*《&ruby(メタモルフォーゼ){突然変異};/Metamorphosis》 [#top]
 通常魔法(禁止カード)
 自分フィールド上モンスター1体を生け贄に捧げる。
 生け贄に捧げたモンスターのレベルと同じレベルの
 融合モンスターを融合デッキから特殊召喚する。
 ※[[テキスト]]中の「[[生け贄]]」は「[[リリース]]」を指す。~

 [[新たなる支配者]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[モンスター]]1体の[[リリース]]を[[コスト]]に、[[融合召喚]]を行わず[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~

//エクストラデッキについて
 多種多様な[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]できるため、なるべく様々な[[レベル]]の[[融合モンスター]]を採用すると良いだろう。~
 ただし、現行ルールの[[マスタールール3]]において[[エクストラデッキ]]の枚数は15枚までであり、採用する[[モンスター]]は厳選する必要がある。~
 [[相手]]依存であり期待は禁物だが、[[《X・E・N・O》]]等で一時的に[[コントロール奪取]]した[[モンスター]]を[[リリース]]すれば[[モンスター]][[除去]]としても使用可能であり、その観点でも多種の[[融合モンスター]]を揃えておくと良いだろう。~

//注意事項
 [[正規融合]]ではないため、[[特殊召喚]]した[[融合モンスター]]は[[蘇生]]できない。~
 [[モンスター]]を[[リリース]]することを条件とするため、[[トークン]]や[[罠モンスター]]等の特殊な[[モンスター]]も変異素材として使用することができる。~

//変異素材
 [[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]等の高[[レベル]][[融合モンスター]]には優秀な[[効果]]を持つ[[モンスター]]が多く、これらを[[特殊召喚]]すれば大きな[[アドバンテージ]]を得ることができる。~
 ただしこの[[カード]]自体は[[サーチ]]が難しく、通常は高[[レベル]]のものほど展開手段が限られる。~
 [[特殊召喚]]と同時に[[アドバンテージ]]を得られるものも少ないので、[[相手]]の妨害には注意が必要である。~
 特定の[[レベル]]に特化して、その中の[[融合モンスター]]を使い分けるか、[[メインデッキ]]・[[エクストラデッキ]]ともに様々な[[レベル]]から厳選したものを扱うかはプレイヤー次第だろう。~
 [[レベル]]8以下の[[融合モンスター]]は、[[《ガガガマジシャン》]]を使用することで状況に合った[[融合モンスター]]を呼ぶことができる。~

 クセの強い[[《異星の最終戦士》]]・[[《サイバー・ブレイダー》]]の展開手段としても優秀である。~
 [[レベル]]1には[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]がおり、[[羊トークン]]を[[リリース]]するだけで簡単に[[特殊召喚]]できる。~
 様々な選択肢を持つため、それぞれの[[レベル]]に利点があるが、一際目立つのは[[レベル]]10の充実である。~
 [[攻撃表示]]には[[《Dragoon D−END》]]、[[守備表示]]には[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]、[[魔法・罠カード]]には[[《ナチュル・エクストリオ》]]、[[モンスター効果]]には[[《地天の騎士ガイアドレイク》]]と、それぞれの要素に強い[[融合モンスター]]が揃っている。~
 [[《トラゴエディア》]]や[[《メタル・リフレクト・スライム》]]など、[[リリース]]の調達も難しくない。~

-[[特殊召喚]]可能な各[[レベル]]の強力な[[融合モンスター]]([[融合]][[効果モンスター]]/高[[攻撃力]]・[[効果]]無し)

--[[レベル]]12−[[《極戦機王ヴァルバロイド》]]/[[《青眼の究極竜》]]
--[[レベル]]11−[[《インフェルノイド・ティエラ》]]/該当なし
--[[レベル]]10−[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]][[《Dragoon D−END》]][[《ナチュル・エクストリオ》]][[《地天の騎士ガイアドレイク》]]/該当なし
--[[レベル]]9−[[《アルカナ ナイトジョーカー》]] [[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]/[[《マスター・オブ・OZ》]]
--[[レベル]]8−[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]] [[《ガトリング・ドラゴン》]] [[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]][[《超合魔獣ラプテノス》]]/[[《メテオ・ブラック・ドラゴン》]]
--[[レベル]]7−[[《竜魔人 キングドラグーン》]] [[《異星の最終戦士》]] [[《サイバー・オーガ・2》]][[《サイバー・ブレイダー》]] / [[《双頭の雷龍》]][[《聖女ジャンヌ》]]
--[[レベル]]6−[[《コアラッコアラ》]] [[《ドラゴン・ウォリアー》]] [[《闇魔界の竜騎士 ダークソード》]] [[《黒炎の騎士−ブラック・フレア・ナイト−》]] [[《おジャマ・キング》]]/[[《紅陽鳥》]]
--[[レベル]]5−[[《デス・デーモン・ドラゴン》]] [[《魔人 ダーク・バルター》]] [[《ナイトメアを駆る死霊》]] [[《ドラゴンに乗るワイバーン》]] [[《おジャマ・ナイト》]]/[[《黒き人食い鮫》]]
--[[レベル]]4−[[《旧神ノーデン》]]/[[《暗黒火炎龍》]] [[《カルボナーラ戦士》]] [[《レア・フィッシュ》]]
--[[レベル]]3−該当なし/[[《アンデット・ウォーリアー》]] [[《魔装騎士ドラゴネス》]]
//--[[レベル]]2−該当なし/該当なし
--[[レベル]]1−[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]/該当なし

