永続罠 相手がドローフェイズ以外でカードをドローした時に発動する事ができる。 その後、相手がドローフェイズ以外でカードをドローする度に、 自分のデッキからカードを2枚ドローする。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した永続罠。
相手のドローに反応してドロー加速を行う効果を持つ。
一見ドロー効果に対するメタとも読めるが、後述する発動の難しさによりメタとしては不完全。
むしろ、《魔宮の賄賂》などの相手にドローさせるデメリットを持つカードを自分が使うことで、ドローエンジンに変換させるためのカードと考えたほうが良い。
一度発動に成功さえすれば、魔法・罠カードは《魔宮の賄賂》、モンスター効果や攻撃は《皆既日蝕の書》で封じつつドローを行うことができ、極めて強固な布陣を敷くことができる。
このカードのサーチ手段が乏しいのは辛いが、《手札抹殺》などの手札交換を駆使して手早く手札に加えたい。
手札交換カードと相性の良い【暗黒界】や【デッキ破壊】と組み合わせるのもよいだろう。
変わったところでは、相手の手札が増えたところで《大暴落》を発動すれば、相手の手札を大幅に減らしつつドローまでできる。
以上のように、専用デッキを組めばかなりの活躍が見込めるカードだが、「時の任意効果」ゆえにカードの発動時にタイミングを逃しやすい、カードの発動時にはドローできない等、ルール上ややこしい処理を持つ。
そのため、利用する場合には、あらかじめこれらを把握しておく必要がある。
以下、その処理について詳しく述べる。
Q:このカードには「その後」と記述でありますが、この「その後」というのは、「次のカードを発動してから」という意味なのでしょうか?
A:はい、具体例的には以下のような流れになります。
Q:2枚ドローする効果はチェーンブロックを作りますか?
A:チェーンブロックを作りません。(14/08/30)
Q:お互いにこのカードを発動済みの場合、両者の効果が交互に発動し、無限ループとなりますか?
A:はい、なります。(09/01/03)
お互いにカードをドローし続け、先にデッキ切れとなったプレイヤーがデュエルに敗北します。(09/01/28)
Q:自分が2枚、相手が1枚《便乗》を表側表示でコントロールしています。
自分がドローフェイズ以外にカードをドローした時、どうなりますか?
A:相手プレイヤーが《便乗》の効果によって2枚ドローする毎に、自分は4枚カードをドローします。(09/01/28)
またこの場合、自分は《便乗》2枚で2回分のドローをしているので、次に相手は《便乗》1枚で2回分のドローを行い、それに対し自分は《便乗》2枚でそれぞれ2回分のドローをすることとなり、結果的にドローする枚数は次第に増えていくことになります。(12/09/28)
Q:このカードが自分フィールド上に表側表示で存在している時に、相手がチェーン1で何らかの効果、チェーン2で《強欲な瓶》を発動した場合、自分はどのタイミングでドローを行いますか?
A:《強欲な瓶》の効果処理時に相手がドローした時、チェーン1のカードの効果処理前に《便乗》の効果で2枚ドローします。(14/09/03)
Q:《暗黒界の取引》のようなドローの後に別の一連の処理が入るカードは、どのタイミングでこのカードの効果によるドローを行いますか?
A:そのカードの効果処理を全て終えた後です。(14/09/04)
Q:このカードが自分フィールド上に表側表示で存在している時に、相手がチェーン1で《強欲な瓶》、チェーン2で《八汰烏の骸》と発動し、ひとつのチェーン処理で2回ドローした場合、ドローした回数分《便乗》の効果によりドローしますか?
A:はい、ドローした回数分《便乗》の効果によりドローします。(12/09/28)
Q:《一時休戦》で自分と相手がドローをし処理が終了しました。
このタイミングで「チェーン1:セットされた《便乗》の『カードの発動』」「チェーン2:セットされた2枚目の《便乗》の『カードの発動』」とチェーンを組むことは可能ですか?
A:はい、組むことができ2枚とも発動できます。(17/11/01)