*《&ruby(はおうりゅう){覇王龍};ズァーク》 [#top]
 融合・ペンデュラム・効果モンスター
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
 【Pスケール:青1/赤1】
 (1):このカードがPゾーンに存在する限り、
 相手フィールドの融合・S・Xモンスターは効果を発動できない。
 (2):1ターンに1度、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。
 そのカードを破壊する。
 【モンスター効果】
 ドラゴン族の融合・S・X・Pモンスター1体ずつ合計4体
 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
 相手フィールドのカードを全て破壊する。
 (2):このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
 (3):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
 デッキ・エクストラデッキから「覇王眷竜」モンスター1体を特殊召喚する。
 (4):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
 このカードを自分のPゾーンに置く。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:12/17発売のVJより

 [[マキシマム・クライシス]]で登場する[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[融合>融合モンスター]]・[[ペンデュラムモンスター]]。~
 [[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できず、以下の[[効果]]を持つ。~
-[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[モンスター効果の発動]]を封じる[[ペンデュラム効果]]
-[[ドローフェイズ]]以外で[[デッキ]]から[[加えた>加える]][[カード]]を[[破壊]]する[[ペンデュラム効果]]
-[[特殊召喚に成功した]]場合に[[全体除去]]を行う[[効果]]
-[[相手]]の[[対象]]にならず[[相手]]の[[効果]]で[[破壊されない]][[効果]]
-[[戦闘破壊]]した時に[[覇王眷竜]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]
-[[モンスターゾーン]]で[[破壊された]]場合に[[ペンデュラムゾーン]]に移動する[[効果]]

 [[融合素材]]の指定が厳しい上に、[[融合素材]]を揃えるだけでもかなりの消費を伴う。~
 [[竜剣士]]であれば[[竜剣士]][[ペンデュラムモンスター]]を利用して[[融合素材]]となる[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を揃えられるので[[フィールド融合]]すら可能になる。~

 他の[[デッキ]]では[[融合素材]]を正規手順で出し[[融合召喚]]するのは得策ではない。~
 専用[[サポート>サポートカード]]である[[《アストログラフ・マジシャン》]]と[[《クロノグラフ・マジシャン》]]、もしくは[[《龍の鏡》]]・[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]を使って[[墓地融合]]することになる。~
 [[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]に関しては[[汎用性]]の高いものも多く、[[《超融合》]]で[[相手]]のそれらを[[融合素材]]にできれば理想的だが、安定性を考えるとこちらも必ずしも有効ではない。~

 (1)は[[全体除去]]。~
 (2)の[[耐性]]のため、[[チェーン]][[発動]]されにくく、[[破壊されない]][[耐性]]を持つものも自身の高い[[攻撃力]]で突破しやすい為、[[フィニッシャー]]としては申し分ない性能といえる。~

 (2)は[[対象に取る効果>対象をとる(指定する)効果]]および[[効果]]による[[破壊]]への[[耐性]]。~
 [[《神縛りの塚》]]等と同様の[[耐性]]を[[内蔵]]しており、[[《強制脱出装置》]]等の[[対象に取る効果>対象をとる(指定する)効果]]で[[除去]]される恐れはない。~
 一方、[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]や[[壊獣]]、[[《N・グラン・モール》]]や[[《強制転移》]]のような[[破壊]]以外の[[除去]]手段には無防備なので対処手段が必須となる。~
 特に[[壊獣]]などで[[リリース]]されると、[[自分]]の[[カード]]で[[破壊]]して[[ペンデュラムゾーン]]に[[置く]]といった手も使えなくなる。~
 [[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]に[[戦闘破壊]]される場合も[[ペンデュラムゾーン]]に置けない。~
 その為、状況次第では[[相手]]の[[ターン]]に回す前に[[《サンダー・ブレイク》]]等を用いて自主的に[[破壊]]し(4)の[[効果]]並びに自身の[[ペンデュラム効果]]の[[発動]]に繋げることも考慮する必要がある。~

 (3)は[[覇王眷竜]]の[[リクルート]]。~
 [[攻撃力]]と[[耐性]]で[[戦闘破壊]]は難しくないが、(1)の[[効果]]で[[トリガー]]となる[[モンスター]]まで[[破壊]]する可能性がある。~
 [[破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]や[[破壊された]]時の[[リクルーター]]などがいれば、この[[効果]]をその[[ターン]]中に活かせる。~
 [[《覇王眷竜ダークヴルム》]]を[[リクルート]]すれば[[覇王門]]を[[サーチ]]し、それらの[[効果]]を利用できる。~

 (1)の[[ペンデュラム効果]]は[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[効果の発動]]を封じる[[効果]]。~
 [[アドバンテージ]]を稼ぐ手段をこれらの[[起動効果]]・[[誘発効果]]に頼る[[デッキ]]は多く、それを1枚で防げる。~

 (2)の[[ペンデュラム効果]]は[[サーチ]]・[[サルベージ]]した[[カード]]の[[破壊]]。~
 (1)の[[ペンデュラム効果]]、[[全体除去]]の[[モンスター効果]]と相まって[[相手]]の逆転手段の多くを封じられる。~

