*《&ruby(ふういん){封印};の&ruby(おうごんひつ){黄金櫃};/Gold Sarcophagus》 [#jfe1ac29]
 通常魔法
 自分のデッキからカードを１枚選択し、ゲームから除外する。
 発動後２回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。

　[[ザ・ヴァリュアブル・ブック９　付属カード>書籍付属カード#f2292945]]で登場した[[通常魔法]]。~
　[[デッキ]]から[[カード]]を[[除外]]し、２[[ターン]]後の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時に[[手札]]に加える[[効果]]を持つ。~

　[[《タイムカプセル》]]の弱点を克服した[[上位互換]]であり、タイムラグこそあるものの[[発動]]に成功すれば好きな[[カード]]を[[手札]]に加えられる。~
　[[サーチ]]手段を持たない[[制限カード]]等を軸とする[[コンボ]][[デッキ]]では[[《強欲で謙虚な壺》]]と共に有用な[[サポートカード]]の１つとなる。~

　また、[[《ネクロフェイス》]]や[[《異次元の偵察機》]]、[[征竜]]等の[[除外]]された時に[[効果]]を[[発動]]する[[カード]]との併用で[[アドバンテージ]]が得られる。~
　それ以外の[[モンスター]]の場合も[[《異次元からの帰還》]]や[[《Ｄ・Ｄ・Ｒ》]]等で[[帰還]]させる事ができる。~
//　特に[[《次元融合》]]で[[《混沌の黒魔術師》]]を[[特殊召喚]]すれば、[[《次元融合》]]の回収も可能。~
　当該[[モンスター]]を[[除外]]して[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ボルテック》]]や[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[帰還]]させる事で追撃や[[シンクロ召喚]]にも繋げられる。~

　これらの使用法ならば２[[ターン]]も待つ必要はないものの、[[除外]]ゾーンから[[カード]]が移動するため、[[手札]]に加えられなくなる点には注意。~
　しかし、環境の高速化が進む現在では２[[ターン]]のタイムラグは大きく、[[手札]]に加えた時には状況が一変どころか決着が付いてしまうことも珍しくない。~

　加えて[[表側表示]]で[[除外]]されるので[[サーチ]]した[[カード]]は[[相手]]に知られてしまうのも難点。~
　[[《マインドクラッシュ》]]による[[ハンデス]]の的となる他、[[《異次元からの埋葬》]]による妨害も少なからず発生する。~
　[[モンスターカード]]に限れば[[墓地]][[蘇生]]から利用できるが、前者は一部を除いた[[魔法・罠カード]]を[[墓地]]に落とされると再利用が難しくなるので気を付けたい。~

-この[[カード]]は[[サーチ]]手段としては珍しく[[《ライオウ》]]や[[《手違い》]]に阻害されない利点がある。~

-２回目の[[スタンバイフェイズ]]の[[手札]]に[[加える]]処理は、[[チェーンブロック]]を作らない。~
また、この処理は[[カードの発動]]にも[[効果の発動]]にも該当しない。→[[残存効果]]

-万能の[[サーチ]][[カード]]は[[デッキ]]内に実質[[制限カード]]を複数投入できる事に近い。~
また本来ならば２[[ターン]]待つ事が[[デメリット]]として設定されていたはずだが、[[【ネクロフェイス】]]等で「[[除外]]版[[《おろかな埋葬》]]」として扱われることで無視されてしまった。~
それ故に[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]で[[制限カード]]に指定される事となった。~
その後[[《ネクロフェイス》]]や[[《次元融合》]]、[[《異次元からの帰還》]]等の[[コンボ]]に使える[[カード]]の規制が進んだためか、[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]では[[準制限カード]]に、[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]では[[無制限カード]]に[[制限緩和]]されている。~
その後は[[除外]]された時に[[効果]]を[[発動]]する[[征竜]]を手軽に[[除外]]できる[[カード]]として注目される事となる。~

//--同時期にバランスを取るためか[[《マインドクラッシュ》]]は[[準制限カード]]に[[制限緩和]]されたが、あちらのみ[[制限強化]]される結果となった。~

