*《&ruby(にんじゃぎぞく){忍者義賊};ゴエゴエ/Goe Goe the Gallant Ninja》 [#j91c9ef2]
 効果モンスター
 星4/風属性/戦士族/攻1500/守1000
 相手の手札が5枚以上の場合、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
 相手の手札をランダムに2枚捨てる。

 [[FORCE OF THE BREAKER]]で登場した[[風属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[相手]]の[[手札]]を[[ランダム]]に2枚[[捨てる]][[誘発効果]]を持つ。~
 この[[誘発効果]]は[[相手]]の[[手札]]が5枚以上の場合、この[[カード]]が[[相手]][[プレイヤー]]に[[戦闘ダメージを与えた]]時に[[強制発動]]する。~

 [[相手]]が[[ガジェット]]によって[[手札]]を補充する場合、[[効果]]の[[発動条件]]を満たすのは難しくない。~
 だが、それ以外の[[デッキ]]を使う場合、[[手札]]を5枚以上も溜め込むことができる状況は少ない。~
 普通に[[デュエル]]していても[[効果]]の[[発動条件]]を満たし難く、[[ステータス]]も低いため、単体では使いにくい。~
 同[[種族]]の[[《首領・ザルーグ》]]に比べて安定性は大きく劣るが、2枚捨てさせるため爆発力は勝る。~

 [[相手]]の[[手札]]が多い序盤のうちに[[《増援》]]等で[[サーチ]]すると、[[効果]]は使いやすくなる。~
 ただ、先攻1[[ターン]]目に[[相手]]が[[モンスター]]と[[魔法・罠>魔法・罠カード]]を1枚ずつ[[フィールド]]に出せば、その時点で[[相手]]の[[手札]]は4枚。~
 この[[カード]]を使う場合は、上記に挙げた[[相手]]の[[魔法・罠>魔法・罠カード]]を[[手札]]に[[戻す]][[効果]]を持った[[カード]]との[[コンボ]]を狙うと良い。~

 [[手札]]を溜めることが多い[[《冥府の使者ゴーズ》]]に対してはある程度有効である。~
// [[環境]]次第の話ではあるが、[[《カードカー・D》]]が活躍している現状では返しの[[ターン]]で[[効果]]を使える可能性が高くなっている。~
 また、[[ドロー]]や[[サーチ]]に付随する[[効果]]に[[特殊召喚]]できない[[カード]]や、さらに[[《大嵐》]]の活躍がある関係で、[[相手]]の[[手札]]が多い状態で手番が回ってくることも多い。~
 その状況において、この[[カード]]の[[召喚]]や[[攻撃]]を止めるために[[カード]]を浪費してもらえれば有利に展開できる、という程度の運用で意外と刺さる場合がある。~

//[[《D−HERO ディスクガイ》]]に[[ドロー]]された分も打ち消す事ができる。~

// [[フィールド上のカード]]を[[破壊]]し、代わりに[[ドロー]]をさせる[[《光帝クライス》]]とも相性が良い。~
// 同じ[[戦士族]]なので、[[【戦士族】]]で採用しても良いだろう。
//微妙じゃね?

// [[デュエル]]序盤に[[効果]]を叩きこむことができれば、流れを完全に掴む事ができる。~
// その姿はまさに義賊にふさわしい活躍ぶりだろう。~
// だが、このカードを使うにしても、使われるにしても、プレイングには十分注意したい。~
// このカードの存在により、5枚以上の[[手札]]を持つのは一定の危険性が伴うのである。~

 また単純に[[忍者]]であるために、[[効果]]を使えなくても別の利用法があるので無駄になりにくい[[カード]]ではある。

-同じゲームシリーズが元ネタの[[《女忍者ヤエ》]]とは、非常に相性が良い。~
[[相手]]の[[魔法・罠>魔法・罠カード]]を[[手札]]に戻せば、この[[カード]]の[[手札破壊]][[効果]]が使いやすくなる。~
《忍者義賊ゴエゴエ》を[[《女忍者ヤエ》]]の[[効果]]を[[発動]]するための[[手札コスト]]にする事もできる。~
[[《疾風鳥人ジョー》]]・[[《N・グラン・モール》]]・[[《守護者スフィンクス》]]も[[効果]]の[[発動]]を補助できる。~
更に、同じゲームシリーズが元ネタの[[《覆面忍者ヱビス》]]が[[サポートカード]]として登場し、より使いやすくなった。

