*《&ruby(ばくそうとっきゅう){爆走特急};ロケット・アロー/Rocket Arrow Express》 [#top]
 効果モンスター
 星10/地属性/機械族/攻5000/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上にカードが存在しない場合のみ特殊召喚できる。
 このカードを特殊召喚するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分は魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できず、
 カードをセットする事もできない。
 このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に手札を全て墓地へ送る。
 またはこのカードを破壊する。

 [[GALACTIC OVERLORD]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[自分]][[フィールド]]に[[カード]]が存在しない場合のみ[[特殊召喚]]できる[[召喚条件]]、自身を[[特殊召喚]]した[[ターン]]の[[バトルフェイズ]]を放棄する[[誓約効果]]、[[自分]]は[[効果の発動]]と[[カード]]の[[セット]]を行えなくなる[[永続効果]]、[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]毎に[[コストを払う]][[効果外テキスト]]を持つ。~

 ノー[[コスト]]で[[攻撃力]]5000の[[モンスター]]を出せるものの、[[デメリット]]が非常に厳しい。~
 [[召喚条件]]は緩めだが、[[特殊召喚]]した[[ターン]]に[[バトルフェイズ]]を行えないため折角の高[[攻撃力]]を[[戦闘]]に使えない。~
 次の[[ターン]]まで維持すれば[[攻撃]]は可能だが、維持には[[手札]]を全て[[墓地へ送る]]必要があり、[[耐性]]も無い上に他の[[カード]]で守る事もできないため、実質的にこの[[カード]]の維持は不可能と言って良い。~
 また、他の[[カード]]の[[効果の発動]]もできなくなるため、[[戦闘]]以外に利用する事も困難である。~
 [[効果]]を[[無効]]にしようとしても、[[自分]]の[[フィールド]]に[[《スキルドレイン》]]があると[[特殊召喚]]自体できず、[[《禁じられた聖杯》]]で[[効果]]を消そうにも[[カードの発動]]自体封じられており、そう簡単には[[無効]]にできない。~
 [[効果]]を[[無効]]にしても[[手札コスト]]に関しては維持[[コスト]]なので払う必要があり、[[バトルフェイズ]]を行えない[[デメリット]]も[[無効]]にはできない。~

 [[モンスターの召喚]]は特に制限されていないため、その点を利用すれば[[戦闘]]以外に活用する事は一応可能。~
 [[《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》]]と併用すれば[[エクシーズ素材]]にできる。~
 しかしその場合、[[《重機貨列車デリックレーン》]]や[[《転回操車》]]の方が[[デメリット]]が軽いのでフル投入で足りない場合になる。~
 [[エクシーズ召喚]]先の選択肢としては、[[攻撃]]できない[[デメリット]]を共用できる[[《超巨大空中宮殿ガンガリディア》]]や、[[先攻]]1[[ターン]]目に[[エクシーズ召喚]]しても問題なく[[効果]]を利用できる[[《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》]]が候補になる。~

 他には、[[《真魔獣 ガーゼット》]]や[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]の[[リリース]]要員に使うことで、[[攻撃力]]5000という高い[[ステータス]]を活かすことができる。~
 しかしその場合でも[[バトルフェイズ]]が行えないため、圧倒的な[[攻撃力]]を[[攻撃]]には使えない。~
 この[[カード]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]した[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]を、[[《カタパルト・タートル》]]で[[射出]]したり[[《神秘の中華なべ》]]での[[ライフ回復]]に繋げる等、[[攻撃]]以外の戦術を取るといいだろう。~
 どのような構築にするにしろ、かなり[[デッキ]]が縛られてしまうのが難点である。~

 [[《共闘》]]で[[手札]]から[[墓地]]に置き、5000の[[強化]]を狙う手もある。~
 [[《転回操車》]]で[[サーチ]]、[[《臨時ダイヤ》]]で[[サルベージ]]できるため、[[発動]]は狙いやすい。~

-[[コントロール奪取]]されると極めて危険である。~
この[[カード]]の[[デメリット]]により[[自分]][[フィールド]]はほぼノーガード状態になっており、[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]で出す事もできない。~
そこで[[相手]]が展開し終わった後に[[コントロール]]を奪われてしまうと、[[攻撃力]]5000のこの[[カード]]に加えて他の[[モンスター]]の[[攻撃]]もほぼ直に受けることになってしまう。~

-[[手札]]に加えられる[[モンスターカード]]では[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]、[[《絶望神アンチホープ》]]、全体でも[[《F・G・D》]]・[[《究極竜騎士》]]・[[《超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー》]]に並ぶ最大の[[攻撃力]]を誇る。~
-[[手札]]に加えられる[[モンスターカード]]では[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]、[[《絶望神アンチホープ》]]、全体でも[[《F・G・D》]]・[[《究極竜騎士》]]・[[《超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー》]]・[[《花札衛−五光−》]]に並ぶ最大の[[攻撃力]]を誇る。~
[[機械族]]としても[[《超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー》]]と並ぶ最高[[攻撃力]]を持っている。~

-[[効果の発動]]と[[セット]]を制限する[[デメリット]]は[[相手]]側には関係ないため、[[相手]]が[[《スキルドレイン》]]等を[[発動]]していれば無視できる。~
そのような状況は簡単には起こり得ず限定的ではあるが、この[[デメリット]]を能動的に緩和する方法はある。~

