*《&ruby(はかいりゅう){破壊竜};ガンドラ/Gandora the Dragon of Destruction》 [#m40784b3]
 効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻   0/守   0
 このカードは特殊召喚できない。
 自分のメインフェイズ時にライフポイントを半分払う事で、
 このカード以外のフィールド上に存在するカードを全て破壊しゲームから除外する。
 さらに、この効果で破壊したカード1枚につき、
 このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
 このカードが召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地へ送る。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック8 付属カード>書籍付属カード#f2292945]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]できず、[[ライフコスト]]を支払い[[全体除去]]と[[自己強化]]を行う[[起動効果]]と、[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[属性]]・[[種族]]・[[レベル]]としては恵まれているが、[[特殊召喚]]不可であるためこれらの[[サポートカード]]とのかみ合わせがあまり良くない。~
 過去には[[《クリッター》]]による[[サーチ]]に対応していたため、ある程度安定して扱えていたのだが、現在では[[重い]]この[[カード]]を複数積むか、[[《終末の騎士》]]などを経由して[[《悪夢再び》]]・[[《ダーク・バースト》]]で[[サルベージ]]するといった手段をとる必要があり、手間がかかる。~
 [[《トレード・イン》]]で[[手札交換]]を行いつつ上記[[カード]]で[[サルベージ]]を行うという事も考えられるが、それぞれの対応[[カード]]とこの[[カード]]自身の性能がマッチしていない。~
 [[《ファントム・オブ・カオス》]]でコピーするという事もできなくはないが、同じく[[《トレード・イン》]]や[[《終末の騎士》]]に対応する[[《天魔神 ノーレラス》]]と比べると、力不足は否めない。~
 [[手札]]が残る分は、下準備に[[手札]]を消費してしまいがちであるため、マイナスに働く局面も少なくない。~
 [[除外]]ではあるが、どちらにしても[[耐性]]があるものは少なく、[[墓地アドバンテージ]]の影響は[[フィールド]]上の状況に左右されやすい。~
 こういった[[デッキ]]では[[《終末の騎士》]]などに[[召喚]]権を回す事になるので、普通に[[召喚]]できるという点はほとんど活きない。~

 [[《死皇帝の陵墓》]]や[[《ミンゲイドラゴン》]]、[[《終焉の焔》]]などを駆使すれば、[[召喚]]そのものはそう難しくない。~
 支払う[[ライフポイント]]も固定ではないため、[[ライフ]]が100や50の時にも使用できるのも利点。~
 しかし、一度に[[除外]]できる[[カード]]の枚数は大抵4〜5枚程度なため、[[攻撃力]]は2000に達することさえ難しい。~
 [[全体除去]]付きの[[火力]]と考えても良いが、[[生け贄]]2体と[[ライフポイント]]を半分支払う程のものかは疑問。~
 また、[[全体除去]]は[[自分]]から[[《冥府の使者ゴーズ》]]の[[特殊召喚]]の機会を作る行為であるが、この[[効果]]は1[[ターン]]に何度でも使用できるため、[[ライフポイント]]を4分の1にする覚悟があれば、あえて[[特殊召喚]]させ[[効果]]で[[除外]]してもよい。~

 なお、[[自壊]]の条件は[[召喚]]・[[反転召喚]]を経由した場合のみなので、[[アドバンスセット]]から[[《太陽の書》]]などで[[リバース]]させればこれを回避できる。~
 何度でも利用できる[[全体除去]][[モンスター]]が、[[《神の警告》]]などをすりぬけて現れるのだから[[相手]]としてもたまったものではない。~
 当然[[カード]]の消費はかさむ上に、[[耐性]]もないのだが、[[《終焉の焔》]]・[[《迷える仔羊》]]の[[発動]][[ターン]]に展開できるため相性は悪くない。~
 また[[【ギアギア】]]であれば、[[《ギアギアギア》]]や[[《ギアギアーマー》]]による[[《ギアギアクセル》]]の[[サーチ]]→[[特殊召喚]]という流れで[[生け贄]]を調達できる。~
 [[《ギアギアーマー》]]のお陰で[[《太陽の書》]]や[[《古の森》]]が[[腐る]]事なく採用できるので、[[リバース]]による[[自壊]]回避も難しくない。~

-[[全体除去]]の[[起動効果]]は1[[ターン]]中に何回でも[[発動]]でき、[[攻撃力]]は[[発動]]するたびに上昇する。~
[[効果]]を[[発動]]した後に、[[カード]]を[[セット]]して再度[[効果]][[発動]]と繰り返せば、それだけ[[攻撃力]]を上げられる。~
また[[攻撃力]]アップは、「[[破壊]]と同時に処理する扱い」である。~

--この[[全体除去]]は単に[[除外]]するのではなく、''[[破壊]]して''[[除外]]する扱いである。~
[[《奈落の落とし穴》]]と同じく、[[《スターダスト・ドラゴン》]]などに妨害される。~
一方で[[《ナイトメア・デーモンズ》]]とは非常に相性がよく、2400ポイントの[[ダメージ]]を与えつつ[[攻撃力]]を上乗せできる。~
また[[自己強化]][[効果]]は、''[[破壊]]した[[カード]]の枚数''を数える。~
このため、[[除外]]される事のない[[モンスタートークン]]も、この枚数に含まれる。~

