*《&ruby(ひょうけっかい){氷結界};の&ruby(りゅう){龍}; グングニール/Gungnir, Dragon of the Ice Barrier》 [#i2b94014]
 シンクロ・効果モンスター
 星7/水属性/ドラゴン族/攻2500/守1700
 チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
 1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、
 捨てた数だけ相手フィールド上のカードを選択して発動できる。
 選択したカードを破壊する。

 [[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]]で登場した[[水属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[手札]]を[[コスト]]に、[[相手]][[フィールド上のカード]]を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[カード]]の種類や[[表示形式]]を問わず、1度に2枚までの[[カード]]を[[破壊]]することができるため、[[効果]]の[[汎用性]]は高い。~
 ただし[[1ターンに1度]]の制限があるため、[[相手]][[フィールド]]を一掃して[[直接攻撃]]を決めた後に[[《冥府の使者ゴーズ》]]を[[特殊召喚]]されると処理できない事態が起こりうる。~
 また、[[《機皇帝ワイゼル∞》]]は最悪の天敵で、この[[カード]]の[[効果]]を[[トリガー]]に[[守備表示]]で出されたら[[戦闘破壊]]もできず、他に対策がなければ[[吸収]]されてしまう。~
 また、「[[墓地に捨てる]]」必要があるので[[《閃光の追放者》]]や[[《マクロコスモス》]]が[[フィールド]]上に存在していると[[効果]]を[[発動]]できない点には注意。~
 その他、2枚の[[破壊]]を行う場合は多くの[[アドバンテージ]]を失うことになるので、[[《スターライト・ロード》]]や[[《大革命返し》]]にも注意したい。~

 [[シンクロ素材]]が指定されているため、[[シンクロ召喚]]には工夫が必要である。~
 [[チューナー]]以外の[[モンスター]]に[[水属性]]が必要なため、[[【水属性】]]なら比較的簡単に[[シンクロ召喚]]が出来るだろう。~
//この[[カード]]を[[シンクロ召喚]]しやすい[[デッキ]]としては、[[【ガエル】]]のような[[水属性]][[モンスター]]が多い[[デッキ]]が該当するだろう。~
 ただし、[[【伝説の都 アトランティス】]]の場合、[[《伝説の都 アトランティス》]]影響下では[[水属性]][[モンスター]]の[[レベル]]が下がるため、[[使用]]する場合は[[レベル]]を考えて[[シンクロ召喚]]する必要がある。~
 [[《コダロス》]]を使用することで[[レベル]]が下がるのは防げるが、その場合よく使用される[[チューナー]]との[[レベル]]があわないためやはり[[レベル]]を考える必要がある。~
 [[《超古深海王シーラカンス》]]の[[効果]]を使えば非常に楽に[[シンクロ召喚]]できる。~
 [[《夜薔薇の騎士》]]から[[《錬金生物 ホムンクルス》]]もしくは[[《ロードポイズン》]]で簡単に[[シンクロ召喚]]できるが[[手札]]消費が激しいのでいまいちである。~

 [[ドラゴン族]]であるため[[【ドラゴン族】]]に投入することで相乗効果を期待できるが、[[水属性]]の[[ドラゴン族]]はかなり数が少なく、[[シンクロ素材]]の制限を満たすのは難しい。~
 しかし、[[除去]]不足の[[【ドラゴン族】]]にとってはありがたく、一度[[シンクロ召喚]]に成功したならば[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]で何度も[[蘇生]]して使い回すことができるため大きな戦力になるだろう。~
 [[シンクロ素材]]の候補は[[《ブリザード・ドラゴン》]]や[[《ドラゴン・アイス》]]などが考えられる。~
// [[《一族の結束》]]を使用する[[【純ドラゴン】>【ドラゴン族】#ue6f36e3]]に於いては[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]以上の活躍も可能だろう。~
 後に紹介する[[《簡易融合》]]を使って[[《E・HERO セイラーマン》]]・[[《E・HERO スチーム・ヒーラー》]]、[[《レア・フィッシュ》]]を使い分けていく手もある。~

