*《&ruby(ひょうけっかい){氷結界};の&ruby(りゅう){龍}; ブリューナク/Brionac, Dragon of the Ice Barrier》 [#top] シンクロ・効果モンスター(禁止カード・2017年1月1日から制限カード) 星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 「氷結界の龍 ブリューナク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。 //http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=7548 [[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]]で登場した[[水属性]]・[[海竜族]]の[[シンクロモンスター]]。~ [[氷結界]]の1体であり、[[コスト]]として[[墓地]]へ[[捨てた>捨てる]][[手札]]の数だけ[[相手]][[フィールド上のカード]]を[[対象を取り>対象をとる(指定する)効果]][[バウンス]]する[[起動効果]]を持つ。~ [[モンスター効果]]は[[手札]]を任意の枚数だけ[[捨てる]]ことでその枚数分[[バウンス]]する[[効果]]。~ [[カードの種類]]に指定はないが、[[魔法・罠カード]]や[[下級モンスター]]では[[相手]]の[[ターン]]に再利用されやすく、[[エクストラデッキ]]に戻る[[モンスター]]に対して使用したい。~ [[魔法・罠カード]]を[[バウンス]]して[[直接攻撃]]の補助を行い[[フィニッシャー]]にしてもいいか。~ [[発動]]には[[手札コスト]]が必要で、[[無効]]にされると捨てた枚数分[[ディスアドバンテージ]]になることも考えると慎重に[[発動]]する必要がある。~ [[《ヴォルカニック・バレット》]]など、[[手札]]を増やす[[カード]]と[[コンボ]]すれば、[[手札コスト]]の心配を軽減できる。~ また、[[海皇]]などの[[手札]]から[[捨てる]]ことで[[効果]]が[[発動]]する[[カード]]を[[コスト]]にすれば、[[手札コスト]]を[[メリット]]に変えることができる。~ // 1[[ターン]]内の[[発動]]可能回数に制約がない点も、[[メリット]]の1つになっている。~ // [[カード]]2枚を[[バウンス]]したい場合、[[手札]]2枚をまとめて捨てるより1枚ずつ2回に分ければ、[[《天罰》]]などで[[無効]]にされても被害が少ない。~ // 逆に[[《幽鬼うさぎ》]]を警戒する場合は複数同時に捨てることも考えられる。~ このように強力な[[シンクロモンスター]]だが、弱点も存在する。~ [[攻撃力]]が[[上級モンスター]]としては少し低く、[[戦闘]]ではやや不安が残る。~ また、[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]]が[[発動]]していると、[[手札]]を[[墓地に捨て>墓地に捨てる]]られないので、[[モンスター効果の発動]]すらできなくなる。~ // この[[カード]]と相性が良い[[カード]]も多く存在する。~ // 2[[ターン]]経過した[[《光の護封剣》]]を回収し再利用するのも有効な手である。~ // [[《縮退回路》]]を[[発動]]した状態であれば、[[バウンス]]がそのまま[[除外]]に置き換わり再利用も難しくなる。~ // [[ロック]][[デッキ]]とも相性が良く、[[ロック]]を邪魔する[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]したり、[[自分]]の[[モンスターカードゾーン]]や[[魔法&罠カードゾーン]]で[[腐った>腐る]][[カード]]を[[手札]]に[[戻したり>戻す]]することができる。~ //-[[《天変地異》]]と[[《デーモンの宣告》]]の[[コンボ]]に利用する事もできる。~ //[[《デーモンの宣告》]]を回収し続けることで、1[[ターン]]中に[[ライフ]]がある限り何度でも[[《デーモンの宣告》]]が[[発動]]できる。~ //[[ライフ]]を払いつくす事で[[《自爆スイッチ》]]や、[[《黒いペンダント》]]などを[[手札]]に加え[[《大逆転クイズ》]]を[[発動]]することもできる。~ -後出し限定で考えれば、[[シンクロモンスター]]対決において非常に強力な[[カード]]である。