*《&ruby(ヤタ){八汰};&ruby(ガラス){烏};の&ruby(むくろ){骸};/Legacy of Yata-Garasu》 [#hc733f24]
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 通常罠
 次の効果から1つを選択して発動する。
 ●自分のデッキからカードを1枚ドローする。
 ●相手フィールド上にスピリットモンスターが表側表示で
 存在する時に発動することができる。
 ●相手フィールド上にスピリットモンスターが表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
 自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 [[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#k12df297]]で登場した、[[カード]]を[[ドロー]]する[[効果]]を持つ[[通常罠]]。~
 [[下位互換]]として[[《強欲な瓶》]]が存在する。
 [[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#PP6]]で登場した[[通常罠]]。~
 条件によって枚数の変化する[[ドロー]][[効果]]を持つ。~

 この[[カード]]に限ったことではないが[[罠カード]]であるために[[発動]]のタイミングが遅れてしまうので使いにくい。~
 しかし、[[発動条件]]のない[[フリーチェーン]][[カード]]であるため、[[ブラフ]]兼[[デッキ圧縮]][[カード]]として使用できる。~
 [[相手]][[フィールド]]に[[スピリット]]が存在しない場合の性能については、同じ[[効果]]を持つ[[《強欲な瓶》]]を参照。~
 結論のみを言えば、「この[[カード]]を[[セット]]し次の[[ターン]]に[[発動]]する」までの間、[[自分]]の使える[[カード]]が1枚減ってしまうので、性能は微妙。~
 単なる[[ドロー]]加速[[カード]]としての採用は避けるべきであり、[[ディスアドバンテージ]]を抑えつつ[[チェーン]]数を稼ぐ必要がある[[【チェーンバーン】]]等の特殊な事情のある[[デッキ]]で[[《強欲な瓶》]]と併用される事が多い。~

 元々は[[《強欲な瓶》]]と共に[[1ターンキル]][[デッキ]]のお供だったが、[[《処刑人−マキュラ》]]および[[《王家の神殿》]]の[[禁止>禁止カード]]化に伴いそちらの目的での利用価値は薄くなった。~
 そして、[[《八汰烏》]]・[[《月読命》]]の2大[[スピリット]][[モンスター]]が[[禁止>禁止カード]]化された現在では[[スピリット]][[モンスター]]に遭遇する機会も少ないため、[[《強欲な瓶》]]との差異はほぼなくなっている。~
 [[相手]][[フィールド]]に[[スピリットモンスター>スピリット]]が存在すれば2枚の[[ドロー]]が可能だが、[[スピリット]]の使用率は決して高くないためこちらの[[効果]]を使う機会は少ない。~
 [[《強制転移》]]等の[[コントロール交換]][[カード]]で[[スピリット]]を送りつければ、能動的に使用することができる。~
 元々[[スピリット]]と[[《強制転移》]]は[[相手]]の[[モンスター]]を一方的に奪える[[コンボ]]になるので相性が良く、後はこの[[カード]]の枠さえ捻出できれば成立する。~
 また、[[《河伯》]]の[[効果]]で[[相手]]の[[モンスター]]を[[スピリットモンスター>スピリット]]にする事でも条件を満たせる。~

 しかし、最近では[[《金華猫》]]といった[[スピリット]][[モンスター]]が登場したので、2番目の[[効果]]の出番が少しは増えただろう。~
//紛らわしいけど、《伊弉凪》はスピリットではありません。
 もっとも、[[ドロー]]加速であれば[[《強欲で貪欲な壺》]]などの選択肢もあり、[[【スピリット】]]でもこの[[コンボ]]の採用率は高いとはいえない。~
 その[[《強欲で貪欲な壺》]]のために、[[【チェーンバーン】]]での採用率も[[《強欲な瓶》]]共々低下気味である。~

 能動的に狙うには「[[《強制転移》]]等で[[スピリット]][[モンスター]]を[[相手]]へ送る→[[《八汰烏の骸》]]を[[発動]]、2枚[[ドロー]]」という[[コンボ]]がある。~
 [[《阿修羅》]]等を採用した[[デッキ]]、特に[[【スピリット】]]ならば[[アドバンテージ]]を稼げる強力な[[カード]]になる。~
 自動で[[手札]]に戻るため、[[コントロール交換]]と[[スピリット]][[モンスター]]の相性は抜群。~
-条件次第で2枚[[ドロー]]できるため、[[《強欲な瓶》]]の[[上位互換]]である。~
ただし、[[サポートカード]]を考慮すると、こちらは[[《霊魂鳥影−姫孔雀》]]の[[サーチ]]に対応するのに対し、あちらは[[《瓶亀》]]の[[ドロー]]の[[トリガー]]になる。~
そのため、一概にこちらが[[上位互換]]であるとは言えない。~

 [[【エクゾディア】]]など、[[ドロー]]が目的の[[デッキ]]なら[[《強欲な瓶》]]と併用して3枚積みすることも珍しくない。~
 [[ロック]][[カード]]の代わりに伏せ、[[《大嵐》]]の囮として使われることが多い。~
-[[《強欲な瓶》]]と同じ動きで使用されることがほとんどのため、[[相手]][[フィールド]]に[[スピリット]]が存在しても、下の[[効果の発動]]を忘れやすい。~
[[《金華猫》]]・[[《幸魂》]]・[[《月読命》]]など、[[【スピリット】]]以外で採用されうる[[スピリット]]も存在するので、チャンスがあれば[[発動]]したい。~

