*《&ruby(ノスフェラトゥ){不死王};リッチー/Fushioh Richie》 [#r37c5d01]
 効果モンスター
 星7/闇属性/アンデット族/攻2600/守2900
 このカードは通常召喚できない。
 条件を満たした「大神官デ・ザード」を生け贄に捧げる事で特殊召喚できる。
 このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
 表側表示でフィールド上に存在するこのカードを対象にする
 魔法・罠カードの発動と効果を無効にし破壊する。
 このカードがリバースした時、自分の墓地の
 アンデット族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 強力な干渉力を持った特殊召喚アンデット族モンスター。~
サイクル・リバースモンスターで、実質毎ターン《生者の書−禁断の呪術−》が使用出来るのと同じ効果を持つ。~
最大限に活用するならば《生還の宝札》と併用したい所か。~

 対象を取る魔法・罠を無効に出来るため、防御能力が高い点も高評価。~
モンスター効果や《ライトニング・ボルテックス》、《万能地雷グレイモヤ》等に気を付ければ、そのままゲームを終了させる事も可能な程に強力なゲームエンドメイカーである。~
また、一度召喚してしまえば、《生者の書−禁断の呪術−》等で[[蘇生]]させることが出来る様になり、一度破壊されても再利用する事が可能。~

 しかし、とにかく召喚するまでが問題となる。~
召喚手順が複雑で面倒なために、実戦での召喚は非常に難しい。~
キーカードの《大神官デ・ザード》はサーチが難しく、召喚に生け贄が必要な上に魔法使い族なのが最大のネックとなる。~
まあ、「絶望的」…と、言う程ではなく、運次第・プレイング次第では何とかなるレベルの困難さと言える。~

 現実的に使用するのならば、《魂を削る死霊》や《デビルズ・サンクチュアリ》等の生け贄確保用のカードを投入し、《大神官デ・ザード》の召喚を可能な限り容易にするのが無難だろうか。~
《大神官デ・ザード》が一度撃破に成功すれば、ほぼ召喚出来たも同然となるのだが…~

 重ねて言うが、“召喚さえ出来れば”強力なモンスターである。~

-神話・伝承において―~
『ノスフェラトゥ(Nosferatu)』はルーマニア語であり、主に吸血鬼を指す。~
~
『リッチ』とは、「不死化魔導師」と和訳される高位のアンデッドである。~
「永遠の命を得ようとして失敗し、アンデッドになってしまった魔導師」の総称、~
若しくは「悠久の時を得るために自身をアンデッドへと変えた死人使い」の事を指す。~
アンデッドとしては「ヴァンパイア」と並んで高等な存在とされる。~
原型になったキャラモチーフはハムナプトラのイムホテップのミイラ状態である。~
事実デ・ザードは人間態のイムホテップである。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《大神官デ・ザード》]]

-[[《ヴァンパイアジェネシス》]]

**収録パック等 [#a3854992]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP229
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-115
-[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]] PH-00

**FAQ [#qf26a899]
Q:このカードを《大神官デ・ザード》以外の効果で特殊召喚できますか?~
  また、正規の手順で召喚されていないこのカードを[[蘇生]]する事は出来ますか?~

A:正規の手順で召喚されたこのカードを[[蘇生]]・[[帰還]]させる以外は、必ず《大神官デ・ザード》の効果を使用しなければ特殊召喚できません。~