氷結界(ひょうけっかい)(かがみ)/Mirror of the Ice Barrier》

速攻魔法
このターン、相手が発動した効果モンスターの効果によって、
自分の手札・フィールド上・墓地のカードがゲームから除外される度に、
以下の効果を適用する。 
●手札のカードが除外された場合、
相手の手札をランダムに2枚までゲームから除外する。
●自分フィールド上に存在するカードが除外された場合、
相手フィールド上に存在するカードを2枚までゲームから除外する。
●墓地に存在するカードが除外された場合、
相手の墓地に存在するカードを2枚までゲームから除外する。

 STARSTRIKE BLASTで登場した速攻魔法
 自分カード相手モンスター効果除外される度に、相手の同じ場所からもカードを2枚まで除外させる。

 除外メタとなるカードだが、主に二つの点で難がある。
 一つ目はモンスター効果にしか使えない対応範囲の狭さで、採用率の高い《奈落の落とし穴》等には対応していない。
 比較的よく使われる効果モンスター《氷結界の龍 トリシューラ》カオスモンスター《邪帝ガイウス》《D.D.クロウ》《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》辺りだろうか。
 しかし、それらのモンスターも現在では必須カードには程遠いため入っていないデッキのほうが多い。
 除去手段を除外以外で固めるデッキは多く、そのようなデッキと当たった場合完全に無駄になる。
 環境を見てサイドデッキに搭載するという考え方はあるが、ピンポイントメタであるため使いたい時に引けるとは限らず安定しない。

 二つ目の難点は、除外無効にしている訳では無いので、発動できても思ったほど有利にならないという点。
 《D.D.クロウ》の場合だと、妨害された自分カードが返ってくるわけではないので、相手墓地カードを2枚除外するだけでは見合っていない。
 カオスモンスター等の場合ならこちらが選ぶ枚数が多いが、こちらもカードを2枚消費しているので(このカード自身を対象にされた場合を除けば)実はアドバンテージが取れていない。
 それなら同じアドバンテージで高い汎用性を誇る《エフェクト・ヴェーラー》や、除外メタとしても《王宮の鉄壁》の方が影響が大きく、使いやすい。
 使い辛い割には決まっても旨味の少ないこのカードの採用は厳しいだろう。

関連カード

イラスト関連

―《氷結界の鏡》が見られるカード

対応するモンスター

手札

フィールド

墓地

フィールド墓地

手札フィールド墓地

収録パック等

FAQ

Q:このカードによる除外チェーンブロックを作りますか?対象をとりますか?
 また、どのタイミングで行われますか?
A:いいえ、チェーンブロックは作られず、対象にとる効果ではありません。また、発動した効果モンスター除外する効果処理が終了後にこのカードの効果で除外します。(10/07/19)

Q:同じターンに《氷結界の鏡》を2枚発動した場合、そのターンカード除外された場合4枚のカード除外されますか?
A:いいえ、複数発動しても重複せず除外されるのは2枚だけになります。(10/07/26)

Q:1度の効果処理でフィールドカードが複数除外された場合、除外されるのは何枚までになりますか?
A:その場合でも除外されるのは2枚までになります。(10/07/31)

Q:1度の効果処理でフィールド墓地のカードが除外された場合、フィールド墓地のそれぞれのカードを2枚まで除外できますか?
A:はい、できます。(10/07/31)

Q:《マクロコスモス》適用中にこのカードを使いました。
  相手《ダークエンド・ドラゴン》効果発動させた場合除外されますが、この場合どうなりますか?
A:《マクロコスモス》によって除外される扱いであるため、通常の処理以外に何も起きません。(10/07/17)

Q:《閃光の追放者》が存在している時にこのカードを使いました。相手《ダークエンド・ドラゴン》効果発動させた場合、《閃光の追放者》モンスター効果によって除外されますが、この場合どうなりますか?
A:その場合でも相手発動した《ダークエンド・ドラゴン》効果ではなく、《閃光の追放者》効果によって除外される扱いであるため、通常の処理以外に何も起きません。(10/07/21)

Q:相手手札墓地フィールド上にカードが存在しない場合でも発動できますか?
A:はい、発動できます。(12/03/31)