~ [[相手]]の[[フィールド]]上に何体[[シンクロモンスター]]がいようが、[[手札]]のある限り[[1:1交換]]でその大部分を処理できる。~ この[[カード]]の存在ゆえに、[[シンクロ召喚]]を多用する[[デッキ]]同士が戦う場合には、[[フィールド]]上に[[シンクロモンスター]]を残したまま[[相手]]に[[ターン]]を譲るのは極力避け、出すのであればゲームエンドを狙うべきだという風潮が生まれた。~ -大幅な[[エラッタ]]が行われたカードのひとつ。~ 手札を任意の枚数墓地へ捨て、 捨てた数だけフィールド上のカードを選択して発動できる。 選択したカードを持ち主の手札に戻す。 [[エラッタ]]前は[[1ターンに1度]]の制限がなく、[[自分]]の[[カード]]を[[バウンス]]することが可能だった。~ [[自分]]の[[カード]]を[[バウンス]]して再利用することで凶悪なループ[[コンボ]]が可能だったので、この制約は致し方ないだろう。~ -[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]の中では[[禁止カード]]の[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]と並ぶ[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]の代表格であり、[[《レスキューキャット》]]や[[《ゾンビキャリア》]]により容易に[[シンクロ召喚]]できた往時は、[[環境]]に大きな影響を与えていた。~ -この[[カード]]が登場した当時は、[[《早すぎた埋葬》]]を回収し、[[《レスキューキャット》]]の[[効果]]を使いまわす[[コンボ]]が流行した。~ [[《早すぎた埋葬》]]の[[禁止カード]]指定後には、[[《ゾンビキャリア》]]の登場により、[[【アンデット族】]]の弱点であった[[除去]]不足をこの[[カード]]で補った[[【シンクロアンデット】]]が猛威を振るった。~ [[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]で[[制限カード]]となってからも、[[【インフェルニティ】]]や[[【ドラグニティ】]]・[[【魔轟神】]]などで[[無限ループ]]を支える[[キーカード]]として利用された。~ そして、[[海皇]]や[[《水精鱗−アビスグンデ》]]など[[手札]]から[[墓地に捨てる]]ことで[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]が増加し、[[1:1交換]]以上の[[アドバンテージ]]を得られるようになった。~ 上記のような活躍の結果、[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]に[[禁止カード]]に指定された。~ --[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]と共に初めて[[制限カード]]となった[[シンクロモンスター]]である。~ また、[[海竜族]]で初めて規制及び[[禁止カード]]指定を受けた[[モンスター]]でもある。~ --後に同じ[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]に[[バウンス]][[効果]]を持つ[[《獣神ヴァルカン》]]が登場したが、様々な調整が施されて[[無限ループ]]には利用しづらくなっている。~ -他の[[氷結界の龍>氷結界]]はすべて[[水属性]]・[[ドラゴン族]]だが、この[[カード]]のみ[[種族]]が[[海竜族]]である。~ -Vジャンプの対戦動画でも度々登場し、よく「無慈悲な[[氷結界]]」と表現されていた。~ -登場当時は[[シンクロ召喚]]を使用する[[デッキ]]の[[必須カード]]だったが、[[レアリティ]]が高く入手難度が高かった。~ [[GOLD SERIES]]・[[THE GOLD BOX]]・[[DUEL TERMINAL −クロニクルI覚醒の章−]]と何度か再録された事と[[禁止カード]]に指定された事も相まって、現在は入手難易度は高くない。~ --この[[カード]]の人気たるや、登場から1年足らずで「伝説の[[カード]]達」を集めた[[GOLD SERIES]]に収録されるほど。~ [[GOLD SERIES]]のパッケージ[[モンスター]]もこの[[カード]]である。~ --[[THE GOLD BOX]]が発売される時点で既にVジャンプ等において[[禁止カード]]入りすることが公表されており、同作収録のこの[[カード]]はわずか1週間しか使用できなかった。