*《&ruby(サロス=エレス・クルヌギアス){閉ザサレシ世界ノ冥神};》 [#top]
 リンク・効果モンスター
 リンク5/光属性/悪魔族/攻3000
 【リンクマーカー:上/右上/右/下/右下】
 効果モンスター4体以上
 このカードをリンク召喚する場合、相手フィールドのモンスターも1体までリンク素材にできる。
 (1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
 相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
 (2):リンク召喚したこのカードは、
 このカードを対象とする効果以外の相手が発動した効果を受けない。
 (3):1ターンに1度、墓地からモンスターを特殊召喚する効果を含む、
 魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
 その発動を無効にする。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://youtu.be/tADIRRrvi5M

 [[BLAZING VORTEX]]で登場する[[光属性]]・[[悪魔族]]の[[リンクモンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]1体も[[リンク素材]]に利用できる[[効果外テキスト]]、[[リンク召喚に成功した]]場合に[[相手]]の[[表側表示]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にする[[効果]]、[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]以外の[[相手]]の[[発動]]した[[効果を受けない]][[効果]]、[[モンスター]]を[[蘇生]]する[[効果]]を含む[[効果の発動]]を[[無効]]にする[[効果]]を持つ。

 [[リンク]]5で4体以上の[[リンク素材]]を要求するため非常に[[重い]]が、[[効果外テキスト]]により[[相手]][[モンスター]]も1体まで[[リンク素材]]にできる。~
 素材の指定も[[効果モンスター]]と緩く殆どの[[相手]][[モンスター]]を[[リンク素材]]として[[耐性]]などに邪魔されずに処理できる。~
 ただそれでも3体以上の[[モンスター]]は自前で展開する必要があるため、ある程度の展開力は求められる。~
 そこまでの展開できれば大抵の場合は[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]や[[《アクセスコード・トーカー》]]などの[[リンク]]4の[[モンスター]]も[[リンク召喚]]可能であり、それらで[[除去]]できる可能性も高い。~
 一方3体以上の[[モンスター]]は自前で展開する必要があるため、ある程度の展開力は求められる。~
 そこまでの展開力がある[[デッキ]]の場合は[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]や[[《アクセスコード・トーカー》]]などの[[リンク]]4の[[モンスター]]も[[リンク召喚]]可能である場合が多く、それらで殆どの[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]できる場面も多い。~
 なお、[[リンク]]2の[[効果モンスター]]が[[相手]][[フィールド]]に存在する場合は、[[自分]]が用意する[[効果モンスター]]は3体で済む。~
 [[【イビルツイン】]]は展開力が高いが、[[悪魔族]]以外の[[モンスター]]が出せなくなることも多いため、最終盤面に展開する[[モンスター]]として選びやすい。~
 とはいえ、この[[カード]]の[[特殊召喚]]を不用意に狙うと5体の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を行う可能性が高く、[[《原始生命態ニビル》]]を使われかねない点は注意。~
 [[【イビルツイン】]]は展開力が高いが、[[悪魔族]]以外の[[モンスター]]が出せなくなることも多いため、下記の(1)(2)(3)の[[効果]]を考慮すると最終盤面に展開する[[モンスター]]としては申し分ない性能といえる。~
 とはいえ、この[[モンスター]]の[[リンク召喚]]を狙う過程で5体の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を行う場合が多いので、[[相手]]から[[《原始生命態ニビル》]]を使われかねない点は注意する必要がある。~

 (1)の[[効果]]は[[相手]][[フィールド]]の[[表側表示]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]化する[[効果]]。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[効果]]を[[無効]]にすることでその[[ターン]]の行動を妨害されることを防げる。~
 (2)の[[耐性]]もあるため、[[《天罰》]]など[[対象をとらない効果]]には妨害されないが、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《無限泡影》]]など[[効果]][[無効]]には[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]のほうが多く、それらの妨害は防げない点は注意。~
 なお[[無効]]化は永続であるため、次の[[ターン]]以降も無力化しておける。~

 (2)は[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]以外の[[相手]]の[[効果を受けない]][[効果]]。~
 非常に珍しい[[効果]]であり、通常では防ぐのが難しい[[《冥王結界波》]]・[[《禁じられた一滴》]]・[[《超融合》]]ですらこの[[カード]]には[[効果]]がない。~
 ただ、[[除去]]や妨害で最も多い[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]には[[耐性]]を持たないので、純粋な[[耐性]]と言う面では些か不安。~
 [[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]に対する防御手段には[[《スキル・プリズナー》]]など汎用手段も存在するので、そちらと併用して補えれば尚良い。~

