《薄幸の美少女/The Unhappy Maiden》 †
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このターンのバトルフェイズを終了する。
Vol.7で登場した光属性・魔法使い族の下級モンスター。
戦闘破壊され墓地へ送られた時、バトルフェイズを終了する誘発効果を持つ。
バトルフェイズを強制終了させる事により相手の勢いは削げるが、そのために召喚権を行使し自分の動きを止めては本末転倒である。
戦闘破壊される必要があるため、モンスター除去に弱いのも痛い。
手札から発動できる《バトルフェーダー》や、より発動条件が緩くサポートカードの多い《ハネクリボー》を使った方が良い。
魔法・罠カードで見ても、より確実な《和睦の使者》や《威嚇する咆哮》が存在する。
《見習い魔術師》でリクルートすれば召喚権は必要なくなるが、他の優秀なリクルート対象を無視してこのカードを選ぶのは勿体無い。
単に壁が欲しいならば同名カードや《執念深き老魔術師》をリクルートした方が、各種アドバンテージを稼ぎやすい。
その不遇な位置づけを考えると、まさに「薄幸の美少女」になってしまっている。
- Vジャンプカードコーナー黎明期では《斬首の美女》の娘分として度々登場していた。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXの「万丈目準vs長作」戦において準が使用。
相手の場には多数のドラゴン族モンスターが展開されていたが、このカードの効果で何とかそのターンを凌ぐことができた。
ちなみに万丈目曰く、バトルフェイズを強制終了する効果というのは「相手モンスターのやる気をなくす」というものであるらしい。
また、準はこのとき「バトルフェイズを終了させる」ではなく「強制的にターンを終了させる!」と発言している。
実際劇中では、《カオス・ネクロマンサー》の攻撃の際に、やる気のない顔だったが。
その後は他大勢の仲間とともに万丈目の部屋の中に存在しているようで、きっと幸せな生活を送っていることだろう。
「異世界編」でも、オブライエンと《海神の巫女》が訪れた城塞都市にてこのカードのイラスト中に登場している少女と思われる人物が登場している。
異世界の中でカードが具現化している物だと思われる。
- アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において遊星のデッキに投入されているのが確認できる。
また、精霊世界ではカースド・ニードルの力で捕えられていた。
アキと同じ病院に入院中のハルカが落としたカードの中にも確認できる。
- コナミのゲーム作品において―
GBのDMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「毎日街でものを売り生活費を稼ぐ可哀想な少女」と書かれている。
このイラスト、そしてテキストからしてモチーフは「マッチ売りの少女」だろうか。
関連カード †
―《薄幸の美少女》の姿が見られるカード
収録パック等 †