通常魔法 このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。 (1)：２０００ＬＰを払い、自分フィールドのレベル４以下のモンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターと同じ種族・属性・レベルでカード名が異なるモンスター２体を デッキから特殊召喚する（同名カードは１枚まで）。 このカードの発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
MILLENNIUM BOX GOLD EDITIONで登場した通常魔法。
自分フィールドの下級モンスターと種族・属性・レベルが同じでカード名が異なるモンスター２種類をリクルートする効果を持つ。
リクルートできるモンスターは種族・属性・レベルが同じ必要があり、加えて同名カードは１体しか呼び出せないので、デッキ構築自体をある程度固めておく必要がある。
さらに2000という重いライフコストに加え、発動後の特殊召喚と発動ターンのバトルフェイズを封じられるため、展開したモンスターで攻め込むことができない。
特殊召喚したモンスターの効果は無効にならないので、それを利用してアドバンテージを稼いだり、相手の行動を妨害する布陣を整えて次の自分のターンに攻め込むようにしたい。
相性が良いデッキの例としては、特殊召喚に頼らずに長期戦を得意とする【武神】が挙げられ、《武神−ヤマト》・《武神−ミカヅチ》・《武神−アラスダ》３体の効果を連動させることで大きなアドバンテージを得られる。
同様に、地属性・岩石族・レベル４のコアキメイルや《フォッシル・ダイナ パキケファロ》を中心とした【メタビート】軸の【岩石族】でも相手ターンの行動を妨害しやすい。
光属性・雷族・レベル４でも《ライオウ》・《避雷神》・《電光−雪花−》などによる妨害や《電池メン−角型》によるサーチが行える。
《避雷神》はこのカードの発動を阻害し、《電光−雪花−》は特殊召喚できないなど難点はあるが、３体が並ぶと相手は思うように動けなくなるため狙ってみる価値はある。
また、同じく主要モンスターのステータスが同じ【おジャマ】でも有効利用できる。
《おジャマ・デルタハリケーン！！》に必要なおジャマや《おジャマ・ブルー》をリクルートできる他、《超融合》で相手ターンに《おジャマ・キング》になることで展開を妨害することもできる。
【幻奏】では、《幻奏の音女アリア》をリクルートして強固な耐性を付与したり、《オネスト》をリクルートしてバウンスする事で間接的なサーチとする事もできる。
《終末の騎士》・《Ｅ・ＨＥＲＯ シャドー・ミスト》など特殊召喚時に効果を発揮する制限カードを複数有するレベル４の闇属性・戦士族も相性がいい。
制約とライフコストを踏み倒せる《Ｄ−ＨＥＲＯ ダイヤモンドガイ》もレベル４・闇属性・戦士族であり併用の余地がある。
フィールドでカード名が変更されるモンスターを対象にすれば、元々のカード名が同じモンスターを特殊召喚できる。
【ＶＷＸＹＺ】でも《Ｘ−ヘッド・キャノン》らを展開し、守って次のターンに《ＸＹＺ−ドラゴン・キャノン》を出すといった動きもできる。
【ＶＷＸＹＺ】に限らず、《マシンナーズ・ギアフレーム》等ユニオンの効果で装備カードとなり守ることもできる。
エクシーズ召喚を主とするデザイナーズデッキでは属性・種族・レベルが統一されている場合が多く、展開しやすい。
エクシーズ召喚はできないものの、特殊召喚時の効果を利用しやすい場合も多い。
展開したモンスターを使って相手ターンに特殊召喚を行うという手も考えられる。
《アクセル・シンクロン》を自身の効果でレベル４にし、このカードでレベル４・闇属性・機械族を出しておけば相手ターンでシンクロ召喚可能。
通常召喚には制約がない点を活かし、三幻神や三邪神・《神獣王バルバロス》のリリース要員を用意する事もできる。
守備表示でもリクルートできるので、戦闘破壊耐性を持つモンスターを呼び出せば壁にもなるが、現環境では効果で簡単に除去されることも多い点には気を付けたい。
氷結界軸の【湿地草原】で布陣を固めつつ、《海竜神の加護》で守って次のターンの《氷結界の水影》の直接攻撃に繋げる事もできる。
通常の【氷結界】であっても、様々なモンスターを使い分けする事が多く、並べる事で効果を発揮でき発動までの特殊召喚制限がないため相性が比較的いい。
【図書館エクゾ】ではメインとなる《王立魔法図書館》とそれと相性がよい《熟練の青魔道士》を即座にリクルート出来る。
今までリクルート手段が《召喚僧サモンプリースト》に頼りがちであったため、比較的高い安定性から即座にドローエンジンを起動させることも可能。
Ｑ：《精霊術師 ドリアード》を対象として発動した場合、効果の処理はどうなりますか？
Ａ：特殊召喚するモンスターは、魔法使い族・レベル３でカード名が異なるモンスター２体である必要がありますが、《精霊術師 ドリアード》の持つ属性のいずれか一つと同じモンスターを選ぶ事になります。
（例えば、魔法使い族・炎属性・レベル３のモンスター１体と、魔法使い族・風属性・レベル３のモンスター１体を選んで特殊召喚する事もできます。）(15/11/28)