*《&ruby(ふうりんかざん){風林火山};/Fuh-Rin-Ka-Zan》 [#df80f0d8] 通常罠 風・水・炎・地属性モンスターが全てフィールド上に 表側表示で存在する時に発動する事ができる。 次の効果から1つを選択して適用する。 ●相手フィールド上モンスターを全て破壊する。 ●相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。 ●相手の手札を2枚ランダムに捨てる。 ●カードを2枚ドローする。 [[RISE OF DESTINY]]で登場した[[通常罠]]。~ 4種類の[[属性]]を[[フィールド]]に揃える事で[[発動]]できる。~ [[発動条件]]が非常に厳しい分、4つの[[効果]]は全て[[禁止カード]]級の[[効果]]を得られる。~ 上から順に[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《いたずら好きな双子悪魔》]]・[[《強欲な壺》]]の[[効果]]と言える。 主に[[《精霊術師 ドリアード》]]との[[コンボ]]で用いられる。~ [[《精霊術師 ドリアード》]][[デッキ]]の[[キーカード]]なので、[[サルベージ]]するために[[《闇の仮面》]]も用意したい。~ [[儀式魔法]]が[[《高等儀式術》]]であっても、[[《精霊術師 ドリアード》]]自身が貧弱なので最低でも2枚の[[手札]]を消費する。~ しかも、[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]には[[ステータス]]が貧弱な[[モンスター]]が多いため、[[《高等儀式術》]]が使いづらい。~ 《風林火山》も含めて3枚を消費し、確実に回復できる[[ディスアドバンテージ]]は2枚。~ 最低でも2枚は[[発動]]させないと確実な回復は図れない。 [[《契約の履行》]]を使えば[[召喚]]の際の[[ディスアドバンテージ]]が1枚減る。~ しかし、[[蘇生制限]]をクリアするためには、一度は[[儀式召喚]]を行う必要がある。 [[相手]]が3体以上の[[モンスター]]か、3枚以上[[魔法・罠カード]]を展開する場面は少ない。~ そのため、[[アドバンテージ]]を得るどころか、[[ディスアドバンテージ]]のない取り引きすら難しい場合も多い。~ さらに、[[《精霊術師 ドリアード》]]自身の[[ステータス]]も貧弱なため、更に1枚の[[ディスアドバンテージ]]となる。~ それ以外の方法では、[[《錬金生物 ホムンクルス》]]を活用する事ができる。~ この際も、[[デッキ]]構築からプレイングまで苦しい思いをするだろうが。~ 安定性は落ちるが、[[イラスト]]のイメージが合う[[【六武衆】]]で使ってみるのも面白い。~ [[六武衆]]は[[《紫炎の足軽》]][[《六武衆推参!》]]や[[サーチ]]カードの存在から展開力があり、6体それぞれの[[属性]]もバラけている。~ [[【戦士族】]]でも[[《切り込み隊長》]]の[[召喚]]補助や[[《一撃必殺侍》]]・[[《コマンド・ナイト》]]等の豊富な[[属性]]からある程度使いやすくなる。~ [[《究極・背水の陣》]]や[[《神剣−フェニックスブレード》]]+[[《異次元からの帰還》]]を使えば、即座に[[発動]]を満たす事ができる。~ 他には、[[【植物族】]]では[[《ローンファイア・ブロッサム》]]が[[炎属性]]、[[《ロードポイズン》]]が[[水属性]]、[[《ギガプラント》]]が[[地属性]]、[[《椿姫ティタニアル》]]が[[風属性]]と、必須とされる[[モンスター]]の[[属性]]が全てばらばらで、また状況に応じて好きな[[モンスター]]を展開する事が可能なため、採用の余地はあるかもしれない。 -[[相手]][[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]の[[属性]]もカウントされる。~ 互いに多様な[[モンスター]]を使う場合、運が良ければ簡単に[[発動]]できる。 -[[《E・HERO エリクシーラー》]]でも勿論[[発動]]できる。~ [[制限カード]]だが[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《E・HERO エリクシーラー》]]の[[召喚]]も容易になった。~ -また、[[霊使い]]で狙うのも一興か。~ [[《精霊術師 ドリアード》]]も採用すれば[[ファンデッキ]]感がさらに倍増する。 -[[チェーンブロック]]は[[発動]]時に作られ、[[効果解決時]]にどの[[効果]]にするか選択できる。 -原作・アニメにおいて―~ アニメGXで、三沢の調整用[[デッキ]]に入っていたのが確認できる。~ しかし、万丈目によって海に捨てられてしまった。 --また、アニメGXの三沢大地が言葉の意味を趣とした、[[属性]]ごとに[[デッキ]]を組んだ6種類の[[テーマデッキ]]を所持(上半身に携帯)している。~ ただし、厳密に[[水属性]]と[[地属性]]をさす言葉がないため、林が[[水>水属性]]、山が[[地>地属性]]と割り当ててある。~ 更にそれに加え「悪の[[闇>闇属性]]に[[光>光属性]]射す」が加わり、「[[&ruby(ふう){風};>風属性]][[&ruby(りん){林};>水属性]][[&ruby(か){火};>炎属性]][[&ruby(いん){陰};>闇属性]][[&ruby(ざん){山};>地属性]][[&ruby(らい){雷};>光属性]]」となる。 -コナミのゲーム作品において―~ [[WORLD CHAMPIONSHIP 2007>ゲーム付属カード#zc3eaab5]]ではイラストの人物が対戦相手として登場。~ 「《風林火山》を[[発動]]し、勝利せよ」というテーマ[[デュエル]]で挑んでくる。~ デッキ名は、この[[カード名]]と同じく『風林火山』。~ [[リクルーター]]も数体用意してある[[デッキ]]なので、油断は出来ない。~ -神話・伝承において―~ 「風林火山(風林火陰山雷)」とは古代中国の兵法書である『孫子』の教えである。~ 曰く、「其の&ruby(はや){疾};きこと風の如く、其の&ruby(しず){徐};かなること林の如く、&ruby(しんりゃく){侵掠};すること火の如く、知り難きこと陰の如く、動かざること山の如く、動くこと雷霆の如く…」~ [[イラスト]]の元ネタは日本鎧があることから武田信玄の旗印だろう。~ --ちなみに、「風林火山」の旗を使ったのは武田信玄が最初ではない。~ 信玄よりも約200年前、南北朝時代の北畠顕家なる人物が最初である。~ 彼は軍記書物の中で名将として親しまれており、信玄も彼の旗を参考に自分の旗を使ったのだという。 **関連カード [#kc872b80] -[[《サンダー・ボルト》]] -[[《ハーピィの羽根帚》]] -[[《いたずら好きな双子悪魔》]] -[[《強欲な壺》]] -[[《エレメンタルバースト》]] **収録パック等 [#p3e14a17] -[[RISE OF DESTINY]] RDS-JP055 -[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP115 **FAQ [#a7ea567b] Q:[[宝玉獣]]が[[魔法&罠カードゾーン]]にあるときでも[[発動条件]]につかえますか?~ A:[[魔法&罠カードゾーン]]の[[宝玉獣]]は[[永続魔法]]扱いなので、使えません。