-[[覇王門]]2種類を2体ずつ[[ペンデュラム召喚]]すれば[[融合召喚]]までを狙える。~
>
+[[《覇王門零》]]A、[[《覇王門無限》]]Aの[[効果]]を使い、[[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]と自身を[[破壊]]し、[[モンスター]]を[[特殊召喚]]しつつ[[ペンデュラムゾーン]]へ移動する。~
+[[《覇王門零》]]B、[[《覇王門無限》]]Bの[[効果]]を使い、[[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]と自身を[[破壊]]し、[[モンスター]]を[[特殊召喚]]しつつ[[ペンデュラムゾーン]]へ移動する。~
+[[ペンデュラムゾーン]]の[[《覇王門零》]]Bの[[ペンデュラム効果]]で[[融合]]・[[フュージョン]][[カード]]を[[サーチ]]する。~
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-[[《轟雷帝ザボルグ》]]は自身を[[破壊]]する事で[[エクストラデッキ]]から[[融合素材]][[モンスター]]4枚と[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]を[[サーチ]]できる[[《捕食植物キメラフレシア》]]を[[墓地へ送る]]事ができ、1枚でこの[[カード]]を出す下準備ができる。~

-[[ストラクチャーデッキ−ペンデュラム・エボリューション−]]にはこの[[カード]]の収録に先行して、この[[カード]]を[[特殊召喚]]できる[[《アストログラフ・マジシャン》]]と[[《クロノグラフ・マジシャン》]]が収録されている。~
[[ペンデュラム・ドラゴン]]、[[エクシーズ・ドラゴン]]、[[シンクロ・ドラゴン]]、[[フュージョン・ドラゴン]]が[[コスト]]に必要であり、それぞれの[[カテゴリ]]の[[カード]]として扱える[[魔術師]]も収録された。~

-(4)の[[モンスター効果]]は[[効果]]による[[破壊]]にも対応しているが、元々(2)の[[効果]]により[[効果]][[破壊]][[耐性]]がある。~
ただし、[[自分]]の[[カードの効果]]で[[破壊]]できる他、[[《スキルドレイン》]]等で(2)の[[効果]]を[[無効]]にされる可能性等を考えれば、完全に無意味な記述というわけでもない。~

-初の[[融合モンスター]]の[[ペンデュラムモンスター]]であり、「(どこから行うかに関係なく)[[ペンデュラム召喚]]できない」という制約を持つ初の[[ペンデュラムモンスター]]でもある。~
([[エクストラデッキ]]からのみ[[ペンデュラム召喚]]できない[[ペンデュラムモンスター]]は既に[[《調弦の魔術師》]]がいる。)~
なお、[[表側表示]]で[[エクストラデッキ]]に存在する[[モンスター]]を[[裏側表示]]にして[[エクストラデッキ]]の中に[[戻す]]ことができる[[カード]]は、現在まで存在しない。~
なので、再利用するには[[《轟雷帝ザボルグ》]]等の[[効果]]を使って一度[[エクストラデッキ]]から[[墓地へ送る]]必要がある。~
//ため、表側[[エクストラデッキ]]のこの[[カード]]を再利用する手段はない。~
//アストログラフマジシャンらはエクストラデッキのズァークを融合召喚扱いで出すため、表側表示のズァークを出せる
//覇王黒竜の裁定があるから不可能

--ちなみに、[[OCG]]では初のペンデュラム[[融合モンスター]]だが、アニメでは《&ruby(マスター・スピリット・テック・フォース){大精霊機巧軍};ーペンデュラム・ルーラー》が先に登場している。~
//新たな括りの[[モンスター]]の登場順序がアニメと[[OCG]]で前後する事例は、過去にも[[《フォーミュラ・シンクロン》]]と[[《TG ワンダー・マジシャン》]]があった。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-Vにおいて、赤馬零王の回想に登場した[[モンスター]]。~
多次元に分かれる前の世界のデュエリスト「ズァーク」と4体のドラゴン([[《オッドアイズ・ドラゴン》]]参照)が[[《アストログラフ・マジシャン》]]の能力で統合することで誕生した。~
世界を破滅の瀬戸際まで追い込んだが、自然界のエネルギーを利用した4枚の[[カード]]を使用したレイによって世界が4つの次元に別れるのと共に分断され、各次元でそれぞれのドラゴンを所持する4人の人間([[《トークン》(榊遊矢)]]参照)となって復活した。~
しかし「ユートvsユーゴ」(2戦目)・「ユーゴvsユーリ」(2戦目)・「遊矢vsユーリ」戦を経て、遊矢をベースに復活したズァークと共にこの[[モンスター]]も復活した。~
だが「ユートvsユーゴ」(2戦目)・「ユーゴvsユーリ」(2戦目)・「遊矢vsユーリ」戦を経て、遊矢をベースに復活したズァークと共にこの[[モンスター]]も復活した。~
[[デュエル]]では、「エド&素良vsズァーク」戦で登場。~
[[《アストログラフ・マジシャン》]]の[[モンスター効果]]で[[特殊召喚]]され、自身の[[効果]]で[[《D−HERO ディストピアガイ》]]と[[《デストーイ・マッド・キマイラ》]]を[[破壊]]し、エドと素良に4200の[[ダメージ]]を与えて倒した。~

--アニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
 融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守4000
 【Pスケール:青1/赤1】
 (1):自分フィールドの「覇王」モンスター1体をリリースして発動できる。
 Pゾーンのこのカードを召喚条件を無視して特殊召喚する。
 【モンスター効果】
 ルール上、このカードは融合・S・Xモンスターとしても扱う。
 その際、このカードのランクはそのレベルと同じとする。
 このカードは「アストログラフ・マジシャン」の(3)の効果でしか特殊召喚できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
 相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
 その後、この効果でモンスターを破壊されたプレイヤーに、
 破壊した全てのモンスターの攻撃力の合計分のダメージを与える。
 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
 (2):融合・S・Xモンスターが自分・相手の墓地に存在する限り、または除外されている限り、
 このカードは破壊されず、フィールドから離れる効果を受けない。
 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 自分フィールドのモンスターは相手の融合・S・Xモンスターの効果を受けない。
 (4):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。
 エクストラデッキから「覇王眷竜」モンスターを2体まで守備表示で特殊召喚する。
 (5):相手がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合に発動できる。
 そのカードを破壊する。
[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズ>エクシーズモンスター]]・[[ペンデュラム>ペンデュラムモンスター]]の全てに属するという前代未聞の[[モンスター]]となっている。~
枠の色は、上半分は放射状に左から[[効果モンスター]]のオレンジ・[[融合モンスター]]の紫・[[シンクロモンスター]]の白・[[エクシーズモンスター]]の黒が並び、下半分は[[魔法カード]]の緑色となっている。~
なお、[[効果外テキスト]]で「[[融合>融合モンスター]]・[[S>シンクロモンスター]]・[[Xモンスター>エクシーズモンスター]]としても扱う」とあるが、元々それらに属しているので、この記述は特に意味がない。~
(3)と(5)の[[効果]]は[[OCG]]では[[ペンデュラム効果]]の方へ移された。



//アニメ版カードの歴史において
---総[[テキスト]]量は実に533文字であり、アニメ内で[[テキスト]]が確認できる[[モンスターカード]]としては最多となる。~
//P効果、モンスター効果、効果外テキストの合計
//ただし、[[ペンデュラム効果]]を含めての文字数であり、[[モンスター]]としての情報量では472文字に留まる。~
//次点は前作の[[《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》]]の491文字であり、[[モンスター]]情報に限れば未だあちらが最多となる。~
//ペンデュラム効果含まない理由が不明

---アニメでは初の「[[シンクロ素材]]が[[テキスト]]に示されていない[[シンクロモンスター]]」でもある。~
//[[エクシーズモンスター]]はエリファスが使用したNO13が既に存在する

//アニメ版とOCG版の差異について
---アニメでは[[エクシーズモンスター]]でもあるが、特に[[エクシーズ素材]]を必要とする[[効果]]を持たないため、何らかの[[カードの効果]]で[[エクシーズ素材]]を持たせても単体では意味はない。~

---普通の[[融合モンスター]]など[[手札]]に持てない[[モンスター]]と異なり、[[手札]]に持てる[[効果モンスター]]の要素であるオレンジの枠の色を持っている。~
[[バウンス]]等で[[手札]]・[[メインデッキ]]に送られた場合そこに存在できるのか、またそれが可能で[[手札]]にあった場合[[通常召喚]]を行えるのか今の所不明である。~

---[[ペンデュラム効果]]を持ってはいるものの、[[OCG]]と異なり自身を[[ペンデュラムゾーン]]に移動する[[効果]]を持ち合わせていない。~

--[[特殊召喚]]時の口上は「四天の龍を統べ、第5の次元に君臨する究極龍よ!今こそこの我と一つとなるのだ!統合召喚!出でよ、《覇王龍ズァーク》!」。~

--[[《ラーの翼神竜》]]・[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]・[[《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》]]のように、[[デュエル]]使用時には使用者の半身を取り込んでいた。~

--零王の回想および「遊矢vsユーリ」戦直後に復活を果たした際には体が黒い霧で覆われていた。~

--ズァークは統合された自身を「[[神>神属性]]にも等しい力を得た」と称している。~
また、上記のように非常に特殊な[[モンスター]]であるためか、この[[カード]]の[[特殊召喚]]は「統合召喚」と言っている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[覇王眷竜]]

-[[《覇王門零》]]
-[[《覇王門無限》]]

-[[《アストログラフ・マジシャン》]]
-[[《クロノグラフ・マジシャン》]]

-[[融合・シンクロ・エクシーズのいずれかにも属するペンデュラムモンスター>《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》#card]]~

―[[融合素材]]に指定されている[[モンスター]]については[[こちら>ドラゴン族]]を参照

//―《覇王龍ズァーク》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[マキシマム・クライシス]] MACR-JP039 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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