 [[【チェーンバーン】]]で[[《積み上げる幸福》]]等の発動にも一役買っている。~
 また、[[【凡骨ビート】]]でも、この[[カード]]を[[ドローフェイズ]]に[[発動]]することで更なる大量[[ドロー]]を狙うために使われることがある。~
 [[ドロー]]阻害の要因ともなりうるが、次の[[ターン]]以降に途切れたときの保険になる。~
 伏せてあるこの[[カード]]に対して[[相手]]が[[《サイクロン》]]等を[[発動]]した場合、[[チェーン]]することで、1枚分の[[アドバンテージ]]となる。
-かつては[[《処刑人−マキュラ》]]・[[《王家の神殿》]]の[[効果]]を使用することで、1枚[[ドロー]]できる[[魔法カード]]のように扱うことができた。~
このため、[[《強欲な瓶》]]と共に[[1ターンキル]]のお供だったが、[[《処刑人−マキュラ》]]および[[《王家の神殿》]]が[[禁止カード]]になり、その目的での利用価値は乏しくなった。~
--現在では[[《処刑人−マキュラ》]]・[[《王家の神殿》]]は[[1ターンに1度]]しか[[適用]]できない制約を付加した[[エラッタ]]の上で[[制限解除]]されており、併用で即座に[[ドロー]]する運用法も復活している。~
とはいえ、[[1ターンに1度]]の即時[[発動]]を狙うなら他に優先したい[[罠カード]]も増加しており、採用度のプラスにはあまり繋がっていない。~

 [[《強欲な瓶》]]と同じ動きで使用されることがほとんどのため、[[相手]]の場に[[スピリット]]が存在しても、下の[[効果]]の[[発動]]を忘れやすい。~
 [[06年9月>禁止・制限カード/2006年9月1日]]、[[《月読命》]]の[[禁止>禁止カード]]化に伴って[[発動]]機会は減ったが、忘れずに覚えておきたい。
-[[カード名]]の通り[[《八汰烏》]]をターゲットにしたかのような[[効果]]を持つが、[[《八汰烏》]]はこの[[カード]]の登場前から[[禁止カード]]であった。~
--[[22/10/01>リミットレギュレーション/2022年10月1日]]についに[[《八汰烏》]]が[[制限復帰]]、[[23/04/01>リミットレギュレーション/2023年4月1日]]には[[制限解除]]され、[[カード名]]の通り[[《八汰烏》]]の[[メタ]]として使うことが可能になった。~

-この[[カード]]は[[《八汰烏》]]が禁止になってから登場した。~
[[《八汰烏》]]が永遠に禁止から出られないことを暗示しているのかもしれない。~
-[[トーナメントパック2007 Vol.3]]に再版されて以降[[絶版]]だったが、[[ストラクチャーデッキ−ドラグニティ・ドライブ−]]にて再版された。

-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック11>書籍付属カード]]の[[トーナメントパック>トーナメントパック2007 Vol.3]]注目カードの項目にて『相手フィールドにスピリットがいれば2ドローできる「八汰烏の躯」が骸しい。』という誤植がある。確かにスピリットモンスターの利点を考えれば、対峙したときにこのようなメタは眩しいし、「躯」は「むくろ」と読むのだが。
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック11>書籍付属カード]]の[[トーナメントパック>トーナメントパック2007 Vol.3]]注目[[カード]]の項目にて、『「八汰烏の&ruby(むくろ){躯};」が&ruby(うれ){骸};しい』と書かれた誤植がある。~
確かに「躯」は「むくろ」と読むのだが、「骸」に「うれしい」という読みは無い。~
--また、[[《八汰烏》]]が[[無制限カード]]に復帰した現在の[[環境]]は加速化が進んでおり、喜んでもいられない。~

-神話・伝承において―~
[[《八汰烏》]]については当該ページ参照。
-[[《八汰烏》]]については当該ページ参照。~
骸とは「骸骨」や「死骸」の字にもあるように、死体を意味する言葉である。~
[[《八汰烏》]]が死したことで、妨害されていた分の[[ドロー]][[カード]]が帰ってきた、という意味だろうか。~

**関連カード [#g76e514d]
-[[《八汰烏》]]
--「死骸」を直訳するのはいくら[[モンスター]]と言えどもまずかったのか、[[英語名]]では「遺産」を意味する「legacy」が使われている。

-[[《強欲な瓶》]]
**関連カード [#card]
-[[スピリット]]

-[[《強欲な瓶》]]

//-[[《八汰烏の骸》]]
-[[《積み上げる幸福》]]
-[[《無謀な欲張り》]]
-[[《ゴブリンのやりくり上手》]]

-[[《成金ゴブリン》]]

**収録パック等 [#xcbbe1f7]
―[[イラスト]]関連
-[[《八尺勾玉》]]
-[[《八汰烏》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【チェーンバーン】]]
-[[【チェーンエクゾ】>【エクゾディア】#CHAIN]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#PP6]] PP6-006 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[トーナメントパック2007 Vol.3]] TP03-JP012
-[[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#k12df297]] PP6-006 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ドラグニティ・ドライブ−]] SD19-JP032

//**FAQ [#m621133a]
//**FAQ [#faq]
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