 また、この[[カード]]は[[レベル]]7の[[ドラゴン族]]であり、[[《デブリ・ドラゴン》]]に対応していることにも注目したい。~
 [[《デブリ・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[レベル]]3の[[水属性]]を即座に[[特殊召喚]]すれば1枚の[[手札]]から[[シンクロ召喚]]ができることになる。~
 [[融合]]を行う[[デッキ]]の場合、[[【正規融合】]]に投入される[[《沼地の魔神王》]]が有力。~
 この[[カード]]の[[コスト]]として[[融合素材]][[モンスター]]を[[墓地に捨て>墓地に捨てる]]、[[墓地融合]]につなげば無駄が少ない。~
 [[融合]]を特に行わない[[デッキ]]であれば、[[守備力]]が高く[[汎用性]]の高い[[効果]]を持つ[[《スノーマンイーター》]]が強力。~
 このほか1枚で[[シンクロ召喚]]できる[[カード]]としては[[《カメンレオン》]]が存在する。~
 [[海皇]]の一部が対応するため、[[水属性]][[デッキ]]では連携がとりやすい。~

-[[《デブリ・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]可能で、[[シンクロ素材]]にできる[[レベル]]3の[[水属性]][[モンスター]]は、以下の通り。
--[[《雷ウナギ》]]
--[[《雲魔物−ポイズン・クラウド》]]
--[[《玄武の召喚士》]]
--[[《水霊使いエリア》]]
--[[《スターフィッシュ》]]
--[[《スノーマンイーター》]]
--[[《森羅の蜜柑子 シトラ》]] 
--[[《ダークビショップデーモン》]]
--[[《トライポッド・フィッシュ》]]
--[[《ドリル・バーニカル》]]
--[[《沼地の魔神王》]]
--[[《氷結界の破術師》]]

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[[《簡易融合》]]を使っても良いだろう。~
[[《E・HERO セイラーマン》]]・[[《E・HERO スチーム・ヒーラー》]]を[[特殊召喚]]し、[[レベル]]2の[[チューナー]]と共に[[シンクロ召喚]]することができる。~

-[[レベル]]7の[[シンクロモンスター]]には、同[[レベル]]・同[[種族]]で優秀な[[全体除去]][[効果]]を持つ[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]が存在する。~
あちらは[[自分]][[フィールド上のカード]]を巻き込み、こちらは[[手札]]を消耗する。~
だがルール変更により、この[[カードの効果]]を使えずに[[除去]]される場面も多くなってしまった。~
そのため、ほぼ確実に[[除去]]可能な[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]が優先されることも多かった。~
現在は[[海皇]]を[[コスト]]にすることで[[ディスアドバンテージ]]を抑えることができるようになったため、[[水属性]]関連の[[デッキ]]ならばまだまだ活躍できる。~

-「氷結界の龍」「神話に登場する槍の名」と、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]とは名称に共通点がある。~
[[効果]]の方も「[[手札コスト]]で[[除去]]する」点は通じており、あちらと同じく[[壁]][[モンスター]]や[[攻撃宣言]]を[[発動条件]]とする[[罠カード]]に強い。~
一方であちらは[[ドラゴン族]]ではないが、[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]は[[ドラゴン族]]である。~

-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]]が[[絶版]]となってから長い間入手困難であり、シングル価格は高騰する一方であったが、[[GOLD SERIES 2011]]にて[[ノーマル>Normal]]で再録され入手しやすくなっている。~
//余談だが、同パックに封入されている[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]は[[ノーマルレア>N-Rare]]であり、「あちらが当たったと思ったらこの[[カード]]でガッカリした」という事態が頻発した。~

//-同じ「[[氷結界]]の龍」である[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]・[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]が凶悪な[[禁止カード]]であるのに対し、こちらは規制すらされていない。~
//また、[[Hidden Arsenalシリーズ>Hidden Arsenal 3]]のパッケージイラストを飾る事ができていないのもこの[[カード]]だけである。~
//強力ではあるが上記のように競合する[[カード]]も多く、縛りの関係から採用できる[[デッキ]]も限られるため、この待遇はある種[[ネタ]]のように扱われることもある。~
//--その因果かは不明だが、[[ヴェルズ化したこのカード>《ヴェルズ・オピオン》]]は「[[氷結界]]の龍」の[[メタ]]ともいえる性能になっている。~
//これらの記述、必要ですか?

