《馬頭鬼/Mezuki》 †
効果モンスター(準制限カード)
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
PREMIUM PACK 11で登場した地属性・アンデット族の下級モンスター。
自身をコストとして除外しアンデット族モンスターを蘇生する起動効果を持つ。
単体の攻撃力がそこそこあるためアタッカーとしても使用でき、墓地に存在する自身を除外するので、実質的にノーコストでアンデット族を蘇生できる。
《ゾンビ・マスター》と違いレベル5以上にも対応しているのが強みで、《生者の書−禁断の呪術−》を超えるほどの利便性を秘めたカードである。
《ゾンビ・マスター》の効果の発動コストとして手札から捨てれば、このカードの効果と合わせて2体のアンデット族が蘇生できる。
デッキにこのカードがある場合、手札の《おろかな埋葬》を蘇生カードに変換することもできる。
上記の《ゾンビ・マスター》と共に、《ゴブリンゾンビ》によるサーチ、《ピラミッド・タートル》のリクルートの両方に対応しているので非常に相性が良い。
アンデット族の強さを支えるカードである。
このカードのお陰で、【アンデット族】は安定して回転するデッキになっていると言っても過言ではない。
効果との関係上、《異次元からの埋葬》と非常に相性が良い。
このカードが無制限カードだった時代は、《異次元からの埋葬》1枚が最大3体のアンデット族モンスターを蘇生可能なカードに化け、破格のアドバンテージを得る事が可能だった。
【アンデット族】は除外に滅法弱いので、《異次元からの埋葬》は2〜3枚投入しても十分働いてくれる。
- 攻撃力、属性、レベル、二足歩行の馬である点、蘇生効果を持っている点、さらには第一線で活躍していた時期まで《剣闘獣ダリウス》と一緒である。
登場時期から推測するに偶然の産物だろうが、ここまで偶然が重なるのも珍しい事である。
- 限定カード、かつ絶版なので入手は困難である。
海外ではPREMIUM PACK 2に収録されたが、1BOXに1枚しか入っていないという露骨な封入操作により、高額なカードとなっている。
- 原作・アニメにおいて―
漫画GXで三沢大地が使用。
漫画では妖怪族という種族であり、特殊召喚するのも妖怪族であった。
墓地に送られた次のターンから使用可能という発動条件が存在したが、その代わり相手ターン中にも蘇生効果を発動可能だった。
「万丈目vs三沢」戦で、効果によって《カラス天狗》(OCGの同名カードとは別物)を特殊召喚した。
「三沢vsレジー・マッケンジー」戦では効果を発動できる状況にあったが、《閻魔の裁き》のコストを墓地に溜めるためあえて発動しなかった。
「十代vs三沢(二戦目)」では「《馬頭鬼》と《牛頭鬼》がフィールド上にいるとき手札から特殊召喚できる」妖怪族、《火車》も登場している。
「明日香&三沢vsアモン&ヨハン」戦では《尾長黒馬》の効果で墓地に置かれていた。
その後、明日香は三沢の永続罠《生者の末路》を発動することで全ての墓地に存在するモンスターの種族を妖怪族に変え、自身の効果で明日香の墓地の《アイス・ドール》を特殊召喚する役割を果たした。
- 神話・伝承において―
仏教において、地獄で亡者を責めさいなむ獄卒鬼のリーダーの一。
相方である牛頭鬼(ごずき)とセットで牛頭馬頭として語られることが多い。
なお、《牛頭鬼》も漫画GXに三沢の使用するカードとして登場している。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:このカードを除外するのは発動コストですか?
A:コストです。(08/01/18)