*《&ruby(アニマル・キング){百獣王}; ベヒーモス/Behemoth the King of All Animals》 [#t1c3ee95]
 効果モンスター
 星7/地属性/獣族/攻2700/守1500
 このカードは生け贄1体で通常召喚する事ができる。
 その場合、このカードの元々の攻撃力は2000になる。
 生け贄召喚に成功した時、生け贄に捧げた数だけ
 自分の墓地の獣族モンスターを持ち主の手札に戻す事ができる。

 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した[[地属性]]・[[獣族]]の[[最上級モンスター]]。~
 無条件で[[生け贄]]を減らせる[[召喚ルール効果]]、それに付随する[[元々の攻撃力]]が2000になる[[ルール効果]]、[[生け贄召喚に成功した]]時に[[獣族]][[モンスター]]を[[サルベージ]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[最上級モンスター]]だが[[妥協召喚]]が可能であり、1体の[[生け贄召喚]]からでも[[サルベージ]][[効果]]を狙える。~
 ただし、その場合の[[ステータス]]は[[《フォトン・スラッシャー》]]にも太刀打ちできない程に弱体化するので過信できない。~
 [[《亜空間物質転送装置》]]や[[《キャトルミューティレーション》]]で[[ステータス]]をリセットできるが安定性は低く、前者は[[《神獣王バルバロス》]]等を優先した方が無難である。~
 [[《亜空間物質転送装置》]]や[[《キャトルミューティレーション》]]で[[ステータス]]を[[リセット]]できるが安定性は低く、[[《神獣王バルバロス》]]等を優先した方が無難である。~

 [[サルベージ]][[効果]]は[[生け贄召喚]]時の[[ディスアドバンテージ]]が0になり、[[獣族]]自体優秀な[[モンスター]]が揃っている。~
 しかし、任意に[[回収>サルベージ]]できる点は強力なものの、その時点で[[召喚]]権を消費しており大抵は[[ターン]]をまたがなければ再利用できない。~
 [[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]や[[《王虎ワンフー》]]にせよ、展開が遅ければ問題であり、素直に2・3枚目を利用したり[[蘇生]]したりする方が有効である事も多い。~
 [[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]にせよ[[《王虎ワンフー》]]にせよ、展開が遅ければ問題であり、素直に2・3枚目を利用したり[[蘇生]]したりする方が有効である事も多い。~
 [[獣族]]の[[リクルーター]]を使って[[墓地を肥やす]]と同時に[[生け贄]]を揃える事も可能だが、それらを[[サルベージ]]しても[[アドバンテージ]]として還元するのは難しい。~

 この点から[[手札]]から利用できる[[獣族]]を採用する[[デッキ]]で用いる事になる。~
 [[魔轟神獣>魔轟神]]や[[《極星獣タングニョースト》]]ならば、[[リリース]]調達などにも流用しやすい。~
 [[獣族]]を中心とした[[【フルモンスター】]]では、[[《星見獣ガリス》]]を使いまわす事ができ、同時に僅かながらではあるが[[バーン]][[ダメージ]]の期待値も上がる。~
 [[《トラゴエディア》]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]といった同じ高[[レベル]][[モンスター]]とは[[エクシーズ召喚]]が狙えるので、[[手札事故]]のリスクも上がるが全体的な攻撃能力は増す。~
 
 また[[《虚栄の大猿》]]は2体を[[生け贄召喚]]した場合ならば[[手札コスト]]も[[回収>サルベージ]]でき、[[レベル]]調整で[[シンクロ召喚]]だけでなく[[ランク]]7の[[エクシーズ召喚]]も狙える。~
 未だ使いやすい[[カード]]とは言えないが、発展性の高い1枚であると言える。
 また、[[《虚栄の大猿》]]は2体を[[生け贄召喚]]した場合ならば[[手札コスト]]も[[回収>サルベージ]]でき、[[レベル]]調整で[[シンクロ召喚]]だけでなく[[ランク]]7の[[エクシーズ召喚]]も狙える。~