-「[[手札]]が5枚以上」というのは貧しいものからは奪わない「義賊」ゆえの能力なのだろうか。

-[[《大盤振舞侍》]]を使えば確実に[[モンスター効果を発動>モンスター効果の発動]]できるが、それは本末転倒というものだろう。~

//「ゴエモン」シリーズの[[カード]]では唯一[[絶版]]になっていたが、[[PHOTON SHOCKWAVE]]や[[ORDER OF CHAOS]]での[[忍者]]強化に合わせてか、[[トーナメントパック2011 Vol.3]]にて再録された。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において、寄せ集めで組んだ遊星の[[デッキ]]に投入されているのが確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
元ネタは、[[KONAMI]]のゲーム「がんばれゴエモン」シリーズの主人公。~
イラストにあるように、さまざまなキセルや小判を使用して戦う。~
頭身が高いが、[[ヤエ>《女忍者ヤエ》]]と比べると原作に近い容姿をしている。~

--[[カード名]]は「ゴエモン」ではなく「ゴエゴエ」。~
はるか昔、ゲームソフトのCMで「ゴエゴエ」という言葉が使われた事もあった。~

--[[《女忍者ヤエ》]]、[[《覆面忍者ヱビス》]]も、同一ゲームを出典とする。~
DM8においては、[[《大邪神 レシェフ》]]がゴエモンインパクトになる裏技が存在する。~
詳しくは、[[《大邪神 レシェフ》]]を参照。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では、[[《女忍者ヤエ》]]とタッグを組んで対戦[[相手]]として登場する。~
[[デッキ]]名の「大江戸はぐれ町」とは、彼が住んでいる町の名称である。~
3Dモデルでは、足元に千両箱が置かれている。~

-神話・伝承において―~
その容姿からして直接のモデルは「ゴエモン」シリーズの主人公だが、さらにそのモデルは安土桃山時代の大泥棒で、義賊と言われた「石川五右衛門」である。~
当時圧政を行っていた[[豊臣秀吉>《紫炎の足軽》]]の命を狙うが、持ち主に危機を知らせるという千鳥の香炉に鳴かれたため捕えられて釜茹での刑に処せられたという伝承がある。~
この時彼は「石川や浜の真砂(まさご)は尽くるとも 世に盗人の種は尽くまじ」という辞世の句を残したとされる。~
たとえ砂浜の砂が全て無くなることがあっても、盗人は世の中からは決して消えないだろうという意味である。

--[[英語名]]の「Gallant」は、「勇敢な」の古風な言い回しで、情に厚いといったニュアンスも持つ。~
英語には義賊の訳語となる単語が存在しない(形容表現は存在する)ので、「忍者」とのイメージの統合性も考慮の上で選ばれた訳なのだろう。(海外ではMystical Ninjaと訳されている)

**関連カード [#o1b986b3]
-[[忍者]]

-[[《首領・ザルーグ》]]

-[[《義賊の入門書》]]
-[[《義賊の極意書》]]

―モデル関連
-[[《覆面忍者ヱビス》]]
-[[《女忍者ヤエ》]]

-[[《大邪神 レシェフ》]]

**収録パック等 [#n32a93b6]
-[[FORCE OF THE BREAKER]] FOTB-JP024 &size(10){[[Rare]]};
-[[トーナメントパック2011 Vol.3]] TP19-JP003
-[[DUELIST EDITION Volume 1]] DE01-JP132

**FAQ [#j30dda7c]
Q:[[効果解決時]]に[[相手]]の[[手札]]が4枚以下になった場合、捨てさせる[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:いいえ、[[適用]]されません。(12/06/20)

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