*《&ruby(ばくどうさく){爆導索};/Blasting Fuse》 [#ea330a77]
 通常罠
 このカードがセットされた自分・相手フィールド上の
 縦列全てにカードが存在する場合に発動する事ができる。
 この縦列のカードを全て破壊する。

 [[CYBERDARK IMPACT]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[自分]]・[[相手]][[フィールド]]上の縦列の[[カード]]を全て[[破壊]]する。~
 単純に使うだけでも、[[2:2交換>1:1交換]]に持ち込める。~
 真剣勝負で心理戦を引き起こせる稀有な[[カード]]である。

 プレイングでの対策が容易であり、単純に[[相手]]が[[モンスター]]と[[魔法>魔法カード]]、[[罠>罠カード]]を別の列に[[置く]]だけで使用不能となってしまう。~
 折角[[発動]]しても、[[破壊]]するはずの1枚を[[チェーン]]に乗せられてしまうと結局[[アドバンテージ]]を失ってしまう可能性があるため、若干の不安定さがある。~
 それを避けるためにも[[《言語道断侍》]]を活用したり、[[《魔封じの芳香》]]により[[チェーン]]できない[[魔法カード]]を[[セット]]させる事も考慮したい。~

 この[[カード]]の目の前に[[置く]][[自分]]の[[モンスター]]次第では[[アドバンテージ]]を得ることができる。~
 [[汎用性]]を考慮すると、[[《E・HERO ワイルドマン》]]や[[《黄泉ガエル》]]・[[《ウィングド・ライノ》]]・[[《暗黒プテラ》]]や[[《ネフティスの鳳凰神》]]あたりが候補となる。~
 また、[[相手]]からの[[除去]]に[[チェーン]]したり使用済みの[[リバース効果モンスター]]の後ろから[[発動]]する事で、最大で1:3交換をする事が可能である。~

 この[[カード]]の真骨頂は、この[[カード]]の存在を[[相手]]に意識させることによる心理的[[ロック]]及びその後の心理戦にある。~
 この[[カード]]をちらつかせるだけで[[相手]]はこれを[[発動]]させないために、[[モンスター]]や伏せを互い違いに置いて来る事だろう。~
 2枚目をうまく[[発動]]させたがっている素振りを見せる事で、[[相手]]に見えない[[《宇宙の収縮》]]がかかったようなプレイを強要させる事ができる。~

 それだけでなく、

+[[モンスター]]の後ろの[[伏せカード]]は[[フリーチェーン]]の[[罠>罠カード]]・[[速攻魔法]]・[[ブラフ]][[通常魔法]]が''配置され易い''。~
+[[《炸裂装甲》]]のような条件があるカードは[[モンスター]]のいない空き地の後ろに''配置され易い''。~

 というルールが暗に追加される。~
 暗示後は[[セット]]された場所自体が正体を推定する上でのヒントとなる。[[《ストーム・シューター》]]で狙い撃ってやりたい。~
 裏の裏を読んで[[デッキ]]内に1枚だけ仕込み、完全に[[ブラフ]]として活用するのも面白い。~
 有効に活用できなさそうな状況であれば[[手札コスト]]として捨てたり、[[《大嵐》]]で壊してしまえばいい。この[[カード]]を見せるだけで[[相手]]を拘束することが期待できる。~
 同様に、[[マッチ]]戦において1戦目は《爆導索》を積極的に狙っていき、2戦目では全部[[伏せ除去]][[カード]]に替えてしまうのも有効。~
 どの伏せが[[フリーチェーン]]でどの伏せが[[発動条件]]があるのか、ある程度予測できるので[[破壊]]対象を絞り込みやすい。~
 同じ[[相手]]に何度も通用する手段ではないが、トーナメント大会等の未知の[[相手]]には[[効果]]を期待できる。~

 なお、[[ブラフ]]や心理的拘束は[[【スタンダード】]]や[[【ウォールバーン】]]には強く働くが、[[フリーチェーン]]主体の[[【チェーンバーン】]]や[[【お触れホルス】]]にはほとんど通用しないので注意。~
 しかし、あくまでオマケ[[効果]]が薄いだけなので特に気にする必要は無いだろう。~
 一度心理戦に完勝して[[相手]]を[[コントロール]]してしまうと病み付きになる玄人向けの[[カード]]と言える。~

-この[[カード]]の登場により、[[カードの位置]]を気にする必要が出てきた。~
以前はフリープレイ等で[[カードの位置]]を横に詰める行為が見られたのだが、この[[カード]]の登場でそうも行かなくなった。

