墓荒(はかあ)らし/Graverobber》

通常罠
相手の墓地にある魔法カード1枚を選択し、
ターン終了時まで自分の手札として使用する事ができる。
その魔法カードを使用した場合、2000ポイントのダメージを受ける。

 Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した通常罠
 相手墓地魔法カードを使用できる効果を持つ。

 類似効果を持つ《二重魔法》と比較すると、むこうは魔法カードであり速攻性が高いこと、魔法カードコストにするといった特徴がある。
 逆にこのカードは、罠カードであること、使用する際に大きなダメージを受けることといった特徴がある。
 総じて相互互換と言えるだろう。

 普通に発動すると大ダメージを受けてしまうため、主に相手墓地を一時的に減らすのに用いられる。
 相手サルベージ効果チェーンすれば不発にできる。
 07/09/01で最高の魔法サルベージ役である《聖なる魔術師》制限カードに復帰したため、採用を考える余地があったのだが08/03/01で再び禁止カードとなった。
 もっとも、今となってはその役目すら完全に《D.D.クロウ》に奪われてしまうが。

 相手カード自分手札として活用しようにも、現在の環境では最初から魔法カードを入れていた方が汎用性が高いため、使用率は極端に低い。
 また、例え相手カードを使用するにしてもターン終了時までというリミットがあるため、発動しようにもセットしようにも自分ターンでしかそれらの行動が行えない。
 つまり罠カードである利点が活かしづらく、さらにそのターン中に使い切らなければならないため発動タイミングが限られるので、《二重魔法》以上に扱いづらい。

 《デス・ウォンバット》《ピケルの魔法陣》《サイバー・ジラフ》《ハネワタ》を併用する事で、ダメージを受けずに使える。
 だが《デス・ウォンバット》以外の3枚を使う場合、手札を1枚消耗してしまうため、結果《二重魔法》に並んだ程度になり損失感は否めない。
 《レインボー・ライフ》《マテリアルドラゴン》ダメージ回復にする事もできる。
 また、《ブラックフェザー・ドラゴン》にカウンターを乗せてダメージを回避する方法もある。

関連カード

相手カード自分手札加えることが出来るカード(またはその逆)

《寄生虫パラサイド》ドローした時に場に特殊召喚されてしまうが、このカードの本来の持ち主《闇の指名者》を使用すれば手札に加えさせることが可能。
詳しくは各カードのページを参照。

―《墓荒らし》が見られるカード

収録パック等

FAQ

Q:このカード相手墓地魔法カード手札に加えた後《リロード》発動した場合どうなりますか?
A:手札カードを元々の持ち主デッキに戻し、デッキに戻した枚数分のカードドローします。(09/01/03)

Q:《墓荒らし》で手札に加えた相手魔法カード《エクスチェンジ》相手に返した場合、その魔法カードはその後どのように扱われるのでしょうか?
A:《墓荒らし》の効果によって、手札に加えた魔法カードを、《エクスチェンジ》効果によって相手手札に加えた場合、元々の持ち主手札に加わった魔法カードは、エンドフェイズ時に墓地へ送られず、2000ポイントダメージを受ける効果も適用されません。(08/12/04)

Q:《墓荒らし》で手札に加えた魔法カードセットした場合、エンドフェイズに相手の墓地に戻りますか?
A:《墓荒らし》の効果によって、手札に加えた魔法カードセットし、同一ターン中に使用しなかった場合、エンドフェイズ相手墓地へ戻ります。(08/12/04)

Q:このカード効果で手札に加えた魔法カードセットし、そのカード《非常食》コスト墓地へ送った場合はダメージを受けますか?
A:はい、ダメージを受けます。(10/09/09)

Q:このカード効果で手札に加えた魔法カード《モノケロース》の自身の特殊召喚の手順により除外した場合ダメージを受けますか?
A:はい、受けます。(10/06/29)

Q:このカード効果で手札に加えた魔法カード《暗黒界の雷》等の効果処理によって捨てる場合ダメージを受けますか?
A:いいえ、受けません。(10/06/29)

Q:このカード効果で《死者蘇生》手札に加え、それによって《ブラックフェザー・ドラゴン》蘇生した場合、ダメージを無効に出来ますか?
A:効果ダメージを受ける厳密なタイミングについては調整中。(11/11/28)