--1回の[[モンスター効果の発動]]で、[[攻撃力]]は最大で7500まで上昇する。~
そのためには、[[お互い]]の[[フィールドカードゾーン]]を含め全[[フィールド]]が[[カード]]で埋め尽くされた状態で[[ダブルコストモンスター]]を[[生け贄に捧げる]]か、[[自分]]の[[モンスターカードゾーン]]に一箇所だけ空きがある状態で[[《死皇帝の陵墓》]]を使う、もしくはあらかじめ[[セット]]しておき別の[[モンスター]]を[[召喚]]する必要がある。~

-原作・アニメにおいて―~
「記憶編」の「表遊戯vs闇バクラ」戦において、遊戯が使用。~
闇バクラの[[永続魔法]]《呪いの双子人形》と《死札相殺》による[[デッキ破壊]]を攻略するための唯一の切り札であり、[[モンスター効果]]により[[アンデット>アンデット族]][[ロック]]を粉砕、逆転勝利を収めた。~
アニメでは、《ネクロポッド》で[[デッキ破壊]]された時に残された最後の一枚だった。~
その後、アニメ版の「戦いの儀」「遊戯vsアテム」戦でも登場。~
[[《ブラック・マジシャン》]]を[[モンスター効果]]で狙うも、[[罠カード]]《ブラック・イリュージョン》によって回避され、そのまま[[墓地へ送られた]]。~
[[攻撃]]([[効果]])名は「デストロイ・ギガ・レイズ」。~

--原作では、攻守が表示されていない。~
また原作で唯一、「[[ゲームから取り除く>ゲームから除外する(取り除く)]]」という言葉が使われた[[カード]]である。~
恐らく「[[除外]]」でないと闇バクラの[[ロック]]を突破できないためだろう。~
登場時の能力を[[OCG]]風に直すと以下の通りである。~
 自分のライフポイントを半分払う事で、
 このカード以外のフィールド上のモンスターカードを
 全て破壊しゲームから除外する。
 この効果の発動は攻撃宣言として扱う。
 また、この効果は魔法カードの効果として扱う。
 このカードは召喚されたターンのエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
「[[魔法カード]]の[[効果]]として扱う」というのがポイントであり、[[魔法カード]]《魔封壁》によって[[自分]]の[[カード]]を守るという荒業も披露している。~
だが[[モンスター]]にしか[[効果]]を[[適用]]できず、[[除外]]能力以外の[[効果]]を持ち合わせていない。~
後の「遊戯vsアテム」戦においては「[[攻撃宣言]]として扱う」という点を突かれ、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]によって[[破壊]]された。~

--アニメ版では、[[攻撃力]]と[[守備力]]が「?」であり、[[モンスター効果の発動]]直後に[[墓地へ送られた]]。~
また[[OCG]]のルールの辻褄合わせのため、[[魔法カード]]《彼方からの詠唱》を使用することで[[除外]]されていた闇バクラの[[魔法カード]]《死霊の封印剣》で[[サイレント・ソードマン]]を[[除外]]し、《死霊の封印剣》が[[フィールド]]上を[[離れる]]ことで[[サイレント・ソードマン]]を戻している。~

--なおガンドラのカラーリングは、[[OCG]]では黒だが、アニメでは黒に近い蒼色となっている。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]の[[第9弾>DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]]でこの[[カード]]をスキャンすると、[[攻撃]]名と同じ隠し[[デッキ]]「&ruby(デストロイ・ギガ・レイズ){破壊竜の閃光};」を使用できる。~

**関連カード [#x3807c11]
-[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]

-[[《裁きの龍》]]
-[[《海竜−ダイダロス》]]

-[[《終焉の王デミス》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#a8fc00f1]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック8 付属カード>書籍付属カード#f2292945]] VB8-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[モンスターフィギュアコレクション Volume 2 付属カード>パックパッケージ#rc119c8E]] MFC2-JP005

**FAQ [#w3bf232c]
Q:[[全体除去]]を行う[[モンスター効果]]は、[[1ターンに1度]]しか[[発動]]できませんか?~
A:いいえ、回数制限はありません。(10/05/27)~

Q:[[フィールド]]上にこの[[カード]]以外の[[カード]]が存在しない場合、[[全体除去]]を行う[[モンスター効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(10/05/27)~

Q:[[モンスタートークン]]を[[破壊]]した場合、[[攻撃力]]アップのときにカウントしますか?~
A:はい、カウントします。(10/05/27)~

Q:[[自己強化]]を行った後、[[《収縮》]]の[[効果]]を受けた場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
  また、[[エンドフェイズ]]以後にはどうなりますか?~
A:[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]である0を半分にした後、自身の[[効果]]を[[適用]]します。~
  したがって、結果的に[[攻撃力]]の数値は変化しません。(10/03/11)~

Q:[[効果]]を[[発動]]したこの[[カード]]が[[効果解決時]]に[[裏側表示]]になった場合や[[コントロール]]が移った場合、この[[カード]]は[[破壊]]され[[除外]]されますか?~
A:いいえ、その場合でも[[破壊]]されません。(10/05/27)~

Q:[[召喚]]・[[反転召喚]]したこの[[カード]]を[[《亜空間物質転送装置》]]で[[除外]]し[[エンドフェイズ]]時に戻った場合、この[[カード]]は[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]か?~
A:はい、その場合でも[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。(10/05/27)~

//Q:この[[モンスター効果]]で[[裏側表示]]のカードを[[除外]]した場合、[[裏側表示]]のまま[[除外]]しますか?~
//A:いいえ、その場合でも[[表側表示]]の状態で[[除外]]します。(10/05/27)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。