八汰烏(ヤタガラス)(むくろ)/Legacy of Yata-Garasu》

通常罠
次の効果から1つを選択して発動する。
●自分のデッキからカードを1枚ドローする。
●相手フィールド上にスピリットモンスターが表側表示で
存在する場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 PREMIUM PACK 6で登場した通常罠
 条件によって枚数の変化するドロー効果を持つ。
 下位互換として《強欲な瓶》が存在する。

 このカードに限ったことではないが罠カードであるために発動のタイミングが遅れてしまうので使いにくい。
 しかし、発動条件に指定の無いフリーチェーンカードであるため、ブラフデッキ圧縮カードとして使用できる。

 元々は《強欲な瓶》と共に1ターンキルデッキのお供だったが、《処刑人−マキュラ》および《王家の神殿》禁止化に伴いそちらの目的での利用価値は薄くなった。
 そして、《八汰烏》《月読命》の2大スピリットモンスター禁止化された現在ではスピリットモンスターに遭遇する機会も少ないため、《強欲な瓶》との差異はほぼなくなっている。

 しかし、最近では《金華猫》といったスピリットモンスターが登場したので、2番目の効果の出番が少しは増えただろう。

 能動的に狙うには「《強制転移》等でスピリットモンスター相手へ送る→《八汰烏の骸》を発動、2枚ドロー」というコンボがある。
 《阿修羅》等を採用したデッキ、特に【スピリット】ならばアドバンテージを稼げる強力なカードになる。
 自動で手札に戻るため、コントロール交換スピリットモンスターの相性は抜群。

 【エクゾディア】など、ドローが目的のデッキなら《強欲な瓶》と併用して3枚積みすることも珍しくない。
 ロックカードの代わりに伏せ、《大嵐》の囮として使われることが多い。

 【チェーンバーン】《積み上げる幸福》等の発動にも一役買っている。
 また、【凡骨ビート】でも、このカードドローフェイズ発動することで更なる大量ドローを狙うために使われることがある。
 ドロー阻害の要因ともなりうるが、次のターン以降に途切れたときの保険になる。
 伏せてあるこのカードに対して相手《サイクロン》等を発動した場合、チェーンすることで、1枚分のアドバンテージとなる。

 《強欲な瓶》と同じ動きで使用されることがほとんどのため、相手の場にスピリットが存在しても、下の効果発動を忘れやすい。
 06年9月《月読命》禁止化に伴って発動機会は減ったが、忘れずに覚えておきたい。

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イラスト関連

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