-初版のこの[[カード]]が入っていた本には、「[[《運命の火時計》]]で[[ターン]]カウントを進めよう」と書かれているが、これは不可能。~
編集部もミスだと気づいたらしく、第２版以降は[[《聖なる魔術師》]]に直されている。~

-登場当時は名前を《黄金の封印櫃》と間違えられる事が多かった。~
これでもほぼ同じ意味で通る事に加えて、下記の原作[[効果]]がまさに「封印する櫃」だった事が原因だと思われる。~
なお[[英語名]]の「Sarcophagus」とは、「石棺」という意味である。

-海外の[[Gold Series 2009]]では、その名の通り[[ゴールドレア>Gold]]で収録された。~
-原作・アニメにおいて―~
「記憶編」における「遊戯vsアテム」戦にて遊戯が使用。~
その形は千年パズルを収めていた箱に似ている。~
原作では指定した[[カード]]を封印することで[[発動]]する[[《禁止令》]]に近い[[カード]]であり、[[相手]]がその[[カード]]を[[発動]]すると[[効果]]が[[無効]]になるものだった。~
しかし、[[《禁止令》]]とは異なり[[自分]]の[[カード]]を封印しなければならないため、単純に使い勝手は劣る。~
遊戯が封印した[[カード]]は[[《死者蘇生》]]であり、アテムが[[《オシリスの天空竜》]]を[[蘇生]]させようとした際、その[[《死者蘇生》]]を[[無効]]にした。~
原作では[[《光の護封剣》]]のように[[フィールド]]に残り続ける[[通常魔法]]だったが、アニメでは辻褄合わせのため[[永続魔法]]となった。~
//しかし、アニメでは[[無効]]にする必要が無かった。
//強制的に無効にするんだから、必要とか関係ないんじゃない？

//--劇場版「遊戯王〜超融合！時空を越えた絆〜」にて遊星が似た[[サーチ]][[効果]]を持つ《希望の転生》という[[カード]]を使用した。~
//こちらは[[発動]]時に[[コスト]]が２枚必要な上、[[モンスター]]しか[[サーチ]]できないが、[[サーチ]]する[[カード]]を[[手札]]に加える段階で選ぶことができる点で勝る。~
//[[《ロードランナー》]]・[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]を[[コスト]]に[[発動]]し、２[[ターン]]後の遊戯の[[ターン]]に[[《ブラック・マジシャン》]]を[[手札]]に加えた。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2007>ゲーム付属カード#zc3eaab5]]では、バグがある。~
[[除外]]した[[モンスター]]を[[《異次元からの帰還》]]などで[[帰還]]させすぐに再[[除外]]すると、この[[カード]]のカウントが[[リセット]]されず[[手札]]にやってくる。　

**関連カード [#h70617d8]
-[[《エレキリム》]]

-[[《タイムカプセル》]]

-[[《強欲なカケラ》]]

-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]

-[[《ヴァイロン・オーム》]]

-[[《エクリプス・ワイバーン》]]

-[[《おろかな埋葬》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#h0091472]
-[[【ネクロフェイス】]]
-[[【ラヴァル】]]
-[[【征竜】]]

**収録パック等 [#i8235faf]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック９　付属カード>書籍付属カード#f2292945]] VB09-JP002 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#s57dd66c]
Ｑ：この[[カードの効果]]で[[《異次元の偵察機》]]を選択した場合、[[エンドフェイズ]]に[[自分]][[フィールド]]上に[[表側攻撃表示]]で[[特殊召喚]]されますか？~
Ａ：はい、[[特殊召喚]]されます。

Ｑ：[[相手]]が[[発動]]したこの[[カード]]を[[《精霊の鏡》]]で[[自分]]へ移し変えることは可能ですか？~
Ａ：この[[カード]]は[[デッキ]]を対象にしているため移し変えることはできません。　

Ｑ：この[[カード]]を使って[[カード]]を選択して[[除外]]し、[[《ネクロフェイス》]]で選択した[[カード]]を[[デッキ]]に戻した場合、２回目の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時にそのカードを[[デッキ]]から[[サーチ]]して[[手札]]に[[加える]]ことができますか？~
Ａ：いいえ、できません。その[[カード]]が[[除外]]状態でなくなった場合、関係は断ち切られます。

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『Ａ：（発売をお待ちください）』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。