*《避雷針/Anti-Raigeki》 [#bf84bdd3]
 通常罠
 相手が「サンダー・ボルト」を使用した時、
 自分モンスターの代わりに相手モンスターを全て破壊する。

 [[BOOSTER5]]で登場した、[[通常罠]]カード。~
 既に[[《サンダー・ボルト》]]が禁止されているため全く意味が無いカード。~
 [[《サンダー・ボルト》]]自体は[[禁止カード]]でなかった時代には全ての[[デッキ]]において[[必須カード]]であった。~
 故に、その対策として《避雷針》を入れても役に立つ可能性はあったかもしれない。~
 しかし、同種の[[必須カード]]対策として考えられる[[《グリフォンの翼》]]に比べると、やや重要性が薄かった。~
 [[《サンダー・ボルト》]]を防ぎたいなら、[[コスト]]こそあるが[[《マジック・ジャマー》]]で十分。~
 追加[[効果]]の「[[相手]][[モンスター]]全滅」も、[[相手]]が[[《サンダー・ボルト》]]を[[発動]]するタイミングを考えると必ずしも有効に働くとは限らない。~
 すなわち、

 当時においては、序盤や中盤で使われるのはある意味計算内。~
 [[相手]]がゲームエンドまで視野に入れているなら、そもそも[[《サンダー・ボルト》]]の前に魔法や罠を[[破壊]]しに来る。~
(この場合を考えると、[[《グリフォンの翼》]]はやや発動のチャンスが多い)~
 逆転をかけて使ってくる場合も[[《マジック・ジャマー》]]の方が遥かに[[汎用性]]が高い。~
 しかも防げなくてもこちらの負けが決まるわけではない。~
 また、当時の状況を考えると魔法・罠[[除去]]のカードが多すぎて[[《サンダー・ボルト》]]単体の対策を入れても他で消される運命にあった、という理由もある。~

 「極少数の特定カードが怖いから、対策カードを[[デッキ]]に入れる。」~
…というのは初心者が陥りやすい受身の構築にありがちだが、止めたほうが無難である。~
対策がしたいのなら1枚のカードのためではなくモンスターならモンスター、魔法なら魔法と範囲を広めて対策カードを入れよう。~

-英語版カード名は単に避雷針を英訳したものではなく、「raigeki(=[[《サンダー・ボルト》]])に対抗する」という、その[[効果]]を意味している。~
[[《サンダー・ボルト》]]をraigekiなどと名づけたのが問題ではあるが、そのせいでこのカードのカード名もちぐはぐなものとなってしまった。

-かつてブースターに付属していたQ&Aのカードで「[[自分]]の[[《サンダー・ボルト》]]に対し[[相手]]が《避雷針》を使った時、[[自分]]も《避雷針》を使って[[破壊]][[効果]]を跳ね返せますか?」といった趣旨の質問があった。~
答えは当然NOである。このカードのテキストには《避雷針》が一切存在しないためである。~
「[[《サンダー・ボルト》]]を跳ね返す」というイメージが生んだ誤解である。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《サンダー・ボルト》]]

//-[[《避雷針》]]
-[[《ホワイト・ホール》]]
-[[《グリフォンの翼》]]
-[[《闇からの呼び声》]]
-[[《墓場からの呼び声》]]

―《避雷針》の姿の見られるカード
-[[《ツイスター》]]

**収録パック等 [#j853ba01]
-[[Vol.5]] &size(10){[[Rare]]};
-[[BOOSTER5]] &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#xe80fb15]
Q:~
A: