発動]]をしたタイミングで、この[[カード]]を[[発動]]できますか?~
A:既に[[発動]]され[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在している状態の[[永続罠]]の[[効果の発動]]に対し、《盗賊の七つ道具》を[[発動]]する事はできません。~
  これらを[[無効]]化するには、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]同様「[[セット]]から[[表側表示]]となった時点」で[[カウンター]]する必要があります。~
//**FAQ [#faq]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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&tag(《盗賊の七つ道具》,罠,カウンター罠,);