*《&ruby(ばつ){罰};ゲーム!/Penalty Game!》 [#top]
 通常罠
 相手の手札が4枚の時、次の効果から1つを選択して発動する。
 ●相手は次のドローフェイズにカードをドローできない。
 ●このターン相手は魔法・罠カードを発動できない。

 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した[[通常罠]]。~
 「一時的な[[ドローロック]]」か「[[ターン]]内の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]の[[ロック]]」を抑制する[[効果]]を持つ。~
 [[相手]]の[[手札]]が4枚の時に「[[相手]]は次の[[ドローフェイズ]]に[[ドロー]]できなくなる」「この[[ターン]][[相手]]の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を封じる」のいずれか1つを選んで[[発動]]する[[効果]]を持つ。~

 2つの[[効果]]を状況に応じて使用できるのがこの[[カード]]の利点といえるが、[[発動条件]]は戦況や[[相手]]に依存するため、狙ったタイミングで[[発動]]するのは難しい。~
 どちらか一方の[[効果]]しか使用する予定がない場合は、それぞれ特化した[[カード]]を使用した方が安定する。~
 [[ドローロック]]が目的の場合は[[《強烈なはたき落とし》]]を、[[魔法・罠カード]]の阻害が目的の場合は[[《トラップ・スタン》]]や各種[[カウンター罠]]を使用するといいだろう。~
 2つの[[効果]]を選んで使用できるが、前者の[[ドローフェイズ]]に[[ドロー]]できない[[効果]]に関しては[[《刻の封印》]]と似通っている。~
 確実な[[ドロー]]潰しで、[[《強烈なはたき落とし》]]のように[[墓地アドバンテージ]]も稼がせない利点はあるが、[[《刻の封印》]]と同様に遅効性の[[効果]]であり、その[[ターン]]で攻め切られてしまえばそれまでである。~
 [[相手]]の[[手札]]4枚という限られた条件に見合っているとは言い難い。~

 しかしそれでも、ほぼ[[フリーチェーン]]で[[ドローロック]]できる[[カード]]である。~
 [[相手]]が[[手札]]から[[カード]]を使用して[[手札]]が4枚になった時に強引に[[発動]]しても[[ドローロック]]ならば[[1:1交換]]になる。~
 [[《強烈なはたき落とし》]]と異なり、[[墓地へ送られた]]時に[[発動]]する[[カード]]を[[発動]]させることもない。~
 一方、後者の[[効果]]は[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を封じるというもので、こちらはかなり強力。~
 その[[ターン]]限りと封じる期間こそ短いものの、1[[ターン]]展開を止められるだけでも試合展開が大きく変わるのが現[[環境]]であり、効力は充分である。~
 特に[[先攻]]1[[ターン]]目にこの[[カード]]を[[セット]]すれば、[[後攻]]の[[相手]]が初期[[手札]]6枚から[[カード]]を使っていき4枚になったタイミングで[[発動]]でき、以降の[[魔法・罠カード]]による展開を封じられる。~

 前者の[[効果]]目当てなら[[《刻の封印》]]で十分な為、基本的には後者の[[効果]]を狙うべきだが、前者の[[効果]]も決して悪いものではなく、選択肢としてあること自体は評価できる。~
 [[相手]]の[[手札]]が4枚も残っている時点で前者を選ぶケースはかなり限られるが、複数枚引いてしまっても[[発動条件]]を満たしていれば2枚までは連続[[発動]]でき、[[腐らない>腐る]]のは明確な利点である。~

 ただ、やはり[[手札]]4枚という[[発動条件]]がネックで、上記の[[後攻]]1[[ターン]]目以外では自然に[[発動]]することが難しい。~
 [[先攻]]で[[セット]]できた場合でも、[[手札コスト]]を含む[[カード]]や[[手札融合]]などで1度に2枚以上[[手札]]を減らすことは可能であり、[[相手]]にこの[[カード]]を警戒されると[[手札]]を4枚にしないようにして[[腐らせ>腐る]]られやすい。~
 [[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]のある[[カード]]を併用すれば[[発動条件]]を満たすことも可能だが、やはりそれなりにリスクはある行為である。~
 [[発動]]できたとしても「[[手札]]が4枚になって以降の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]禁止」と完全に[[相手]]の妨害ができている訳ではなく、これを見越して動くことで被害を軽減されることはあり得る。~
 うまく使うにはこの辺りのフォローが必要になってくるだろう。~

-[[相手]]の[[手札]]が5枚以上の時に[[《霞の谷の風使い》]]の[[効果]]を使えば[[手札]]を4枚にできるので、[[発動条件]]を即座に満たせる。~

-[[魔法・罠カード]]の[[発動]]が抑制されていても、[[表側表示]]で存在する[[魔法・罠カード]]の[[効果の発動]]なら可能である。~

-[[イラスト]]では、[[《暗黒の侵略者》]]が闇遊戯のようなポーズを取っている。~

-[[手札]]が4枚の時に[[発動]]できるというのは、「&ruby(し){4};」=「&ruby(し){死};」だからだろうか。~

-原作・アニメにおいて―~
「罰ゲーム!」とは、闇のゲームでルールを破った相手や敗者に罰を与える、初期の闇遊戯の決めゼリフである。~
他、千年アイテムを持つシャーディ・ペガサス・バクラ・マリクも行っている。~
ちなみに海馬も、DEATH-Tにおいて双六・モクバにバーチャルリアリティーによる疑似的な罰ゲームを執行している。~

--この[[カード]]そのものは、アニメGXにおける「十代vs影丸」戦で影丸が[[《神炎皇ウリア》]]の[[召喚]][[コスト]]として使用しているのが確認できる。~
(アニメ版では、[[《神炎皇ウリア》]]は[[セット]]された[[罠カード]]も[[コスト]]にできたため)~
--アニメGXにおける「十代vs影丸」戦で影丸が[[OCG]]のこの[[カード]]を使用。~
[[セット]]した後、[[《神炎皇ウリア》]](アニメ[[効果]])の[[特殊召喚]][[コスト]]として[[墓地へ送られた>墓地へ送る]]。~

**関連カード [#card]
-[[《大寒波》]]

-[[《刻の封印》]]

-[[《X−セイバー ウルベルム》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《暗黒の侵略者》]]

―罰ゲーム関連
-[[《マインド・オン・エア》]]

//-[[《No.67 パラダイスマッシャー》]]

-[[《グリード》]]
-[[《マインドクラッシュ》]]

-[[《心鎮壷》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP051 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP171 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#faq]
Q:1つ目の[[効果]]を選択し、[[ドローフェイズ]]に[[ドロー]]できない[[ターン]]の[[ドローフェイズ]]に[[《攪乱作戦》]]や[[《手札断殺》]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[ドロー]]する[[効果]]を含む[[効果]]を[[発動]]できません。(09/01/16)

Q:1つ目の[[効果]]を選択し、[[ドローフェイズ]]に[[ドロー]]できない[[ターン]]の[[ドローフェイズ]]に、[[《砂漠の光》]]の[[効果]]で[[《メタモルポット》]]が[[リバース]]した場合はどう処理しますか?~
A:[[手札]]を全て[[捨てる]][[効果]]は[[適用]]されますが、[[相手]]は[[ドロー]]する事ができません。(13/05/04)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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