-爆導索とは、長いケーブルに小爆弾をいくつも連結させた[[地雷>《万能地雷グレイモヤ》]][[除去]]装置の事。~
地雷原へ投射してから起爆し、地雷を誘爆させて[[除去]]する。~
その風変わりかつ強烈なイメージ故か、アニメや漫画では敵に巻きつけて使う「必殺武器」として描かれることもある。~
縦列に埋まっている[[地雷]]を次々と爆発させるイメージでこの[[カードの効果]]がデザインされたのだろう。~

--一方で[[イラスト]]は、アニメや漫画を意識してか[[《キャノン・ソルジャー》]]に爆竹らしき物体が巻かれている。

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]には、このカードと[[《エーリアン・ベーダー》]]を活かして解く面白い[[詰めデュエル]]が収録されている。

//-原作・アニメにおいて―~

**関連カード [#u859dc01]
―[[イラスト]]関連
-[[《キャノン・ソルジャー》]]

**関連リンク [#u859dc01]
-[[モンスターカードゾーン]]
-[[カードの位置]]

**収録パック等 [#m27d6a81]
-[[CYBERDARK IMPACT]] CDIP-JP049 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#x90f2d52]
Q:[[デュエルフィールド]]を使用せずに[[デュエル]]を行う際に[[カード]]の[[置く]]位置で[[相手]][[プレイヤー]]と相違が起こった場合はどのように処理すればいいですか?~
A:[[デュエルフィールド]]を使用せずに[[デュエル]]を行う場合でも、[[カード]]を[[置く]]位置を常に明確にした上でゲームを進めます。~
  公式大会にて[[相手]][[プレイヤー]]との意見に相違があった場合は審判に相談してください。(09/02/10)

Q:[[装備魔法]]は[[モンスターカード]]に重ねるように置きますが、[[自分]]の[[魔法&罠カードゾーン]]の1枚として数えるルールがあります。~
  [[装備魔法]]は[[相手]]の[[モンスター]]の後ろに存在しますか?~
A:[[装備魔法]]は発動時に置いた[[魔法&罠カードゾーン]]に存在するものとして扱います。(10/12/17)

Q:[[相手]]の[[罠モンスター]]が元々あった[[魔法&罠カードゾーン]]の前に[[特殊召喚]]されています。
  この[[カード]]の前に[[自分]]の[[モンスター]]が存在する時、この[[カード]]は[[発動]]できますか?~
A:[[発動]]できません。(10/12/17)

Q:[[《ジャンク・コレクター》]]で[[墓地]]に存在するこの[[カード]]を除外することはできますか?~
A:「[[セット]]された」という条件を満たせないため、[[《ジャンク・コレクター》]]の[[効果]]を使用できません。(10/12/27)

Q:この[[カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]して、この[[カード]]を[[対象]]に[[《サイクロン》]]を[[発動]]しました。~
  この時、この[[カード]]の[[効果解決時]]にこの[[カード]]は[[墓地]]にあるので、その縦列にある[[自分]]の[[デッキ]]と、[[相手]]の[[エクストラデッキ]]・[[フィールド魔法]]を[[破壊]]しますか?~
  また、[[《マクロコスモス》]]を[[発動]]していた場合はどうなりますか?~
//A:この[[カード]]が[[効果発動時]]に[[セット]]されていた列の[[カード]]を破壊します。(10/12/28)
A:[[調整中]](10/12/30)
A:この[[カード]]が[[効果発動時]]に[[セット]]されていた列の[[カード]]を破壊します。(10/12/31)
//A:[[調整中]](10/12/30)

Q:「この縦列の[[カード]]を全て[[破壊]]する。」は前半で記述されているこの[[カード]]が[[セット]]された[[自分]]・[[相手]][[フィールド]]上の縦列」を差していますか?~
  また、この[[カード]]の[[効果解決時]]にその縦列に[[カード]]が揃っていない場合、[[破壊]][[効果]]は適用されますか?~
  (上記のパターンや[[《ゴッドバードアタック》]]等を[[チェーン]]した場合について)~
A:はい、この[[カード]]が[[セット]]されていた縦列を差します。~
  [[効果解決時]]にその縦列に[[カード]]が揃っていない場合でも[[効果]]を[[無効]]されない限り、[[破壊]][[効果]]は適用されます。(10/12/31)