速攻魔法 このターン、相手が発動した効果モンスターの効果によって、 自分の手札・フィールド上・墓地のカードがゲームから除外される度に、 以下の効果を適用する。 ●手札のカードが除外された場合、 相手の手札をランダムに2枚までゲームから除外する。 ●自分フィールド上に存在するカードが除外された場合、 相手フィールド上に存在するカードを2枚までゲームから除外する。 ●墓地に存在するカードが除外された場合、 相手の墓地に存在するカードを2枚までゲームから除外する。
STARSTRIKE BLASTで登場する速攻魔法。
除外メタとなるが、いかんせんモンスター効果にしか対応しないのは厳しい。
汎用性が高くよく使われる《奈落の落とし穴》や《次元幽閉》等に対応していないのは残念である。
比較的よく使われる除外効果を持つモンスターは《氷結界の龍 トリシューラ》、《邪帝ガイウス》、《D.D.クロウ》辺りだろうか。
相手の手札を除外するモンスターにいたっては《氷結界の龍 トリシューラ》しか存在しない。
また、除外を無効にするわけでなく、相手も除外するだけという点なのもマイナス点である。
例えば、相手の手札が0枚の状態で《氷結界の龍 トリシューラ》を出された場合、それにチェーンしてこのカードを発動したところでこちらの手札だけ除外され結局はこちらだけが損失を受けるのが関の山である。
《D.D.クロウ》に至ってはメタへのメタとなるため《D.D.クロウ》を相手が採用してくるかどうか非常に読みにくいため無駄になる可能性が高く、またそもそも自分のカードを守れていない。
そもそもサイドに《氷結界の龍 トリシューラ》や《邪帝ガイウス》へのメタとして投入するならば《神の警告》などのほうが多くの状況に対応でき、モンスターの除去もこなせる。
除外をメインギミックとしたデッキへのメタにしても色々な用途に使いようがある《王宮の鉄壁》の方がまだ使いやすく、相手への影響も大きいだろう。
総じてメタとしては中途半端であり、使いづらいカードとなってしまっている。
ただし、《氷結界の龍 トリシューラ》をフィニッシャーとして使用する【インフェルニティ】や【ガエル】等の対策には有効なカードとなるかもしれない。
上記のデッキでは《インフェルニティガン》や《イレカエル》等による半無限ループにより簡単に《氷結界の龍 トリシューラ》を3体並べて1ターンキルを行ってくる事が多く、特に1ターンキルを開始する前に《ハリケーン》や《大嵐》を使用してくる場合が主なので、魔法・罠カードでは太刀打できない場合も多い。
また、《神の警告》等で最初の《氷結界の龍 トリシューラ》の特殊召喚を阻止しても、2体目・3体目の《氷結界の龍 トリシューラ》と適当なシンクロモンスターを並べられて結局敗北してしまう場合もある。
大抵上記の様なコンボは墓地利用をする場合が多く、《氷結界の龍 トリシューラ》の効果にチェーン発動し墓地の1ターンキルに必要なカードを除外できれば1ターンキルを阻止する事ができる。
また、速攻魔法であるため相手の《ハリケーン》や《大嵐》にチェーンして発動する事ができ、最悪でもそのターン中の《氷結界の龍 トリシューラ》の特殊召喚を躊躇わせる事ができる。
―イラスト関連