速攻魔法 「濡れ衣」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):相手の手札・フィールドのカードを合計した数が 自分の手札・フィールドのカードを合計した数より多い場合、 フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 お互いのプレイヤーはこのデュエル中、 その表側表示のカード以外の対象のカードと同名のカードの効果を発動できない。
ブレイカーズ・オブ・シャドウで登場した速攻魔法。
相手の方が手札・フィールドのカードの合計数が多い場合に発動でき、フィールドのカード1枚に対して同名カードの効果の発動をデュエル中恒久的に封じる効果を持つ。
効果の発動のみを封じるため、モンスターを選択しても召喚や攻撃は止まらず、永続効果・ルール効果・効果外テキストは適用される。
また、既に発動済みの永続魔法・永続罠の適用されている効果もそのまま継続する。
通常魔法、通常罠についても発動にチェーンすれば封じることができる。
《封魔の呪印》と同様に特定のカードをキーカードにしたデッキに対するメタとなる。
チェーンブロックを作る特定のモンスター効果を繰り返し使用するデッキにおいてもメタとして機能する。
特定のキーカードに依存するデッキは多く、メタ範囲は広い。
しかし、あくまで同名カードの以後の発動を不可能にするだけで、誘発効果などの場合、最初の1回は通してしまう。
選択したカードがフィールドを離れず、起動効果などで再利用されるなら2回以上通される可能性もある。
発動条件もあるため、劣性時の相手を追いつめるために使うこともできない。
逆に自分で発動したカード1枚を指定し、その1回のみ通して、以後の相手の利用を封じる手もある。
相手が汎用性の高いメタカードを入れている可能性はあるので狙うのも手か。
手札交換でドローを加速させつつカードを消費するようにしておけば、発動条件を満たしやすく、狙ったタイミングで発動させるのは難しくはない。
もしくはサイドデッキに入れ、相手のデッキに応じて入れ替える使い方となる。
―イラスト関連
Q:《死者蘇生》を発動し、それにチェーンをしてこのカードの効果でその《死者蘇生》を対象にして発動しました。
その後、墓地へ送られた《死者蘇生》を《魔法石の採掘》の効果で手札に加えた場合、その《死者蘇生》を発動する事ができますか?
A:いいえ、その場合でもその《死者蘇生》は対象のカードではなく対象のカードと同名カードとして扱われますので発動できません。(15/10/16)
Q:相手フィールド上に3体の表側表示《ネクロ・ガードナー》と伏せた《マジカルシルクハット》が存在します。
このカードでそのうちの一体を選択し、残りの2体の《ネクロ・ガードナー》の効果発動を制限した後、相手が《マジカルシルクハット》を発動します。
効果発動が制限されていない《ネクロ・ガードナー》がどれなのか互いに判別できなくなりますが、この場合その後のデュエル進行において相手は《ネクロ・ガードナー》の効果を発動できますか?
A:《濡れ衣》の対象として、フィールド上の《ネクロ・ガードナー》を選択して適用したのであれば、フィールドから墓地へ送られた後の《ネクロ・ガードナー》は、『対象のカードと同名カード』となりますので、結果的にどの《ネクロ・ガードナー》の効果も発動する事ができなくなります。(15/10/19)