*《&ruby(ひょうけっかい){氷結界};の&ruby(かがみ){鏡};/Mirror of the Ice Barrier》 [#d0c306b5]
 速攻魔法
 このターン、相手が発動した効果モンスターの効果によって、
 自分の手札・フィールド上・墓地のカードがゲームから除外される度に、
 以下の効果を適用する。 
 ●手札のカードが除外された場合、
 相手の手札をランダムに2枚までゲームから除外する。
 ●自分フィールド上に存在するカードが除外された場合、
 相手フィールド上に存在するカードを2枚までゲームから除外する。
 ●墓地に存在するカードが除外された場合、
 相手の墓地に存在するカードを2枚までゲームから除外する。

 [[STARSTRIKE BLAST]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[自分]]の[[カード]]が[[相手]]の[[モンスター効果]]で[[除外]]される度に、[[相手]]の同じ場所からも[[カード]]を2枚まで[[除外]]させる。

 [[除外]][[メタ]]となるが、[[モンスター効果]]にしか対応しない。~
 [[《奈落の落とし穴》]]や[[《次元幽閉》]]等に対応できないのである。~
 比較的よく使われる[[効果モンスター]]は[[《異次元の女戦士》]]・[[カオス]][[モンスター]]・[[《邪帝ガイウス》]]・[[《D.D.クロウ》]]辺りだろうか。~
 [[手札]]を[[除外]]する[[モンスター]]に至っては[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]([[禁止カード]])と[[《スナップドラゴン》]]と[[《創星神 sophia》]]しか存在しない。~

 また、[[除外]]を[[無効]]にするわけでなく、[[相手]]も[[除外]]するだけという点なのもマイナス点である。~
 例えば、[[相手]]の[[手札]]が0枚の状態で[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]を出された場合、[[手札]]を[[除外]]されるのは[[自分]]だけである。~
 [[《D.D.クロウ》]]に至ってはそもそも無駄になる可能性が高い上に、使用された場合ですら[[相手]]の[[《D.D.クロウ》]]そのものは[[無効]]とならないため分が悪い取引となりがち。~
 [[《神の警告》]]等の方が[[モンスター]]の[[除去]]もでき、多くの状況に対応できるだろう。~
 [[除外]][[メタ]]としても[[《王宮の鉄壁》]]の方が影響が大きく、使いやすい。~
 総じて[[メタ]]としては中途半端であり、扱いづらく限定的すぎるこの[[カード]]を採用するぐらいなら他を採用した方がいいだろう。~

-[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]を強く意識した[[カード]]であるが、その[[効果]]の[[発動]]に[[チェーン]]しても、意図的に[[除外]]枚数を減らして[[相手]]が最も被害を受けない選択をできるため[[効果]]が薄い。~
役割が被り、選択肢を残さない[[《エフェクト・ヴェーラー》]]を押しのけて採用するのは厳しいものがある。~
せめて[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]の[[効果]]が[[強制効果]]もしくは[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]であれば痛烈な[[カウンター]]となっただけに残念である。~

-[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]すると同時に、[[除外]]を封じる[[《霊滅術師 カイクウ》]]には無力。

-[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]を[[使用]]しているとき、[[相手]]の[[《ならず者傭兵部隊》]]等の[[効果]]で(結果的に)[[除外]]された時には[[効果]][[発動]]できない。~
これは、あくまで[[除外]]しているのが[[《次元の裂け目》]]だからである。~
可能ならば[[【次元ビートダウン】]]でトリッキーな活躍が見込めたかもしれないだけに残念である。

-[[モンスター効果]]にしか対応していないのは、[[お互い]]にこの[[カード]]を[[発動]]し、[[除外]]され続けるという[[無限ループ]]を防ぐためだと思われる。~
[[モンスター効果]]であっても[[チェーンブロック]]を作らない[[効果]]には対応していないため、[[相手]]の[[《閃光の追放者》]]等で[[カード]]が[[除外]]されても[[効果]]は[[発動]]できない。

-この[[効果]]を能動的に使う場合、[[《異次元の狂獣》]]や[[《聖導騎士イシュザーク》]]等、強制的に[[相手]]の[[カード]]を[[除外]]する[[誘発効果]]をもつ[[モンスター]]を[[送りつけ]]て[[自爆特攻]]する必要がある。~

-[[氷結界]]の名を冠するが、[[効果]]に関連性はない。~
とはいえ、例のごとく[[《マジカルシルクハット》]]・[[《聖なる輝き》]]と併用すれば[[《氷結界の守護陣》]]・[[《氷結界の術者》]]等の[[氷結界]][[モンスター]]に関する[[効果]]を持つ[[カード]]と連携できるため、[[カード名]]が無意味ということはない。

-[[イラスト]]に描かれている鏡には、[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]がデザインされている。~
[[マスターガイド3>書籍付属カード]]において、[[氷結界]]はこの鏡を用いて暴走する[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]を封印しようとしたが、結局役に立たず世界を滅亡させてしまったというエピソードが描かれている。~
絶妙に[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]の[[メタ]]になりえないこの[[効果]]は、実はこのエピソードを忠実に反映した結果とも言える。~
のちに[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]は[[禁止カード]]となりますます存在意義がなくなってしまったが、一応この[[カード]]のストーリー上の真価は果たされたと言えるかもしれない。