 現時点では使いやすい[[カード]]とは言えないが、発展性の高い1枚であると言える。

-[[生け贄召喚]]と[[効果]][[発動]]の手順の都合から、[[生け贄召喚]]の[[生け贄に捧げた>生け贄に捧げる]][[獣族]][[モンスター]]をそのまま[[回収>サルベージ]]できる。~

-この[[カード]]2枚・[[《血の代償》]]1枚・[[《謎の傀儡師》]]1枚が揃えば、[[無限ループ]]で延々とこの[[カード]]を[[召喚]]できる。~
[[ライフ回復]]の度に[[バーン]][[効果]]を発揮する[[《ビッグバンガール》]]がいれば、[[1ターンキル]]も可能となる。~
また、[[《謎の傀儡師》]]が2体いれば無限に[[ライフ]]を得る事が可能。~
[[《血の代償》]]があれば並べることは容易いだろう。~
同じく、この[[カード]]2枚・別の[[獣族]]1枚・[[《血の代償》]]1枚・[[《謎の傀儡師》]]1枚・[[《冥界の宝札》]]1枚で無限[[ドロー]]ができる。~

-[[テキスト]]に「[[自分]]の[[墓地]]の」と明記されているため、「[[持ち主]]の」と言う記述は蛇足である。~

-「百獣王」の名の通り[[獣族]]の頂点に君臨する[[モンスター]]のはずなのだが、[[《デス・カンガルー》]]に[[一泡吹かされ>《クロスカウンター》]]たり、[[威嚇>《威嚇する咆哮》]]で怖気付いたり、[[パンチ>《ラッキーパンチ》]]を決められたりと、実に散々な扱いを受けている。~
[[《烏合の行進》]]に至っては、この[[モンスター]]を散々な目に遭わせた上記の面々に囲まれ泣いている。~
[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]も、何者かに[[力を吸い取られたり>《スキルドレイン》]]、[[先代の魔王>《深淵の冥王》]]に[[自爆攻撃>《ヘイト・バスター》]]を仕掛けられているところを見ると、どこの世界でも[[下克上>《下克上の首飾り》]]の風潮があるようだ。~
ただ、[[イラスト]]をよく見ると遠くの岩陰に[[《暗黒の狂犬》]]が隠れているため、一応それなりの威厳はあるようだが。~
「百獣王」の威厳を取り戻せる日は、果たしてやって来るのだろうか。~

-元ネタは、ユダヤ教の伝承にその名を残す怪物「ベヒーモス(Behemoth/アラビア名は[[バハムート>《ヴェルズ・バハムート》]])」か。~
[[レヴィアタン>《魔轟神レヴュアタン》]]([[リバイアサン>《海竜神》]])と対を成す陸の獣であり、巨大な河馬または牡牛のような姿をしているとされる。~
基本的に不死身だが、食べる草がなくなると死ぬため、神は毎日ベヒーモスが食べるための草を新たに生やすのだという。 ~
なお、後のイスラム文化圏では[[リバイアサン>《海竜神》]]の要素と混ざり魚であるとされている。~

--怪物的なアレンジではあろうが、肉食獣のような牙と爪を持つなど、その姿は伝承のものとは大きく異なっている。~
紫がかった皮膚やたてがみといった要素もあわせ、全体的な意匠はビデオゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズに登場する同名モンスターに近い。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsアンドレ」(1戦目)においてアンドレが使用。~
[[《素早いモモンガ》]]と[[《おとぼけオポッサム》]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]され、[[効果]]によって[[《素早いモモンガ》]]2体を[[サルベージ]]した。~
また、遊星の[[罠カード]]《チェーン・アロー》で拘束された(鎖が巻かれた)状態で[[直接攻撃]]する様はいささかシュールな光景であった。~

--アニメ5D's公式サイトのワンポイントレッスンにてこの[[カード]]が紹介されたときも[[テキスト]]に[[生け贄]]という文字が存在しており、[[マスタールール]]準拠の[[テキスト]]ではなかった。~

--アニメZEXALではWDC決勝のデュエル・コースターでガルシア・パンサーが使用している様子が見られるが、トロンとの[[デュエル]]で[[破壊]]されたようである。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#ya3acdc4]
-[[妥協召喚]]