-[[マスターガイド3>書籍付属カード]]において、[[ワーム]]・[[魔轟神]]の侵攻に対し、[[氷結界]]が開放した第2の龍であるという設定が描かれている。~
その力は、一息で千の敵を氷像に変え砕け散らすほどに強力とされており、あちらの世界ではかなり特別な待遇を受けていることがわかる。~

-「グングニール(グングニル/Gungnir)」とは、北欧神話に登場する大神・[[オーディン>《極神聖帝オーディン》]]が所持していたとされる伝説上の槍の名前である。~
トネリコの樹から削りだした柄に[[ドヴェルグ(ドワーフ)>《インフェルニティ・ドワーフ》]]が鍛えた穂先を付けた槍でルーン文字の刻まれた鋼の切先はあらゆる物を貫く事ができた。~
また、投げつけると標的に必ず命中し、すぐさま持ち主の手に戻る魔力を宿しているとされる。~
漫画やゲームなどで武器やキャラクター、必殺技などの名前に使われていたりと、神話武器の中でも知名度は高い。~

-第5回最強カリスマ決闘者決定戦では1回戦第3試合「カーリーなのさvsオモシロ・ジョーク」戦では[[【リチュア】]]を選んだオモシロ・ジョークが使用。~
[[効果]]で[[相手]][[フィールド]]をこじ開け、[[直接攻撃]]を決めた。~
次のジョークの[[ターン]]では3枚の[[伏せカード]]からどれを[[破壊]]するか迷った挙句、[[効果]]を使わずに[[攻撃]]したので[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]によって[[破壊]]された。~
またその後の[[デュエル]]でも度々使用されている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sにおいて「遊星&ジャック&クロウvsレクス・ゴドウィン」戦で遊星が使用した[[罠カード]]《シンクロ・バトン》の[[イラスト]]に[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]・[[《氷結界の虎王ドゥローレン》]]と共に描かれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]] NEXTのアドベンチャーモードのDT世界編、「魔轟神復活!!」に中ボスとして登場。~
[[レイヴン>《魔轟神レイヴン》]]にそそのかされたプレイヤーに眠りを覚まされ、[[ブリューナク>《氷結界の龍 ブリューナク》]]が認めた者の力を確かめるといい勝負を挑んでくる。~
[[攻撃力]]が高くコマンドも[[つきのしょ>《月の書》]]を3つ搭載しており、中々強敵である。~
勝つとすけっと[[モンスター]]としてこの[[カード]]が手に入るのだが、[[《氷結界の交霊師》]]が現れ……。~

**関連カード [#f4b9566a]
-[[氷結界]]

-[[《ヴェルズ・オピオン》]]

-[[《ライトロード・アーク ミカエル》]]

-[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]
-[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]

-[[《極星宝グングニル》]]

-[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]

-[[《スナイプストーカー》]]

―《氷結界の龍 グングニール》の姿の見られるカード
-[[《侵略の汎発感染》]]

-[[《煉獄の落とし穴》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#o353656d]
-[[【海皇】>【海竜族】#r7e1eac6]]

**収録パック等 [#ta21ed1b]
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP040 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[GOLD SERIES 2011]] GS03-JP009 &size(10){([[Gold]])};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP049 &size(10){[[Gold]]};
-[[DUEL TERMINAL −クロニクルII混沌の章−]] DTC2-JP060 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};

**FAQ [#z7fd23df]
Q:[[発動]]時に2枚選択した[[カード]]の内1枚が[[効果解決時]]に[[フィールド]]を離れてこの[[カードの効果]]で[[破壊]]できなかった場合でも残りのもう1枚の[[カード]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、その場合でも残り1枚の[[カード]]は[[破壊]]されます。(08/07/01)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。