フィールド魔法 (1):自分フィールドのモンスターは、 自分ターンの間は攻撃力が300アップし、 相手ターンの間は守備力が300アップする。
スターターデッキ(2014)で登場したフィールド魔法。
自分ターンには攻撃力を、相手ターンには守備力を全体強化する。
300ポイントという強化値は《強者の苦痛》や《一族の結束》、《オレイカルコスの結界》など、多くの永続カードによる全体強化、全体弱体化に劣る。
相手ターンには守備力しか上がらないため、アタッカーに適用した場合には基本的に相手ターンには恩恵を受けられない。
しかし、特に発動条件やデメリットもなく、デッキ内容やカードの動かし方に制限をかけることなく利用できる点は扱いやすい。
フィールド魔法なので、《テラ・フォーミング》などで容易にサーチできる点も利便性が高い。
微妙な攻撃力の低さが難点になるモンスターなどを採用する際に、このカードの存在を考慮に入れてみてもいいだろう。
攻撃力1900以上の下級モンスター・半上級モンスターを擁するデッキならば、通常召喚または1度の特殊召喚のみで厄介な《エルシャドール・ミドラーシュ》を処理できるようになり、2000以上ならば《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》も射程に入る。
ただしドラゴン族・戦士族・魔法使い族については《召魔装着》の方が使い勝手がいいため、それ以外に検討する事になる。
守備力の上昇値については《聖域の歌声》よりも低いため、攻撃力強化も考慮した運用法が望ましい。
《ゴブリンエリート部隊》などの攻撃後守備表示になるモンスターや、《番兵ゴーレム》などのサイクル・リバースモンスターが恩恵を受けやすい。
《ヴェルズ・ナイトメア》は守備力2250と固さを高められ、同じエクシーズ素材の《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》と併せればより強固な布陣を築ける。
守備表示になる効果を持つ《暗黒ステゴ》や《リトル・ウィンガード》なら攻撃力、守備力両方を活かせる。