~ -海外パック[[Hidden Arsenal 3]]の解説ページには、[[《氷結界の龍 グングニール》]]は彼の兄であると紹介されている。~ ストーリー上で「三龍」と一纏めにされやすい彼らであるが、これが血縁関係等を示す意味であるかは不明である。~ -「ブリューナク(Brionac)」とは、ケルト神話に登場するとされる武器の1つ。~ 意思を持っており、自動的に敵に向かって飛んでいくとも、投げると稲妻となって敵を貫くとも言われている。~ [[クラウソラス>《A・O・J クラウソラス》]]と共に四種の神器の一つである。~ なお光の神・太陽神ルーが所持していた槍の名前と関連付けられる事もあるが、これらは「虚空の神々」などによって「ブリューナク」という名と共に日本人に独自解釈・創造されたオリジナリティの強いものであり、日本以外では本来は投石器などであったとする見方が強い。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメ5D'sにて「遊星&ジャック&クロウvsレクス・ゴドウィン」戦において遊星が使用した[[通常罠]]《シンクロ・バトン》、「龍亞&龍可vsディマク」戦において龍亞&龍可が使用した[[永続罠]]《リスペクト・シンクロン》の[[イラスト]]に描かれている。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]] NEXTのアドベンチャーモード「シンクロ覚醒!!」でボスキャラとして登場。~ 「[[おおあらし>《大嵐》]]」を3つ持っているものの、1話なのもあってかコマンドをほとんど使用しない。~ プレイヤーキャラのことを「小さきモノ」と言い、事実モンスターの中でも大きなポリゴンである。~ また、「ワームの侵攻!!」をクリアすると、出てきてプレイヤーを褒めてくれる他、すけっとモンスターとしてゲットできる。~ --彼の台詞によれば、[[シンクロ>シンクロ召喚]]とは仲間との絆によって生まれる力であり、使い方をまちがえば、[[世界が終る>《氷結界の龍 トリシューラ》]]とのこと。~ 事実、本来の歴史では部族内の対立の末に呼び出された[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]は暴走し、時の歩みを止めてしまっており、調和が制御に必要な事を窺わせる。~ **関連カード [#card] -[[氷結界]] -[[《赤鬼》]] -[[《強制脱出装置》]] -[[《ポルターガイスト》]] -[[《ヴェルズ・バハムート》]] -[[《ブリューナクの影霊衣》]] ―《氷結界の龍 ブリューナク》の姿の見られるカード -[[《氷結界の交霊師》]] -[[《シンクロ・コントロール》]] -[[《侵略の汎発感染》]] -[[《影霊衣の万華鏡》]] -[[《煉獄の落とし穴》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【シンクロ召喚】]] **収録パック等 [#pack] -[[DUEL TERMINAL −シンクロ覚醒!!−]] DT01-JP031 &size(10){[[Ultra]]}; -[[GOLD SERIES]] GS01-JP010 &size(10){[[N-Rare]],[[Gold]]}; -[[DUEL TERMINAL −クロニクルI覚醒の章−]] DTC1-JP022 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]}; -[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP010 &size(10){[[Gold]]}; **FAQ [#faq] Q:[[戻す]][[カード]]を選ぶのは[[効果発動時]]ですか?[[効果解決時]]ですか?~ A:[[効果発動時]]に選択します。(08/08/02)~ →[[対象をとる(指定する)効果]] Q:『[[《強制接収》]]を[[発動]]後、[[相手]]の[[手札]]無し』の時に戻した[[カード]]はどうなりますか?~ A:[[手札]]に戻った後に捨てた枚数分を[[捨てる]]ことになります。(08/04/01) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《氷結界の龍 ブリューナク》,シンクロモンスター,効果モンスター,モンスター,星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400,氷結界);