*《&ruby(にしゃいちりょうぞん){二者一両損};/Simultaneous Loss》 [#top] 通常罠 お互いに自分のデッキの一番上のカード1枚を墓地に送る。 [[ELEMENTAL ENERGY]]で登場した[[通常罠]]。~ [[お互い]]の[[デッキトップ]]を[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ。~ [[お互い]]に影響を受ける[[デッキ破壊]][[カード]]である。~ しかし、[[墓地へ送る]][[カード]]は1枚のみと、[[デッキ破壊]]としては明らかに不十分。~ [[《天変地異》]]などで[[相手]]の[[デッキトップ]]を確認し、不都合な[[カード]]だった場合に[[墓地へ送る]]という使い方もできなくはないが、[[《強烈なはたき落とし》]]で十分である。~ [[自分]]の[[デッキトップ]]から[[墓地]]へ送れることを活かそうにも、その目的なら[[《ライトロード・アサシン ライデン》]]などの方が扱いやすい。~ [[自分]]の[[デッキトップ]]を[[墓地へ送る]][[罠カード]]という観点で見ても、この[[カード]]より[[墓地へ送る]]枚数の多い[[《針虫の巣窟》]]が存在している。~ 上記の通り、どのような目的で使うにせよこの[[カード]]では力不足となってしまうことが多い。 一応、[[《トップ・シェア》]]とは[[コンボ]]可能。~ [[自分]]は[[墓地]]にあった方が良い[[カード]]を[[デッキトップ]]にする事で、[[自分]]は[[墓地]]肥やしになり、[[相手]]が[[手札]]に加えたかった[[カード]]を[[墓地へ送る]]事で[[相手]]の目論みを外す事ができる。~ もっとも、[[墓地]]にあっても[[手札]]にあっても都合が良い[[カード]]が多い昨今の[[環境]]では、その[[コンボ]]が有用に働く場面は少ない。~ -[[フリーチェーン]]で[[発動]]でき、[[相手]]の[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]ので、[[《ヴァンパイア帝国》]]の[[効果]]を[[発動]]させる[[トリガー]]としてはそれなりの働きが見込める。~ ただし[[《ヴァンパイア帝国》]]が引けないとほとんど使い途はない。~ -[[カード名]]こそ《二者一両損》だが、[[自分]]はこの[[カード]]も消費するため、二両以上の損となる場合が多い。~ -[[イラスト]]では[[《戦士ダイ・グレファー》]]が[[《荒野の女戦士》]]と戦っている。~ この時互いが落とした剣を、[[カード名]]が表しているのだろう。~ --この[[カード]]と[[《ディメンション・ウォール》]]の[[イラスト]]から、[[《荒野の女戦士》]]=[[《異次元の女戦士》]]という説も存在する。~ マスターガイド2では、同一人物であることを仄めかす記述もある。~ --なお他の[[カード]]の[[イラスト]]を見る限り、戦っている2人は同じ[[《連合軍》]]に所属しているはずなのだが、なぜ戦っているのかについては未だに明らかにされていない。~ -元ネタは、江戸時代の町奉行・大岡越前守の名裁きとして知られている「三方一両損」のエピソードだろう。~ ある男が三両入った財布を拾い持ち主に返そうとしたのだが、持ち主の男は「その三両はもう自分の物ではない」と意地を張り受け取らない。~ 埒が明かないので大岡越前守に判断を仰ぐと、大岡越前守は自分の懐から一両を追加し、四両とした後で両者に二両ずつを与えた。~ 二人とも三両が懐に入るはずを二両となったのだから、それぞれ一両の損。~ 大岡越前守も一両出したのだから一両の損。~ これで三人とも一両損をしたことになり「三方一両損」という訳である。~ --ただし、このエピソードを実際に行ったという話があるのは、江戸時代初頭の名奉行とされる京都所司代・板倉勝重である。~ 間違ったまま今日にまで知られているのは、板倉勝重や他の奉行の名裁きがより知名度が高い江戸の名奉行に置き換えた講談にされ、大衆娯楽として広まったからというのが大きい。~ //因みにこの話には続きがある。~ //この話を聞いたあくどい二人組が同じ事をしたところ、大岡越前守は一両を自分のものにし二両とした後で各々に一両ずつを褒美として与えた。~ //二人とも一両も懐に入らないはずを一両となったのだから、一両の得。~ //大岡越前守も一両もらい、一両の得としたという。~ //三方一両損の解説なんだからここまで書かなくていい --[[英語名]]では「同時の損失」という意味になっている。 **関連カード [#card] -[[《徴兵令》]] -[[《はたき落とし》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《荒野の女戦士》]] -[[《戦士ダイ・グレファー》]] ***複数の[[プレイヤー]]の[[デッキの一番上]]から[[カード]]を[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ[[カード]] [#list1] ※以下はリンク先を参照~ -[[自分のデッキの一番上からカードを墓地へ送る効果を持つカード>墓地を肥やす#effect1]]~ -[[相手のデッキの一番上からカードを墓地へ送る効果を持つカード>デッキ破壊#top_send]]~ ※明記がない場合は必ず[[お互い]]の[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]~ |CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |''[[カード名]]''|''種類''|''墓地へ送る枚数''| |[[《古衛兵アギド》]]|[[下級モンスター]]|5枚、追加でどちらかのみ更に5枚| |[[《古尖兵ケルベク》]]|~|5枚| |[[《C・スネーク》]]|~|枚数不定、[[装備モンスター]]の[[コントローラー]]のみ処理を行う| |[[《ティアラメンツ・クシャトリラ》]]|[[最上級モンスター]]|どちらかのみ3枚| |[[《インフェルノイド・ティエラ》]]|[[融合モンスター]]|3枚| |[[《毒の魔妖−土蜘蛛》]]|[[シンクロモンスター]]|3枚| |[[《ボルテック・バイコーン》]]|~|7枚| |[[《真血公ヴァンパイア》]]|[[エクシーズモンスター]]|4枚| |[[《巡死神リーパー》]]|~|5枚| |[[《閃刀術式−ベクタードブラスト》]]|[[通常魔法]]|2枚| |[[《戦場の惨劇》]]|[[永続魔法]]|5枚、[[ターンプレイヤー]]のみ| |《二者一両損》|[[通常罠]]|1枚| ―[[カードをめくる]]処理がある |CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |''[[カード名]]''|''種類''|''めくる枚数''|''めくった中から[[墓地へ送る]][[カード]]''| |[[《カオスポッド》]]|[[下級>下級モンスター]][[リバースモンスター]]|[[デッキ]]へ戻した[[モンスター]]と同じ枚数の[[モンスター]]が出るまで|[[レベル]]4以下で[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]以外を全て| ***複数の[[プレイヤー]]の[[デッキ]]の中から[[カード]]を[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ[[カード]] [#list2] ※以下はリンク先を参照~ -[[自分のデッキからカードを選んで墓地へ送る効果を持つカード>墓地を肥やす#effect2]]~ -[[相手のデッキの中からカードを墓地へ送る効果を持つカード>デッキ破壊#select_send]]~ ※明記がない場合は必ず[[お互い]]の[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]~ -複数の種類 --[[《通販売員》]](2枚、(1)の[[効果]]で[[罠カード]]を見せた場合) --[[《イビリチュア・テトラオーグル》]]([[宣言]]された種類の[[カード]]) **収録パック等 [#pack] -[[ELEMENTAL ENERGY]] EEN-JP053 -[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP113 //**FAQ [#faq] //Q:~ //A: ---- &tag(《二者一両損》,罠,通常罠,);