―1体の[[リリース]]で[[アドバンス召喚]]できる[[最上級モンスター]]
//類似効果のリンクをここに飛ばして一覧ページとして使用するため、敢えて「アドバンス召喚」表記をしています

-[[リリース]]する[[モンスター]]や状況に制限なし
--[[《霧の王》]]
--[[《The tyrant NEPTUNE》]]

--《百獣王 ベヒーモス》([[デメリット]]あり)
--[[《地獄からの使い》]]([[デメリット]]あり)
--[[《炎神機−紫龍》]]([[デメリット]]あり)
--[[《光神機−轟龍》]]([[デメリット]]あり)

-[[リリース]]する[[モンスター]]や状況に制限あり
--[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]([[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在する場合)
--[[《インヴェルズ・ギラファ》]]([[インヴェルズ]]限定)
--[[《超古代恐獣》]]([[恐竜族]]限定)
--[[《幻獣ロックリザード》]]([[幻獣]]限定)
--[[《コアキメイル・ヴァラファール》]]([[コアキメイル]]限定)
--[[《コアキメイル・ルークロード》]]([[コアキメイル]]限定)
--[[《ソーラー・ジェネクス》]]([[ジェネクス]]限定)
--[[《宇宙獣ガンギル》]](元々の[[持ち主]]が[[相手]]の[[モンスター]]限定)
--[[《堕天使ゼラート》]]([[墓地]]に[[闇属性]][[モンスター]]が4体以上存在し、[[闇属性]]限定)
--[[《堕天使ディザイア》]]([[天使族]]限定)
--[[《墓守の大神官》]]([[墓守>墓守の]]限定)
--[[《ブリザード・プリンセス》]]([[魔法使い族]]限定)
--[[《魔轟神ディアネイラ》]]([[魔轟神]]限定)
--[[《竜脚獣ブラキオン》]]([[恐竜族]]限定)
--[[《凛天使クイーン・オブ・ローズ》]]([[植物族]]限定)
--[[《真紅眼の不死竜》]]([[アンデット族]]限定)
--[[《ワーム・キング》]]([[ワーム]]限定)
--[[《ワーム・クィーン》]]([[ワーム]]限定)

―ベヒーモス
-[[《グラヴィティ・ベヒモス》]]
-[[《ヴェルズ・バハムート》]]
-[[《超念導体ビヒーマス》]]

-[[《サイクロプス》]](英語の[[フレイバー・テキスト]])
-[[《ドル・ドラ》]]([[英語名]])
-[[《溶岩大巨人》]]([[英語名]])

―[[イラスト]]関連
-[[《暗黒の狂犬》]]

―《百獣王 ベヒーモス》の姿が見られる[[カード]]
-[[《烏合の行進》]]
-[[《百獣大行進》]]

-[[《威嚇する咆哮》]]
-[[《クロスカウンター》]]
-[[《ラッキーパンチ》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#a3a037db]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP014 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP134 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#z7ac8c00]
Q:[[《トロイホース》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]した場合、[[墓地]]から何枚の[[獣族]][[モンスター]]を[[持ち主]]の[[手札]]に[[戻す]]事が可能ですか?~
A:[[生け贄]]に捧げた[[モンスター]]の数で判定するので1枚になります。

Q:[[《死皇帝の陵墓》]]で[[召喚]]した場合、[[攻撃力]]と[[手札]]に[[戻す]][[モンスター]]の数はどうなりますか?~
A:[[生け贄召喚]]でなくなるため、[[攻撃力]]は2700となり、[[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]][[効果]]は使えません。~
  また、[[《死皇帝の陵墓》]]で1000ポイント払って[[攻撃力]]2000で[[召喚]]するということはできません。

Q:[[生け贄]]1体で[[召喚]]したこの[[カード]]の[[効果]]が[[《スキルドレイン》]]によって[[無効]]化された後[[《スキルドレイン》]]が[[破壊]]された場合、[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]はどうなりますか?~
A:[[カード]]に記載された数値(2000)に戻ります。(12/10/06)
Q:この[[カード]]を[[生け贄]]1体で[[通常召喚]]した後、[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]・[[適用]]され、さらにその後[[《スキルドレイン》]]が[[除去]]された場合、この[[カード]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:2700になります(13/08/16)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。