《薄幸の美少女/The Unhappy Maiden》 †
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このターンのバトルフェイズを終了する。
Vol.7で登場した光属性・魔法使い族の下級モンスター。
戦闘破壊され墓地へ送られた時、バトルフェイズを終了する誘発効果を持つ。
低ステータスで魔法使い族なのでサポート自体は豊富だが、戦闘破壊される必要があるのが難点となる。
同じ低ステータスの類似モンスターでも、発動条件が緩くサポートカードの多い《ハネクリボー》がいる。
魔法・罠カードで見ても、使いやすい《和睦の使者》や《威嚇する咆哮》が存在する。
サポートは豊富なのだが、その多くのサポートもこのカードの発動条件とは合いにくい。
《見習い魔術師》とは相性がいいものの、《執念深き老魔術師》等のカードより優先すべきかは微妙なところである。
自爆特攻から自分のターンのバトルフェイズを終了させられるものの、これがメリットになることも中々ない。
その不遇な位置づけを考えると、まさに「薄幸の美少女」になってしまっている。
- Vジャンプカードコーナー黎明期では《斬首の美女》の娘分として度々登場していた。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXの「万丈目準vs長作」戦において準が使用。
相手の場には多数のドラゴン族モンスターが展開されていたが、このカードの効果で何とかそのターンを凌ぐことができた。
ちなみに準曰く、バトルフェイズを強制終了する効果というのは「相手モンスターのやる気をなくす」というものであるらしい。
また、準はこのとき「バトルフェイズを終了させる」ではなく「強制的にターンを終了させる!」と発言している。
実際劇中では、《カオス・ネクロマンサー》の攻撃の際に、やる気のない顔だったが。
その後は他大勢の仲間とともに万丈目の部屋の中に存在しているようで、きっと幸せな生活を送っていることだろう。
また「異世界編」の157話では、オブライエンと《海神の巫女》が訪れた城塞都市にてこのカードのイラスト中に登場している少女と思われる人物が登場している。
異世界の中でカードが具現化している物だと思われる。
- アニメ5D's9〜10話の「遊星vs鷹栖」戦において遊星のデッキに投入されているのが確認できる。
《ザ・キックマン》が戦闘破壊された事により、《C・スネーク》の効果によって墓地に送られた。
また、48話では精霊世界においてカースド・ニードルの力で捕えられていた。
108話においてアキと同じ病院に入院中のハルカが落としたカードの中にも確認できる。
- コナミのゲーム作品において―
DMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「毎日街でものを売り生活費を稼ぐ可哀想な少女」と書かれている。
このイラスト、そしてテキストからしてモチーフは「マッチ売りの少女」だろうか。
真DM2では特定の初期デッキからしか入手できないレアカードとして登場し、戦闘によるダメージを0にする能力を持っていた。
その効果を持つ中でコストが一番低く、優秀な偵察要員として活躍した。
デッキリーダーにすると上記の通りマッチ売りの少女を彷彿させるセリフを言う。
関連カード †
―《薄幸の美少女》の姿が見られるカード
収録パック等 †