-[[レベル]]1[[モンスター]]を[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]に簡単に変異させることができ、加えて[[カオス]]の[[コスト]]調達や[[攻撃]]不可[[デメリット]]の解除といった面で[[【変異カオス】]]が台頭。~
[[CYBERNETIC REVOLUTION]]で当時高い制圧力を誇っていた[[《魔人 ダーク・バルター》]]を簡単に呼べる[[《サイバー・ドラゴン》]]、[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]の爆発力を高める[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]が登場し、その破壊力を更に増した事も手伝い、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]で[[制限カード]]に指定される。~
その後、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]が[[禁止カード]]にされたため、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]に[[準制限カード]]になる。~
しかしそれは[[【デミスドーザー】]]の[[1ターンキル]]性向上と同義であり、さらにその後[[《神獣王バルバロス》]]・[[《究極封印神エクゾディオス》]]・[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]といった、容易に展開できる高[[レベル]][[モンスター]]が立て続けに登場した。~
結果的に再びこの[[カード]]が暴走してしまったためか、わずか半年後の[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]になった。~

--この[[カード]]が[[禁止カード]]になった事で、[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]が[[召喚]]不可能になった。~
似たような境遇の[[カード]]として、[[《ガーディアン・エルマ》]]等がある。~
//[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]からしてみれば、完全なとばっちりではあるが。
//融合モンスターじゃなくなった本人にも問題がある

--[[マスタールール]]適用により、[[エクストラデッキ]]の枚数に制限が掛かったことで、変異する[[融合モンスター]]の選択肢が狭まった。~

-この[[カード]]の登場後、各[[レベル]]の[[融合モンスター]]を揃えるため、[[《暗黒火炎龍》]]、[[《アンデット・ウォーリアー》]]といった第1期の[[融合モンスター]]が注目を集めた。~
しかし、それらの[[モンスター]]の採用率は、この[[カード]]が禁止された後に下がり、[[マスタールール]]適用後は激減した。~
[[エクストラデッキ]]の枚数制限によって、採用する[[モンスター]]を厳選されたためである。~
[[《簡易融合》]]が存在するため、低[[レベル]][[融合モンスター]]の採用率は皆無ではないが、厳選され大幅に減少している。~

//-この[[カード]]による[[特殊召喚]]は、[[シンクロ召喚]]に似ている。~
//[[レベル]]による[[特殊召喚]]を行う事、素材となる[[モンスター]]だけでは[[特殊召喚]]される[[モンスター]]の正体がわからない事、普通は2枚の[[カード]]消費で[[特殊召喚]]できる事が類似している。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて十代が使用。~
「vsアナシス」戦、「vs影丸」戦、「vsアリス」戦では[[《E・HERO バブルマン》]]とこの[[カード]]を[[生け贄]]に、[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]を[[特殊召喚]]した。~
「vsエド」(1戦目)では[[《E・HERO クレイマン》]]とこの[[カード]]を[[生け贄]]に、《E・HERO クレイ・ガードマン》を[[特殊召喚]]した。~
「vsエックス」戦では、[[永続罠]]《モンスター・レジスター》によって[[デッキ]]から[[墓地]]に送られた。~
ヨハンの回想シーンでは、トムという少年が所持していたのが確認できる。~

--漫画ZEXALでは、この[[カード]]の[[エクシーズモンスター]]版とでも言うべき[[通常魔法]]《希望の天啓》が登場している。~
こちらは、[[リリース]]する[[モンスター]]が[[ドラゴン族]]に限定されているのと、[[エクシーズ召喚]]扱いで[[特殊召喚]]する違いがある。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]のスペシャル制限リストでは、[[パワーカード]]が軒並み規制される中、さりげなく[[制限カード]]を飛ばして[[準制限カード]]へ規制緩和されている。~
ちなみに、同リストでは唯一の[[制限緩和]]された[[カード]]である。~
このゲームには、[[《ドラゴン・ウォリアー》]]のような[[融合素材]]が収録されていない[[融合モンスター]]が少なくないので、その配慮だろう。~

**関連カード [#card]
-[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]

-[[《簡易融合》]]

-[[《シンクロ・チェンジ》]]
-[[《忍法 変化の術》]]
-[[《孵化》]]
-[[《ミステリーサークル》]]

-[[《エクシーズ・シフト》]]

**収録パック等 [#pack]
-[[新たなる支配者]] 301-038
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP038

**FAQ [#faq]
Q:《突然変異》で[[召喚]]できない[[融合モンスター]]はいますか?~
A:[[融合召喚]]以外の[[特殊召喚]]ができないものや、正規の手順以外の[[特殊召喚]]を認めない[[融合モンスター]]は不可能です。~
  詳しくは[[融合召喚]]の項目を参考にしてください。~

Q:[[レベル]]が13以上の[[《グリード・クエーサー》]]を[[リリース]]した場合、[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:該当する[[レベル]]の[[融合モンスター]]が存在しないので[[特殊召喚]]できません。~
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