 (3)は[[蘇生]]を含む[[効果の発動]]を[[無効]]にする[[効果]]。~
 [[ノーコスト]]であり[[蘇生]]を用いる[[デッキ]]は多いため、[[汎用性]]の高い妨害[[効果]]と言える。~

-「自分フィールドのモンスターを素材として」と[[テキスト]]にある[[《I:Pマスカレーナ》]]や[[《星遺物からの目醒め》]]の[[効果]]で[[リンク召喚]]する場合、[[効果外テキスト]]を[[適用]]できるかは発売後の[[裁定]]待ち。~
なお、これらの[[カードの効果]]で[[手札]]の[[《マイクロ・コーダー》]]を[[リンク素材]]とする事は可能との裁定が出ている。~
//https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=22779&keyword=&tag=-1
//マイクロ・コーダーはルール効果でこちらは効果外テキストなので裁定が違う可能性もあるが参考までに
また、同様に「自分フィールドのモンスターを素材として」[[エクストラデッキ]]からの[[特殊召喚]]を行う[[《フォーミュラ・シンクロン》]]などを[[《シンクロ・マテリアル》]]と併用した場合、[[相手]][[モンスター]]も素材に使用することができる。~

-上記の通り、[[相手]][[フィールド]]に[[リンク]]2の[[効果モンスター]]が存在する状況では、こちらが要求される負担は[[効果モンスター]]1体分下がる。~
即ち[[リンク]]2の[[効果モンスター]]は他の[[リンクモンスター]]に比べてやや[[除去]]されやすくなったという事であり、ある種の[[デメリット]]を負う形になったと言える。~

-[[リンク素材]]の[[縛り]]に「4体」という[[テキスト]]が見られる初の[[カード]]。~
なお、5体指定ならばこれ以前に[[《L・G・D》]]が存在した。~

-[[効果外テキスト]]で[[相手]][[モンスター]]を[[リンク素材]]にできると記された初めての[[リンクモンスター]]。~
[[相手]][[モンスター]]を素材とする[[リンク召喚]]自体は[[破械神]]が最初だが、あちらは[[効果]]処理によるものなので、こちらとは意味合いが異なる。~

-[[カード名]]のルビはシュメール語であり、「サロス」は3600を、「エレス」は女王を、「クル・ヌ・ギ・ア」は冥界を意味する。~
「ギアス」に関しては[[《ファイナル・ギアス》]]を参照。~
--[[イラスト]]の背景に日食と思われる様子が描かれていることから、日食・月食が発生する「サロス周期」を意味している様である。~
クル・ヌ・ギ・アは、『ギルガメッシュ叙事詩』や『イシュタル(イナンナ)の冥界下り』によると、食事は粘土で埃が御馳走、住む者たちは翼のようなものが付いた着物を着て、暗く乾燥していて光を見ることもないという酷い世界であるとされる。

-シュメール語由来で女王の名前を持つ冥界の女神ということでモチーフはメソポタミア神話の冥界の女神・エレシュキガルか。~
その名前は「冥界の女王」の意味を持ち、クル・ヌ・ギ・アを支配していたが、時代が進むにつれてその役割は夫の冥界神・[[ネルガル>《堕天使ネルガル》]]に引き継がれ、次第にネルガルの伴侶の神として扱われることの方が多くなっていった。~
//同じくメソポタミア神話の豊穣の女神・イシュタルとは姉妹関係であったが姉妹仲は悪く、夫のドゥムジを冥界から連れ戻そうと(あるいはエレシュキガルの領土である冥界を奪おうと)して冥界に下ってきたイシュタルの身ぐるみを全て剥いだうえで殺害している。~
//後にメソポタミアの神・エアによってイシュタルは息を吹き返すが、身代わりを用意しないと地上には戻れず、ドゥムジとその姉妹を交代で冥界に拘留させることで地上に復活したという。~
//なお、イシュタルがエレシュキガルに殺害された際、イシュタルは性愛も司っていたため、地上の野生動物は繁殖行動をやめてしまったとも伝えられている。~
//イシュタルとの関連を書く必要はないと思うが

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//**関連カード [#card]

//―《閉ザサレシ世界ノ冥神》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[BLAZING VORTEX]] BLVO-JP050 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[Prismatic Secret>Secret#PS]],[[Holographic]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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