通常罠 (1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力・守備力は倍になり、直接攻撃できない。
レイジング・テンペストで登場した通常罠。
相手モンスターのステータスを倍にし、直接攻撃をできなくさせる効果を持つ。
相手モンスターを強化するため、モンスター同士の戦闘に持ち込まれて自分が大ダメージを受ける可能性が高い。
自分のモンスターが存在しない時に使えば直接攻撃を防げるものの、相手モンスターのステータス変化を利用できるコンボを組むのが前提と言える。
《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》ならば大ダメージと除去を見込める。
《アマゾネスの剣士》などの戦闘ダメージを反射するモンスターで特攻する他、《魔法の筒》のダメージ増加にも利用できる。
このカードを重ね掛けすれば攻撃力は4倍にもなるため、1ターンキルも難しくない。
また、中途半端なステータスのモンスターに対して使用する事であえて自分の受ける戦闘ダメージを大きくし、《ダメージ・コンデンサー》などに還元する方法も考えられる。
このカードが通用するモンスターならば対象に取ることが可能なので、《レッド・リゾネーター》の回復効果の対象に選択して大きなライフゲインを得る、ということもできる。
単純にステータスを倍化させた相手モンスターを奪うという手もある。
直接攻撃はできなくなるが《強制転移》なら攻撃力の低いモンスターを送りつければ相手に大ダメージを与えられる。
ただこの使い方なら、直接攻撃もできる《巨大化》でも可能なので、《サイクロン》などで妨害されない点や、直接攻撃を防ぐのにも使える点などを活かしたい。
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》と組み合わせ、このカードで直接攻撃を封じつつ効果ダメージを与え、《洗脳解除》でのコントロール奪取も狙える。
上記のようなコンボを狙いつつ、そろわなかったときは直接攻撃を防ぐのに使うのが基本となる。
いずれにしろ《巨大化》と違い単体ではあまり役に立たないため、使いづらいのは否めない。
直接攻撃できなくなる効果も《ディメンション・ウォール》が使いにくくなるデメリットにも成り得る。
しかしあちらはどちらのライフが上かで効果が変動してしまうため安定せず、装備魔法であるため《魔法の筒》など受け身の罠カードとの相性も良くない。
こちらはクイックエフェクトであるため奇襲的に相手モンスターの攻撃力を倍化できることや、重ね掛けができる点などで差別化したい。
―イラスト関連
Q:攻撃力・守備力0の相手モンスターを対象にして発動できますか?
A:はい、発動でき、その場合でもそのモンスターは直接攻撃できなくなります。(16/10/08)