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では[[氷結界]]の隠し[[デッキ]]に投入されている。~
しかし、[[効果モンスター]]の[[効果]]でこちらの[[カード]]を[[除外]]してくるキャラクターが少なく、ただの[[事故]]要因にしかなっていない。

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#y92122a1]
-[[氷結界]]

―[[イラスト]]関連
-[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]

―《氷結界の鏡》が見られる[[カード]]
-[[《氷結界の伝道師》]]

-[[《ヴェルズ・ウロボロス》]]
-[[《ヴェルズ・オピオン》]]
-[[《ヴェルズ・バハムート》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**対応する[[モンスター]] [#u14efe75]
―[[手札]]
-[[《スナップドラゴン》]]

―[[フィールド]]
-[[《A・O・J アンノウン・クラッシャー》]]
-[[《異次元の女戦士》]]
-[[《異次元の狂獣》]]
-[[《異次元の戦士》]]
-[[《エレキジ》]]
-[[《D.D.アサイラント》]]
-[[《D−HERO デビルガイ》]]

-[[《カオス・ソーサラー》]]
-[[《邪帝ガイウス》]]
-[[《スペースタイムポリス》]]
-[[《聖獣セルケト》]]
-[[《聖導騎士イシュザーク》]]
-[[《天魔神 エンライズ》]]
-[[《ライトレイ ソーサラー》]]

-[[《アーマロイドガイデンゴー》]]

-[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]
-[[《銀河眼の光子竜》]]
-[[《混沌の黒魔術師》]]([[禁止カード]])
-[[《破壊竜ガンドラ》]]

-[[《VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン》]]

-[[《ジャンク・アーチャー》]]

-[[《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》]]

―[[墓地]]
-[[《A・O・J サイクルリーダー》]]
-[[《カードエクスクルーダー》]]
-[[《剣闘獣レティアリィ》]]
-[[《混沌の呪術師》]]
-[[《D.D.クロウ》]]
-[[《ディメンション・ポッド》]]
-[[《ナイトエンド・ソーサラー》]]
-[[《ネオフレムベル・ガルーダ》]]
-[[《ネオフレムベル・シャーマン》]]
-[[《ネオフレムベル・ヘッジホッグ》]]
-[[《破戒僧 ランシン》]]

-[[《闇帝ディルグ》]]
-[[《ホワイト・ホーンズ・ドラゴン》]]
-[[《記憶破壊王》]]

-[[《ガーディアン・エアトス》]]

-[[《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》]]
-[[《闇魔界の竜騎士 ダークソード》]]

-[[《エンシェント・ゴッド・フレムベル》]]

-[[《ヴェルズ・ウロボロス》]]

―[[フィールド]]・[[墓地]]
-[[《陽炎獣 バジリコック》]]

―[[手札]]・[[フィールド]]・[[墓地]]
-[[《創星神 sophia》]]

-[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]([[禁止カード]])

**収録パック等 [#wfa7041a]
-[[STARSTRIKE BLAST]] STBL-JP055 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#c51ccc0e]
Q:この[[カード]]による[[除外]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?[[対象]]をとりますか?~
 また、どのタイミングで行われますか?~
A:いいえ、[[チェーンブロック]]は作られず、[[対象]]にとる[[効果]]ではありません。また、[[発動]]した[[効果モンスター]]の[[除外]]する効果処理が終了後にこのカードの効果で[[除外]]します。(10/07/19)

Q:同じ[[ターン]]に《氷結界の鏡》を2枚[[発動]]した場合、その[[ターン]]に[[カード]]が[[除外]]された場合4枚の[[カード]]が[[除外]]されますか?~
A:いいえ、複数[[発動]]しても重複せず[[除外]]されるのは2枚だけになります。(10/07/26)

Q:1度の[[効果]]処理で[[フィールド]]の[[カード]]が複数[[除外]]された場合、[[除外]]されるのは何枚までになりますか?~
A:その場合でも[[除外]]されるのは2枚までになります。(10/07/31)

Q:1度の[[効果]]処理で[[フィールド]]と[[墓地]]のカードが[[除外]]された場合、[[フィールド]]と[[墓地]]のそれぞれの[[カード]]を2枚まで[[除外]]できますか?~
A:はい、できます。(10/07/31)

Q:[[《マクロコスモス》]][[適用]]中にこの[[カード]]を使いました。~
  [[相手]]が[[《ダークエンド・ドラゴン》]]の[[効果]]を[[発動]]させた場合[[除外]]されますが、この場合どうなりますか?~
A:[[《マクロコスモス》]]によって[[除外]]される扱いであるため、通常の処理以外に何も起きません。(10/07/17)~

Q:[[《閃光の追放者》]]が存在している時にこの[[カード]]を使いました。[[相手]]が[[《ダークエンド・ドラゴン》]]の[[効果]]を[[発動]]させた場合、[[《閃光の追放者》]]の[[モンスター効果]]によって[[除外]]されますが、この場合どうなりますか?~
A:その場合でも[[相手]]が[[発動]]した[[《ダークエンド・ドラゴン》]]の[[効果]]ではなく、[[《閃光の追放者》]]の[[効果]]によって[[除外]]される扱いであるため、通常の処理以外に何も起きません。(10/07/21)

Q:[[相手]]の[[手札]]・[[墓地]]・[[フィールド]]上に[[カード]]が存在しない場合でも[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(12/03/31)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。