八汰烏(ヤタガラス)/Yata-Garasu》

スピリットモンスター(禁止カード、2022年10月1日から制限カード)
星2/風属性/悪魔族/攻 200/守 100
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、
次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。

 Mythological Age −蘇りし魂−で登場した風属性悪魔族下級スピリットモンスター
 スピリットモンスター共通の召喚条件誘発効果と、戦闘ダメージを与えた場合に次の相手ドローフェイズスキップする誘発効果を持つ。

 ノーコストで継続的なドローロックを可能とする、遊戯王OCG史上でもトップクラスの凶悪さを誇るカードの1つ。
 ドローロックを防ぐ手段が無い状態でこの効果を受けると、状況を打開できるカードドローすること自体できなくなるので、次のターン以降もドローロックを受けることになり、そのまま敗北となる。
 ハンデス全体除去を組み合わせた運用が非常に有名だが、そこまでできなくても一度の攻撃が決まっただけでもかなりの影響を与えられる。

 欠点は、このカード自身が「スピリットモンスター」であるため、《霊魂鳥神−彦孔雀》《霊魂鳥神−姫孔雀》などによる召喚条件を無視した特殊召喚を除けば基本的に特殊召喚が不可能な事。
 墓地に落とされた場合は《死者転生》等のサルベージ系以外に回収方法がなく、出すタイミングを考える必要がある。
 だが、逆に言えば相手ターン《サンダー・ボルト》等のモンスター除去を受けず、戦闘破壊される事もないため、ある意味ではスピリットモンスターである事がこのカードの凶悪さに拍車をかけていたとも言える。
 また、戦闘を介する必要がありながらステータスが低いため、直接攻撃でもなければまず効果は使えず、相手フィールドモンスターが存在していると単独では手が出せなくなる。
 しかし、直接攻撃できる状況を構築できる全体除去は豊富に存在し、サーチ手段となる《風霊媒師ウィン》なども存在するため、ドローロックを掛けることは容易になっている。

 現在のカードプールでは墓地発動する効果の増加や、手札誘発の増加により全体除去を通しても効果が通る可能性は低くなった。
 しかしその多くは盤面の成立を妨害するもので、それらの妨害をこのカード攻撃を通す補助とすることも可能である。
 相手の展開を止めてしまえば全体除去を打たずともこのカードでの直接攻撃も可能になる。

関連カード

―《八汰烏》の姿が見られるカード

相手ドローフェイズスキップさせるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《八汰烏》 モンスター スピリットモンスター 効果モンスター 星2 風属性 悪魔族 攻200 守100 特殊召喚不可