--[[《異次元の精霊》]]で一時的に[[除外]]して[[《スキルドレイン》]]と[[《月の書》]]を[[セット]]、[[《異次元の精霊》]]の[[モンスター]]を[[帰還]]させる[[誘発効果]]に[[チェーン]]して[[《スキルドレイン》]]と[[《月の書》]]を[[発動]]するという手順を踏む。~
--[[相手]][[フィールド]]に[[自分]]の[[《皆既日蝕の書》]]の[[効果]]を受けた[[《砂バク》]]1体のみの状態で[[特殊召喚]]し、[[エンドフェイズ]]に[[《砂バク》]]が[[リバースした]]場合の[[効果]]で[[裏側守備表示]]になる。~
--[[相手]]に[[《D−HERO Bloo−D》]](もしくはその[[効果]]をコピーした[[《ファントム・オブ・カオス》]])を[[《シエンの間者》]]等で[[送りつけ]]ておく。~
--[[《二重召喚》]]を[[発動]]した後に[[《サイバー・ブレイダー》]]を[[送りつけ]]、この[[モンスター]]を[[特殊召喚]]した後、こちらの[[モンスター]]が3体になるよう調整する。~
--1[[ターン]]維持する必要があるが、[[相手]]に[[送りつけ]]た[[《エレキタリス》]]を[[攻撃]]して[[効果]]を[[無効]]にする。~

-[[モンスター効果の発動]]が一切できなくなるため、[[自壊]]や[[スピリット]]の[[バウンス]]等の[[デメリット]][[効果]]も[[発動]]はしなくなる。~
しかし、[[《G・コザッキー》]]等の[[永続効果]]による[[自壊]]は発生する。~

-モチーフは、真空列車の一種で1959年から10年以上にわたって開発・研究されていた「ロケット列車」と思われる。~
ニトログリセリンによるロケットエンジンを搭載した車体を真空チューブ内に走らせることで、時速2500kmを記録している。~
東京〜大阪間をわずか14分で移動できる圧倒的な速度を持つが、強烈な加速度による衝撃、ブレーキの課題など安全性の面・チューブ建設や機体製造などの金銭的な面の両面で問題が山積みとなっており、実用には至らなかった。

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXALの「遊馬vsアンナ」戦にてアンナが使用。~
先攻1[[ターン]]目から[[特殊召喚]]され、その[[ステータス]]で遊馬たちを驚愕させた。~
次の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]時、アンナが[[手札]]を[[墓地]]へ送らなかったため[[自壊]]した。~
その後[[魔法カード]][[《臨時ダイヤ》]]によって[[蘇生]]され、[[《除雪機関車ハッスル・ラッセル》]]と共に[[《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》]]の[[エクシーズ素材]]となった。~
[[エクシーズ素材]]として取り除かれた後は、[[《機関連結》]]の[[コスト]]としてゲームから[[除外]]された。~
またWDC決勝予選・デュエルコースターでは《&ruby(マグネット・クロコダイル・ゼータ){磁石の鱗獣Ζ};》を[[戦闘破壊]]し、その後[[自壊]]した。~

--アニメでは[[手札]]を[[墓地へ送る]]枚数は5枚だった。~
また、[[特殊召喚]]した[[ターン]]は他の[[モンスター]]は[[攻撃]]可能であった。~
さらに、[[蘇生制限]]を満たせば[[墓地]]からの[[蘇生]]も可能だった。~
再登場時は[[ターン]]の概念が無い特殊ルールでの[[デュエル]]だったため、バトル終了時に[[自壊]][[デメリット]]が[[発動]]していた。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《BF−逆風のガスト》]]
-[[《冥府の使者ゴーズ》]]
-[[《ダーク・シムルグ》]]
-[[《サイバー・ブレイダー》]]

-[[《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》]]

//―《爆走特急ロケット・アロー》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[GALACTIC OVERLORD]] GAOV-JP016 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[発動]]と[[セット]]を封じる[[効果]]は、[[永続効果]]です。他の部分は[[効果]]として扱いません。(12/02/18)

Q:[[スタンバイフェイズ]]に[[手札]]を[[墓地]]に送らなければ自身を[[破壊]]する処理は、[[《スキルドレイン》]]で[[無効]]になりますか?~
A:維持[[コスト]]なので、[[無効]]になりません。(12/02/18)

Q:[[相手]]の[[《スキルドレイン》]][[適用]]中に[[特殊召喚]]した場合、[[バトルフェイズ]]は行えますか?~
A:行えません。(12/02/18)

Q:正規手順で[[特殊召喚]]した後、[[墓地]]にあるこの[[モンスター]]を[[《死者蘇生》]]で[[特殊召喚]]できますか?~
A:できません。(12/02/19)

Q:[[特殊召喚]]を[[無効]]にされた場合、[[バトルフェイズ]]を行えますか?~
A:行えません。(12/02/18)

Q:[[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]を装備した状態で[[スタンバイフェイズ]]を迎えました。~
  [[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]を身代わりに[[破壊]]する事で、[[手札]]とこの[[モンスター]]両方を維持できますか?~
A:できます。(12/02/18)

Q:この[[モンスター]]を[[除外]]して[[《異次元の精霊》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:できます。(12/02/18)

Q:この[[モンスター]]が存在する時、既に[[表側表示]]にしてある[[《インフェルニティガン》]]は[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:できません。(12/02/18)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《爆走特急ロケット・アロー》,特殊召喚モンスター,効果モンスター,モンスター,星10/地属性/機械族/攻5000/守0,正規の方法以外での特殊召喚不可);