墓荒(はかあ)らし/Graverobber》

通常罠
相手の墓地にある魔法カード1枚を選択し、
ターン終了時まで自分の手札として使用する事ができる。
その魔法カードを使用した場合、2000ポイントのダメージを受ける。

 Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した通常罠
 相手墓地魔法カードを使用できる効果を持つ。

 類似効果を持つカードとして、相互互換の関係にある《二重魔法》が存在する。
 あちらは魔法カード故に即効性が高い反面、手札コストとして魔法カードを要求する。
 こちらは罠カードのため遅いが、ターン終了時までは回収した魔法カードを保持することもでき、手札コストが不要な代わりに、魔法カード使用時に大きなダメージを受ける。

 魔法カードサルベージする効果自体は決して弱くはないのだが、相手依存の面が大きいのが難点。
 特に現在の環境デザイナーズデッキが主流であり、それらでは専用の魔法カードが投入されるため、相手魔法カード自分デッキで活用できるとは限らない。
 また、ターン終了時までという制限もあるため、デッキを問わない効果だとしても永続魔法などではほとんど役に立たず、狙い目となるカードが少ない。
 以上のことから、同等のテーマ性を持つデッキと対峙したミラーマッチを想定してサイドデッキに潜ませることで、相手の強力サポートカードを逆利用してしまう扱い方が最も適している。
 相手サルベージ効果を妨害する目的で使用することも考えられるが、その目的であれば魔法カード以外にも対応する《D.D.クロウ》の方が汎用性が高い。

 仮に強力なカードを回収できたとしても、そのカード使用すると大ダメージを受けてしまう。
 《デス・ウォンバット》などでダメージ無効化したり、《レインボー・ライフ》などでライフ回復に変換したりすることもできるが、カード消費が増えてしまう。
 何より、このコンボのためだけにデッキの枠を割くかは考えどころである。
 むしろそれらのカードを採用するデッキに、隠し味としてこのカードを投入したほうが無難である。
 安定して運用できるものとしては、《DDD反骨王レオニダス》を採用したデッキが挙げられる。

関連カード

相手カード自分手札加えることができるカード

―《墓荒らし》が見られるカード

収録パック等

FAQ

Q:選択した相手カード自分手札に加えますか?(テキスト手札にあるものとして扱うだけとも受け取れるため)
A:はい、手札に加えて使用します。しかし、トラブルを避けるために持ち主が分かるように管理しても構いません。(15/03/13)

Q:このカード相手墓地魔法カード手札に加えた後《リロード》発動した場合どうなりますか?
A:手札カードを元々の持ち主デッキに戻し、デッキに戻した枚数分のカードドローします。(09/01/03)

Q:《墓荒らし》で手札に加えた相手魔法カード《エクスチェンジ》相手に返した場合、その魔法カードはその後どのように扱われるのでしょうか?
A:《墓荒らし》の効果によって、手札に加えた魔法カードを、《エクスチェンジ》効果によって相手手札に加えた場合、元々の持ち主手札に加わった魔法カードは、エンドフェイズ時に墓地へ送られず、2000ポイントダメージを受ける効果も適用されません。(08/12/04)

Q:《墓荒らし》で手札に加えた魔法カードセットした場合、エンドフェイズ相手墓地に戻りますか?
A:《墓荒らし》の効果によって、手札に加えた魔法カードセットし、同一ターン中に使用しなかった場合、エンドフェイズ相手墓地へ戻ります。(08/12/04)

Q:このカード効果手札に加えた魔法カードセットし、そのカード《非常食》コスト墓地へ送った場合はダメージを受けますか?
A:はい、ダメージを受けます。(10/09/09)

Q:このカード効果手札に加えた魔法カード《モノケロース》の自身の特殊召喚の手順により除外した場合ダメージを受けますか?
A:はい、受けます。(10/06/29)

Q:このカード効果手札に加えた魔法カード《暗黒界の雷》等の効果処理によって捨てる場合ダメージを受けますか?
A:いいえ、受けません。(10/06/29)

Q:このカード効果《死者蘇生》手札に加え、それによって《ブラックフェザー・ドラゴン》蘇生した場合、ダメージ無効に出来ますか?
A:蘇生した後に効果ダメージを受けるので無効にできます。(14/11/22)

Q:自分ライフが2000以下の時に、相手墓地《死のメッセージ「H」》自分手札としました。
  《ウィジャ盤》効果でこの《死のメッセージ「H」》フィールドに出した場合、2000ダメージを受けて敗北となりますか?
  それとも《ウィジャ盤》効果で勝利となりますか?
A:ご質問の状況の場合、先に《ウィジャ盤》の勝利条件を満たした事で、デュエルに勝利します。(14/10/16)